永田豊隆のレビュー一覧

  • 妻はサバイバー

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    朝日新聞社の記者のドキュメンタリー。摂食障害、アルコール依存からアルコール認知症になり結婚20年たった今は少し穏やかな日々が送れているとのこと。人間はほかの1人の人間をまるごと見られない、その通りだと思う。ひとりでは出来ない、でも若いだけに頼れる制度も少なかったのだろう。もっと早く行政に繋がれたら…この本を読み、同じことで悩んでいる人が少しでも前進できることを願う。
    そしてご夫婦の幸せな時間が続くことを祈ってます。

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    2025年07月18日
  • 妻はサバイバー

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    あっという間に読み切った。妻がこんなに苦しんでいるのを、さらけ出せるものなのか。生きづらさを抱えている妻と、過酷な状況でよく伴走しているなと感心させられた。新聞記者だからこそ書けたのか?書けるものなのか?その疑問を持つ私の感覚こそが、バリアなんだと思ってしまう。精神障害、アルコール依存症、性被害、認知症のリアルが詰まっている。勇気の本だった。

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    2024年11月17日
  • 妻はサバイバー

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    壮絶な生活だっただろうと思う。それでも支えて共に生き続けていることがすごいと思う。
    依存症が快楽を求めるものではなく苦痛を緩和するためだということにはハッとした。

    文学的描写が少なく、壮絶ながらも読みやすいと感じた。筆者が記者だからかもしれない。

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    2024年07月08日
  • 妻はサバイバー

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    凄絶。
    著者と結婚して人生で初めて安心できる場所を得たことが妻の抑圧されてきた感情を爆発させるきっかけになった、という精神科医の指摘に人の心の複雑さを見る思いがした。理屈としては通る。
    連続飲酒状態になると転倒を繰り返すので骨折が増えるという話、知らなかったが知ればそうかもしれないと腑に落ちる。
    自分もこの本の妻ほどではないが心の病を抱えた母親のもとに産まれたので読んでいて子供の頃を思い出して苦しくなる場面があった。
    本書のその後がどうなったのか、いつか知りたい。

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    2023年11月08日
  • 妻はサバイバー

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    ネタバレ

    一気に読んだ。全身全霊をかけた「献身」。
    配偶者がコントロール不能な状態で暴れ苦しんでどう扱っていいのかわからない。
    夫である著者が逃げ出さなかったことが信じられない。
    うがった見方かもしれないけど、著者の育てられ方が素晴らしかったんだろうかとか考えてしまった。
    最後の「本当にありがとう。これからも共に生きようね。」に涙。
    自分がこんなことを思えるだろうか。そして周りの親しい人にこんな言葉をかけてもらえるだろうか。
    献身。

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    2023年08月13日
  • 妻はサバイバー

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    壮絶なルポ。筆者が新聞社の記者だけあって非常に読みやすいが、筆者の心痛を思うと涙を禁じえない。この先どうか穏やかに、奥様と人生を歩んでいって欲しいと思う。

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    2023年07月21日
  • 妻はサバイバー

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    ネタバレ

    精神疾患等をもつ妻と共に歩む人生を、夫の立場から綴られている闘病記。
    結婚式の誓いの言葉である「病める時も健やかなる時も」の体現。陳腐な言葉で申し訳なくなるが、かなり凄まじい。
    「妻は20年間、『緩慢な自殺』を試みていたのだろうか。否。必死で生きようとしていたのだ。」
    筆者である夫の感情は、直接的にはそう多く語られていない。だが、こう思えるまで、どれだけのしんどい思いをしたのだろうと想像する。

    果たして、これらのエピソードは他人事だろうか。病気、障害、それらがなくとも長生きをすれば、介護。もし自分が、もしくは配偶者が同じような状況になったとき、わたしは著者と同じように配偶者の隣を歩けるだろう

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    2023年06月27日
  • 妻はサバイバー

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    摂食障害を切り口として、依存症の苦しさについて、家族の視点から描かれています。

    どんなことが起きてくるのか。
    どんなことが苦しかったのか。
    どんなことが支えになったのか。

    「ジャーナリストの仕事は問題意識がすべて」と文中にあり、私たちソーシャルワーカーもそうであると感じました。

    ご自身の経験から社会問題に視野を広げられ、そこで起きていることを「他人事ではない」と紹介してくださっていて、そのことも深く胸に響きました。

    ご家族への支援も、患者さん自身への支援と同じくらい大切であることを知ることのできる一冊でした。

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    2023年06月13日
  • 妻はサバイバー

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    依存症 考えさせられる。
    他人目線で言えば本人の意思だからどうしようもない。
    もし私の家族にいたら やめて欲しい、辞めさせたい、最終的に歯痒さで私自身メンタルやられてしまいそうです。
    人に言えない経験や悩みが与える精神的ダメージ 難しい問題だと思いました。
    著者の粘り強いサポート優しさが伝わります。

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    2023年04月08日
  • 妻はサバイバー

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    私はパートナーと共に生きていくという選択を、
    この著者のような状況になってもしつづけることができるか。

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    2023年03月29日
  • 妻はサバイバー

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    精神科病棟で働いていたことがあります。この本を読んで、当時のことを思い出しました
    この本に書かれている病気について、ほぼ全てかかわってきました
    治療には、家族、もしくはキーパーソンの存在が何よりも大切なのですが、その存在の方が疲弊してしまい、家庭が崩壊してしまう事例を何度も見てきました
    そして、同じ医療従事者からの差別と偏見
    精神障害がある、精神科受診歴があるってだけで、一般科でなかなか受け入れてもらえないこと、何度も経験しています。その度にやりきれない気持ちになりましたが、今でもあまり変わっていないのですね
    自傷行為を繰り返す人は、本当は生きていたいのです。死にたくなるほど、生きていたいこと

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    2023年02月14日
  • 妻はサバイバー

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    壮絶な戦いの本。
    付き合っている最中に気づかないのかなと思ったけど、表面化しにくいからこそ、最愛の人でも気づかないんだなと最後らへん読んでて感じた。
    自分だったらと思うと、こんなに寄り添えるのかと感じた。

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    2023年02月05日
  • 妻はサバイバー

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    壮絶な闘いの記録に圧倒された。
    貧困、虐待などの「見えにくい」問題に起因する「見えにくい」精神疾患は、周囲や社会の偏見の目に晒され、さらに「隠すべきもの」として見えにくくされてしまう現状が記されていた。
    自分にもアルコール依存症を患っている知人がいるので、その人はもしかしたら「快楽におぼれていた」わけではなくて「苦痛を緩和」したかったのではないか、甘えやだらしなさで歯なくて、根本的なその苦痛の原因はなんだったのかまで当時は考えが至らなかったし、周囲は「イネイブリング」をしてしまっていたのではないかと今更ながら思ってしまう。
    逃げてしまいたくなるような終わらない辛さに直面し続けながらも、闘い抜い

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    2023年01月25日
  • 妻はサバイバー

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    壮絶。
    山ほど苦労してきただろうに、それでもあとがきに「共に生きよう」と書いてあって、泣きそうになった。

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    2025年04月11日
  • 妻はサバイバー

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    状態が悪くなっていくパートナーを支え続ける著者に『なぜ離婚しないんだろう』と思い、答えを探しながら読みました。最後まで読んでも、私には答えは分かりませんでした。ただ、タイトルは胸に迫ってきました。
    きっと共倒れになる可能性だって少なくなかったでしょう。頂上がどこだか分からない、霧の中を登山するような感覚だったのではないでしょうか。──だとしたら、そんな道の途中でパートナーを放り出すことは出来なかったのかな…

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    2023年08月22日
  • 妻はサバイバー

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    医療行政を改めないといけません。患者をよく見てください。また、マスコミの印象誘導に注意が必要です。真実を視る!

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    2023年07月23日
  • 妻はサバイバー

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    【315冊目】朝日新聞記者が、奥様の精神障害とどのように寄り添ってきたか記したエッセイ。

     概要や装丁の雰囲気から、重苦しくて読み進められないことを心配していましたが杞憂でした。さすがは記者さんと言うべきか、文章は読みやすく、また、1ページに収まる文字数も少なめで、スイスイ読めてしまいました。

     では、内容が予想よりも軽かったのかというと全くの逆で、まさに「壮絶」のひとこと。
     摂食障害→幼少期の虐待判明→治療中に知人男性から性加害→解離性障害→アルコール依存症→旦那さんの適応障害→水中毒→アルコールの影響による認知症…

     次から次へと押し寄せる難題の嵐に、読んでいるだけでめまいがするよ

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    2023年06月20日
  • 妻はサバイバー

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    精神疾患の壮絶さを初めて知った。「病気のせい」「本人が一番辛い」と頭で分かっていても、実際にこのような様子を目にしたら、とても寄り添える自信はない。

    本書が世に出てこれだけの反響を呼ぶにまで至ったのは、著者が新聞記者だったこと、朝日新聞社がこの著者が勤務を続けられる体制を取り続けたこと、社内で出版を勧めたこと、そして、何よりも著者の寄り添い続ける姿勢があったことに因る。

    精神疾患をもつ本人とその家族の辛さ、実態を明らかにした貴重な本。一人でも多くの人がこのような事を知り、自身のものの見方を少しでも広げる事が、第一歩かと思う。

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    2023年06月06日
  • 妻はサバイバー

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    終始、ヘビーな内容でドキドキしました。
    でも実際に起こっている、そしてそれは誰にでも起こりうること。この本を読まなければ知らなかったことがたくさんありました。
    包み隠さず体験談を綴られておられる著者に敬意を表します。

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    2023年03月14日
  • 妻はサバイバー

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    凄まじい闘病記。自分なら完全に自分が壊れている。
    一人の人間として、一緒に妻と病気を理解して寄り添うことができるのだろうか?と感じてしまった。
    と同時に生きる力と言うものがこれまた凄まじいと言うことだ。

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    2023年02月06日