伊藤理恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
SHARP BRAIN
文字通りシャープな内容だった。2022年に発売された本書は最新の脳科学研究を元に、しかも質の高いエビデンスの元執筆されている。
著者は脳神経外科医でかりながら紛争地などへジャーナリストとしても足を運んでいる。
なので、分かりやすく実践しやすくまとめられた一冊と言える。
アルツハイマーを軸に、なぜ記憶障害が起こるのか、予防はできないのか、という方向に進み、脳とアルツハイマーの関係と、具体的な予防策(運動、睡眠、食事、知識、関係性)を提示する。
最後の章では、アルツハイマー患者とその周辺の介護者の具体例とケアについて語られている。
見どころはやはり第2章の具体的な予防策。
僕らにいま何ができ、何をしなければならないのかが、根拠を元によくわかります。
しかし、言われていることは至極普通なことで、健康的なライフスタイルを目指すものとなっている。
僕も本書を読んでから運動をより強化するようになりました。 -
Posted by ブクログ
重要なのは130から288ページまで
脳の健康を保つための5つの柱
動く:運動は体に良いだけではなく、脳にも良い。
体を動かすことは能否良い変化をもたらす最も強力な手段
発見する:新しい趣味を始めたり、多様な経験をする
リラックスする:体だけではなく脳もリラックスが必要
栄養を取る:食生活と脳の健康とは密接に関係している。
野菜(緑の葉物)ナッツ、ベリー、魚、鶏肉、オリーブオイルなどが推奨食品
人とつながる:人とつながる、直接顔を合わせて人と接する
天才能を養う12週間プログラム
5つの目標
・1日の中でく動く時間を増やし、日常生活に運動習慣を取り入れる
・何かを学んだり、挑戦したりするなど、脳を刺激する新しい方法を見つける
・夜間常に安らかな睡眠をとれるよう環境を整えるために、ストレスを歌唱する方法を日々の生活に取り入れる
・体に栄養を与える新しい方法を取り入れる
・人とのつながりを大切にし、生き生きとした社会生活を送る
1.2週:5つの領域に飛び込もう
・運動を増やす
・積極的に学ぶ
・健康的な睡眠をとる
・食事スタイルを見直す
・人とつながる
3.4週:まず2つ以上の新習慣を作ろう
・4,5日/週、昼食後に20分ウォーキングをする
・友人を夕食に招待する
・2回/週以上、サーモンやマスを使った料理をする
・日常生活に迷走を取り入れる(アプリをDLする)
・清涼飲料水をやめ、水を飲む。砂糖や人工甘味料が含まれていない飲み物も可
5,6週:3つ以上の新習慣を加える
・感謝の日記を始める。
・今の運動から、15分の運動を追加する
・友人とヨガやピラティスのクラスに参加や、ハイキングに出かける
・加工食品を避ける
・就寝前にリラックスできる活動を取り入れる(入力罪の入った暖かいお風呂やマインドフルネス瞑想など)
7,8週:さらに追加
・ボランティア活動に参加
・地元の直販所で新鮮な食材を購入する
・1年以上健康診断を受けていない場合予約する。
・子供や孫に手紙を書き、自分の人生で学んだことや教訓を手書きの手紙で伝える
・興味はあるが読んでいないジャンルの本を読む。
9,10週:振り返り、チェック
・5回/週。30分以上の運用。2回/週の筋力トレーニングを実施しているか
・精神を刺激するため新しいことを学んだり、スキルを身に着けているか
・日常的に安眠が取れ、ストレスをコントロールしているか
・健康的な食生活(SHARP)を実践しているか
S:砂糖を減らす。H:賢く水分補給する。A:オメガ3脂肪酸の接種を増やす。R:食事量を減らす。P:事前に計画を立てる
・友人や家族と交流しているか
11週:痴呆症と診断されたとき、家族にどのように対処したいかを考える
12週:将来の計画(何かあっても必ず実行するリスト)を作成する
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Posted by ブクログ
タイトルがよくない。天才脳になる本ではなく、老年認知症は予防可能であり、いかに予防するかの本。
認知症の症状と現在の研究について初めてまともに読んだ。
脳の可塑性自体は知っているけど、年をとっても人間の脳には可塑性があるということ。
健康な高齢者は若年者と同程度の数の新しい脳内の神経細胞を生成できる。
神経細胞間のアミロイドプラークの沈着やタウタンパク質のねじれは認知症(アルツハイマー病)の人の脳に見られるが、認知能力の低下がない人にも同様の状態はあること(解剖学的に同じように見えても同じ症状が起きるわけではない)。
そもそも物忘れ程度のことは年をとると誰でも起きること。
認知症の症状が出る人の場合、30〜40代の頃から、タウタンパク質の蓄積や変化は起きていて、それは食習慣や生活から起きる神経炎症による。
7時間以上寝て、魚やナッツ、全粒粉中心の食事をして、新しい知識を学び、1日30分以上運動して、人とコミュニケーションをとり、瞑想したり感謝のメモを書くこと。
特効薬は研究されているが、個々の状況に合わせたものになる。
女性のほうが男性より認知症を発症しやすい。アルツハイマーの初期、男性よりタウタンパク質が広がっている。長命だからではなく、言語記憶テストの成績がよくて進行してから診断を受けやすいとか。一方で臨床試験の対象は男性が多い。
(まあ、40年以上性ホルモンの大変動の影響を脳が受けるから炎症も進みやすいんじゃね?) -
Posted by ブクログ
<目次>
序章 何歳になっても、より良い脳を作るために
第1部 脳 あなたのなかのブラックボックスを知ろう
第1章 あなたをあなたたらしめているもの
第2章 「認知機能低下」の定義を見直す
第3章 12の有害な俗説と、脳を健康に保つための5つの柱
第2部 あなたの有能なブレーン 心を失わない方法
第4章 運動が起こす奇跡
第5章 「目的意識」「学ぶこと」「発見すること」で脳が活性化
第6章 睡眠とリラクゼーションの必要性
第7章 思考の糧~脳に良い食事
第8章 社会的なつながりが脳を守る
第9章 「実践編」天才脳を養う12週間プログラム
第3部 診断 そのとき、どう対処すべきか
第10章 病める脳の診断と治療
第11章 道を切り開く、経済面・精神面での対処法と介護者へのメッセージ
<内容>
基本は「アルツハイマー病」に関する治療の話とそのならないための衣食住の話。第2部が、そうならずに人生を健やかに過ごすための方策が載っている。医者で科学ジャーナリストである著書は、奇をてらった方策は載せていない。基本、知られている対策をきちんとやることのようだ。運動・睡眠・新しいことを学ぶこと・食事・社会とのかかわり。これだ!