山崎まどかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
海外の作品にはずっと抵抗感があったけど、この作品はスイスイ読めた。
登場人物の横文字の名前や地名が、固有名詞としてではなく、単なる記号としてか入って来ず没入できなかったのが原因だったかも。
でもこの作品に関しては、色んな登場人物が出てくるけど、とにかく主役2人だけがわかればあとはそんなに重要ではないというか、そこの軸がぶれなければどんどんのめり込む物語だった。
またその没入感は、会話のテンポや会話と地の文が続いているように読めるっていうのも理由だったかも。原文を読んでいないからわからないけど。
そうなると、翻訳が自分に合っていたのかもしれないし、そこの重要性をかなり感じた。また、読み慣れていな -
Posted by ブクログ
ネタバレ(帯より)
コネルとマリアンはアイルランド西部の小さな町で育った。だが2人の共通点はそこまで。コネルは学校の人気者だが、マリアンは一匹狼だった。二人がぎこちなくも火花が散るような会話を交わす時、人生が変わる何かが始まる。
お互いに惹かれ合いながら、離れようとするのに、結局は離れならないコネルとマリアンの数年にわたる友情と恋愛を会話で魅せる。
セックス と主従関係、傷付けたい衝動と傷つけられたい衝動、愛したい気持ちと愛されたい気持ち、人が変わるのがどれほど難しいかを推しててくれる、今までにない守護くのラブストーリー。
縁があるかないか、生まれ育ちの環境、どうしてもうまくいかない部分が出てしま -
Posted by ブクログ
数時間で一気読みした。セルフメディケーション本です。
ただの小さい町で育った2人の幼馴染の恋愛小説だと思ったけど、全然違かった。社会的格差やいじめ、恋愛の不平等さ、孤独感、フェミニズム...様々なことを考えさせられる一冊だった。個人的に共感することも多くあった。読んでいてお互いが孤独感を感じて、依存していると思ったけど、最後のページ、最後の数行でのマリアンの言葉で全て納得した。本当に素晴らしい、素敵な本でした!
※アディ・ラルーが好きな方はオススメです!
しかしながら、翻訳が少々...と言った感じは(個人的に)ありました。なので星4です。意味は分かるけど、なんとなくわかりずらいような感じ