市川禎男のレビュー一覧

  • たたかいの人

    Posted by ブクログ

    とても児童書とは思えない重厚なテーマとストーリー。
    (出版されたのが30、40年前ということもあり、
    児童が読むにはハードルが少々高い気がする。)

    教科書には登場するが、あまり脚光の当たらない
    イメージのある田中正造先生(以下、敬称略)の
    一生を大まかに知ることができる本。

    自分や身内の利益を度外視して、国民の生活の
    ために最後の最後まで国家権力に立ち向かう姿は、
    現代には見当たらない本物の政治家だと感じた。
    もっと現代で日の目をあび、大河ドラマなどで
    多くの人に親しみをもってもらい、
    今以上に評価されるべき人物ではないかと感じた。

    *****以下、ネタバレ要素あり*****





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    2025年07月13日