岸田ひろ実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
良太さんと似た個性を持つ子供を育てているので、良太さんやその周囲への関わり方、幼い奈美さんへの関わり方は、道標を示してもらった感覚。
子どもの将来を考えると漠然と不安になっていたが、なんとかなるような未来が想像できて、とても心が軽くなった。
岸田家は、人生の山は高く、谷は深くで、多くの困難や苦労を経験しているが、その様子を読んで暗い気持ちになることは一切なかった。
家族で支え合い、どんな考え方や気持ちを持ち、どう乗り越えてきたかが書かれている。
落ち込んだり絶望しても、ないものや出来ないことを嘆き続けたりせず、今できる努力をして、その中で夢を見つけ、今が幸せと言える生き方をしている。
その様 -
Posted by ブクログ
本当は岸田奈美さんの「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の前に読みたかった。
しかし順番はともかく、読むなら両方併せて読みたい。そう思った。
完全に呼応しているわけではないけど、奈美さんの「家族だから〜」が、ひろ実さんの本著のアンサーブックになっているように感じるから。
ハンデを負っても明るい人の多くは、それまでの苦悩がある。
特に中途障害の場合は苦悩もますだろう。
本著ではひろ実さんの苦悩や逡巡、迷いや苦しみがしっかり描かれている。だからこその今!
尊い(急に語彙力低下)。
できることなら一度お会いして話したい。
もちろん、良太さんもご一緒に。