市川禎男のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
とても児童書とは思えない重厚なテーマとストーリー。
(出版されたのが30、40年前ということもあり、
児童が読むにはハードルが少々高い気がする。)
教科書には登場するが、あまり脚光の当たらない
イメージのある田中正造先生(以下、敬称略)の
一生を大まかに知ることができる本。
自分や身内の利益を度外視して、国民の生活の
ために最後の最後まで国家権力に立ち向かう姿は、
現代には見当たらない本物の政治家だと感じた。
もっと現代で日の目をあび、大河ドラマなどで
多くの人に親しみをもってもらい、
今以上に評価されるべき人物ではないかと感じた。
*****以下、ネタバレ要素あり*****