山崎まどかのレビュー一覧
-
特に何かが起こる訳では無いけど常に主人公の緊迫した状態が伝わってきて、主人公が危ない選択をしてしまうんじゃないかってハラハラしながら読み進めた。どんどん不倫の沼にハマっていく主人公とニック、未練が残るボビー、他人と浮気していた過去を持ちながら自分が浮気されると嫉妬に狂うメリッサ、全員に弱い部分があっ...続きを読むPosted by ブクログ
-
読むのに3、4ヶ月くらいかかっちゃった
コネルが、自分のマリアンへの好意は結局他の人と同じく支配欲から来ているんじゃないか、葛藤しながらもそんな自分を受け入れてマリアンにも向き合う様子が印象的
コネルもマリアンも、まさに現代の若者って感じのメンタリティで、なんかすごくわかる、、と思いながら読めたPosted by ブクログ -
ちょっと素敵な先進女性が「シャンなモガ」(いずれも 1960年には死語化)と呼ばれていた時代のお話。現在とは比べものにならないほどジェンダーロールが明確だった時代にあって、しかし現代と比べて何ら遜色のない「新しい」女性像をコミカルに描く短篇集。いかにも締め切りに終われて書いた文芸誌小説といった印象で...続きを読むPosted by ブクログ
-
ヒリヒリする、そして何よりエモい。
根っこで繋がって、養分を分け合う関係って素敵だなと思った。
言葉は割とシンプルで、英語原文で読みたかったなと思う本。Posted by ブクログ -
アメリカで活動した女性たちの生涯を紹介した本。
タイトル通り真似しようとしてもできない、濃厚で時に壮絶な人生ばかりだった。特に印象的だったのが以下の4名。
嘘つきなテキスタイル・デザイナー、フローレンス・ブロードハースト。
アーティストたちを虜にした美神、キャロライン・ブラックウッド。
ロータスラン...続きを読むPosted by ブクログ -
どこを読んでも、文章が美しいと感じる本だった。
情景が浮かび上がり、その中に浸れるような感覚。
話の内容よりも、読んでいてその満足度を感じる方が大きかったかもしれない!
あとは装丁好き!!!Posted by ブクログ -
21人の破天荒な人生を生きた女性の紹介。幸せとか不幸とかを超えた存在感に圧倒される。
印象に残ったのは「寂しがり屋の人形絵本作家デアライト」と「ロータスランドの女王 ガナワルスカ」Posted by ブクログ -
正直なところ、人生経験が浅いのでそんなにも人に対して特別な感情を抱いたことがなくイマイチ登場人物に共感することができなかった
他人と自分の家庭環境や容姿、価値観や金銭面を比べて自分って一体誰なのか?そこに私はいるのか?ってぐるぐる考えてしまうフランシスをどこか慰めてあげたい気持ちになった
若い子...続きを読むPosted by ブクログ -
大学生のフランシスとボビーは、元恋人同士だが、今は親友として二人で詩のパフォーマンスをしている。ジャーナリストのメリッサと知り合いになり、才能を見込まれ家に招かれる。そこでメリッサの夫の俳優のニックと出会い、フランシスはニックが忘れられなくなる。フランシスとニック、ボビーとメリッサ、フランシスとボビ...続きを読むPosted by ブクログ
-
知的なフランシスはニックとの仲が深まるにつれて自分を失っていく。一人で問題を抱え込んでしまうところがあり、すれ違いからニック、ボビー、メリッサとの人間関係が変化していく。人生経験が少ないからかあまり登場人物に共感出来ず、期待し過ぎたのかあまり自分とは合わなかった。でも他の人の感想を見ると自分が思って...続きを読むPosted by ブクログ
-
ヤングアダルトかと思って読んだらめちゃ大学生な話で、私には誰の立場も感情もしっくりこなくて孤独感を味わった。気まずい相手がいる旅行とかそもそも行かないしなぁ…
でも作中で『フランシス・ハ』が出てきて、あ〜この話はフランシス・ハだったのか!と分かって、ふたりの像がようやく結べた。最後の最後でパートナー...続きを読むPosted by ブクログ -
こういうカタログっぽい本って、かつてはけっこうあった。片岡義男的な世界。
ただ、素敵なものを、たくさん並べることは、本当に、その人の個性を表すものなのかどうかは、多少の疑問ありかな?Posted by ブクログ -
自己啓発系なのかな?と先入観無く読んでみたら全く違った。
「乙女カルチャー」と第し、さまざまなメディアでコラムを書く作者。雑誌『Olive』で連載をしているらしい。
好きなものを100個選び、「ずっと好きなもの」「新しく好きになったもの」「キラキラしたもの」「憧れを含んだもの」「定番のもの」に分け、...続きを読むPosted by ブクログ -
山崎まどかさんの本は初めて読みました。自分の好きなものを100個語るというテーマですが、ジャンルが多岐に渡っていて感心。自分とは違う世界の人なんだと再認識しました。Posted by ブクログ