紀谷圭吾のレビュー一覧
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雰囲気はあるけれど
何とも独特な雰囲気の作品。
まず、絵が独特。
決してうまくはないけれど、味のある絵。
ヒロインのしもぶくれ感などは、ちょっとゆうきまさみを連想させる。
(ただし、ゆうきまさみの方がずっとうまい)
ストーリーはいきなりのSF超常現象系。
それに関しては悪くはないけれど、様々な描写がちょっと現実的ではない。
例えば2話目の隕石衝突。
あんな巨大なものが衝突したら、周囲数百キロが吹き飛ぶレベルだと思う。
また、その直後の2人が衝撃から逃げている絵も、月があのサイズで見える距離とすれば上空何十㎞のレベルで、宇宙空間であんなところまで飛ばされたら戻れないだろうに。
タイトルの意味はかなりエモいし、雰囲気はいいんだけど…、煮詰めが甘く雑な作品の予感。
あと、売り方。
単話を更に前編後編に分けており、1巻あたり20Pもない。
2話後半など実質15Pであり、これでは税込み143円でもかなり割高。
大手出版社のマンガで200P700~800円程度が平均とすれば、本作は200Pに直すと1800円前後にもなってしまう。
それだけのお金をかけてまで読む価値があるかと言えば…ないと思う。