ケイト・エリザベス・ラッセルのレビュー一覧

  • ダーク・ヴァネッサ 下

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    良かった。
    二人の関係がグルーミングそのものであることを理解しながらも彼女は確かにストレインのことを愛してしまっていて、相手が性犯罪者でもやっぱり人生を捧げた人で、それらは絶対に変わらないんだと思って胸が締め付けられるような気持ちになった。
    最後の「あなたはここ」の意味は過去から少しずつ自由になってゆけることの暗示なのかと感じた。

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    2024年12月21日
  • ダーク・ヴァネッサ 下

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    上に引き続き購入。

    続編である「下」では、ヴァネッサとストレインの恋愛の歪みを少しずつ自覚させられて良い意味で気持ち悪かった。
    また、こういう経験があった人の精神に及ぼす影響のようなものがとてもリアルに終始書かれており、これは胸が辛くなった。

    上下合わせて感じたのは帯にもある、「読むのが辛く、読むのをやめるのはもっと辛い」というのがピッタリの作品。

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    2022年08月17日
  • ダーク・ヴァネッサ 上

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    表紙と帯に惹かれて購入。

    主人公のヴァネッサと歳の離れすぎている教師であるストレインとの恋愛(それとも性的虐待?)物語。

    主人公と教師両方の気持ちがわからなくもないけど、すごい主人公の辛さがリアルに伝わってきた。
    描写もすごいリアルに想像できた。気持ち悪いくらい。

    「上」の終わりでは「うわっこうなるんだ」という後味の悪さと続きへの期待で終わった。

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    2022年08月17日
  • ダーク・ヴァネッサ 下

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    3.0

    主人公の目線で描かれているので読んでいる自分も、ただの生徒と教師の恋愛だったのでは?と思ってしまいそうになるのだけど、冷静になってみるとそうではない異常なことが行われているんだなあ。
    最後に主人公が冷静になれた瞬間、ホッとする。

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    2025年08月14日
  • ダーク・ヴァネッサ 下

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    15歳の少女と40代男性教師が性的な関係になったあと、20年近い歳月が流れたストーリー。

    作者個人の体験では? と思わせる上巻のリアリティに比べて、下巻はフィクションぽさが出てきたけど、どう終わるのかが気になって最後まで一気読み。

    自分の体験を恋愛だと思い込もうとする主人公のヴァネッサも気持ちもわかる反面、読者から見るとやっぱり性的搾取だったな…と。

    ナボコフの『ロリータ』を読んだことがないので、機会があったら読みたいです。

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    2025年01月26日