ある書評であまりよく書かれていなかったので、読んでみた。その書評はもう手元にないが、子どもに向けたメッセージとして不適切、という内容だったかと思う。
人生の終盤に、命を懸けられるものに出会った…それだけでじんざは寂しさや疲れや諦めといった負の感情から逃れられたのではないか。
自分も人生の折り返し地点に来たせいか、じんざに自分の将来を重ねて見たのかも。
命を投げ出すことを美化するのは好きではないが、自分の命を投げ出して孫を救うことができたら、きっと私は不幸には思わないだろう。そういうことではないだろうか。