仲町鹿乃子のレビュー一覧

  • わたしと隣の和菓子さま

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    ネタバレ

    高校生活最後の一年間に詰め込まれた慶子さんと「和菓子さま」の和菓子と青春、そして恋の物語。
    地の文でのキャラクター名が全て「さん」「君」付けに作者さまの優しさが滲み出ている気がした。
    (かといって、ですます体でもないので、くどさはなくて読みやすい)

    家庭の都合で、高校三年間のうちの二年間、青春らしい青春を経験できなかった慶子さん。
    「和菓子さま」との出会いから、諸々丸め込まれて、高校三年になってから剣道部に所属することに。
    幸いエスカレーター式の学校なので、外部受験をしなければ、今からでも受験勉強をせず部活動に専念できる環境。
    青春の遅れを取り戻すべく、慶子さんは部活動にのめり込んでいく。

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    2022年06月25日
  • 代官山あやかし画廊の婚約者 ゆびさき宿りの娘と顔の見えない旦那様

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    ネタバレ

    意地悪なお隣さんしんど…。
    恵茉ちゃんは傷を抱えてグラグラしながらも、根っこがちゃんとしてて、おじいちゃんの偉大さがうかがえる。

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    2024年03月02日
  • 代官山あやかし画廊の婚約者 ゆびさき宿りの娘と顔の見えない旦那様

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    怪奇現象を起こす絵を鎮めるために絵の望む菓子を専門的に作る「ゆびさき宿り」の少女と狐面で顔を隠した婚約者殿とのミステリ要素あり、怪異もあり、勿論美味しいお菓子もありの要素盛りだくさんの物語。
    絵とお菓子の組み合わせが最初は不思議だったが、故人である作者の思い出や意志に関わるお菓子と思えば、ミスマッチではないのかなと感じた。
    様々な想いや縁が込められた絵が様々なパターンが出てきて面白かった。
    絵を鎮めるのに失敗するパターンがあったのにも驚いたり(これは後程リベンジがある)
    そして、これまでの依頼で培ってきた縁が最後の強敵すぎる絵との対決に活きた展開も印象的だった。
    支流が集まって本流になる興奮と

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    2023年09月30日
  • わたしと隣の和菓子さま

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    なんとも言えない、むずむずするような可愛らしさ。
    慶子さんも和菓子さまもすごく筋の通ったふたりで、時に頑固かとも思えるような一途さがあります。
    ふらりと立ち寄れる路面店の和菓子屋さんがあるというのもとても羨ましい。(私の地元の和菓子屋さんは後継者が居なくてお店を畳まれたので)

    四季折々の和菓子たちやその意味、知らなかったことも沢山あって、和菓子により興味が湧きました。

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    2023年03月06日
  • わたしと隣の和菓子さま

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    ネタバレ

    主人公を「慶子さん」と書いてあることに、まずビックリしました。他の小説だとだいたい呼び捨てか、主人公目線なので「私」とかなんですが…
    でも、「慶子さん」と呼ばれるのに納得するほど純粋な女子高生でした!
    まさか、この子が剣道部?と意外な組み合わせですが、この組み合わせがいいんですよね!

    高校生活最後の1年間が描かれていて、とても濃厚な1年間でした!
    初めての出会い、恋にキュンキュンしたり…
    恋に気づくのは最後の方ですが…
    登場する和菓子もどれも美味しそうで、実際に食べたくなりますね!

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    2022年08月10日
  • わたしと隣の和菓子さま

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    すごく良かった。
    人物造形が素敵。
    さらっとしてて、嫌味がない。
    剣道部の部員たちもみんな良い。
    和菓子へのときめき?あこがれ?も丁寧に伝わり、これからは和菓子屋さんの見つけたら気になってしまうな。
    とても、ほっこりするお話を読めた。

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    2025年06月08日
  • わたしと隣の和菓子さま

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    主人公の記載が「慶子さん」。えっ?という感じだったけど、本当にそんな感じのいい子です。師匠からあんこを受け取るところところ、千羽鶴のことについて鈴木君に語るところとかにも、彼女の性格が表れていて、良かったです。周囲のみんなから愛されるし、もう、最初から和菓子屋さんの若女将確定な感じ。常盤さんについていった告白現場のエピソードも驚いたけど、最後になって和菓子さまが、初めて名前呼ばれたとつぶやいたのも驚きました。。普通、そっちの意味じゃないよね。まだまだ二人のことを読み足りないです。。

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    2022年06月22日