飛高達哉のレビュー一覧
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無料版購入済み
悪くない
ダンジョン探索が職業として存在する現代で、探索者としてダンジョンに挑む高校生の話。
ただし、上記の基本設定はほとんど意味を持たない。
現代社会でのシーンはごくわずかであり、また学校のシーンも今のところ無い。
それよりも、酒呑童子という鬼と契約し、各地のダンジョンの主を倒すという目的に1巻の途中から変わってくる。
これらの目的の切り替わりがなんか唐突。
じゃ、現代のダンジョンとか学校の学生とかの設定はいらないんじゃ?と思ってしまう。
また、いずれも他の作品で見たような設定であり、新鮮味はない。
他、タイトルにもある「特級探索師への覚醒」だが、1巻の途中にあるように特級とは「国内7か所すべてのダンジョンを制覇する」事で得られる称号であり、酒呑童子と契約した主人公と言えど特級になったわけではないはず。
そのあたりの設定が甘い気がした。
絵に関してはなかなかうまい。
キャラもいいし、戦闘シーンの描写もスピード感がある。
一方で、後半の盾を持ったボスとの戦いなど激しい戦闘になると描写がゴチャゴチャになり、どうなっているのか分かりづらい面もある。
トータルとして、この手の作品としてはなかなか良くできているとは思う。
ジャンプやマガジンあたりの別冊版になら載っていてもおかしくないというレベル。
ただし、色々ツメが甘く、名作というレベルには到達できていない印象。
あともう1つ、1巻でこれだけのスケールで描いておいて、4巻で既に完結しているのも気になるところ。
この後かなり駆け足になり、マンガ版は話を端折って終わっているのではないかという懸念もある。