河内タカのレビュー一覧

  • 芸術家たち 2 ミッドセンチュリーの偉人 編

    Posted by ブクログ

    アメリカの黄金期、ミッドセンチュリーを彩った偉人たちを紹介する本。まずは、ハーマンミラー社。イームズのイスを作っているわけだが、とりわけイームズはどれだけ座っていても疲れない、計算し尽くされた良さがある。フローレンスのノルが運営したノル社には、チューリップチェアーやバルセロナチェアーなど、非常に有名な作品もある。ジャコメッティを撮りおろしたハーバート・マターも米で活躍した写真家。ニール・フジタも忘れてはいけない、マイルスのレコジャケ。
    こうしたアメリカの経済成長とともに発展した、デザインと建築。日本のようなサステナ、物を大切にする文化がないだけに、それはそれでと思う。

    0
    2020年12月26日
  • 芸術家たち 建築とデザインの巨匠 編

    Posted by ブクログ

    「絵画を見るように、同じ美術館で建築やデザインを見る体験」というのが目から鱗な考えでした。アートに関心はあったものの、建築、家具、工芸、美術などが地続きで調和しているものっていう意識が無かったので一気に世界が広がった気がします。というのは建築に詳しくない僕だからだと思うのですが、「画家が自画像を描くように、建築家が設計し長く住んだ家は、間違いなく彼らの本質や素顔を最もストレートに表しているはず」という著者による建築家の自邸を中心とした解説は初心者の導入に向いていて、写真を調べながら読むのが楽しかったです

    0
    2020年07月04日
  • 芸術家たち 2 ミッドセンチュリーの偉人 編

    Posted by ブクログ

    「あのチェアはこの人が!」と実は知らなかったデザイナーやアーティストが次々と登場して楽しい。いちばん素敵だったのは、映画の舞台になった建築を手がけたジョン・ロートナー、『めまい』のポスターをデザインしたソール・バスを知れたこと。建築、家具、アートやグラフィックまで幅広いので飽きない。映画から知る建築や家具って見方もあるなぁと思いはじめた。

    0
    2021年02月11日