山崎まどかのレビュー一覧
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自分が傷ついているのを見せるのは負け、それで相手に辛辣な言葉を吐いてしまう。そういう場面が、何度も繰り返し出てくる気がする。
ボビーもフランシスも、近くにいたら仲良くできないし面倒な子たち。でも自信家に見えるボビーがふと吐く本音、やめとけよーと思うけど、混沌に飛び込んでくフランシス。2人とも清々しか...続きを読むPosted by ブクログ -
山崎まどかさんの本が好き。
知らない人ばかりで、実話なの?と驚くばかりの女性たちの人生。
彼女たちの人生は憧れとも尊敬ともつかぬ気持ちを抱きます。Posted by ブクログ -
彼がいつものように全部小文字でメールを書いていたので、気が楽になった。こんな緊迫した状況で大文字を使われたら、もっと大事件に感じたことだろう。Posted by ブクログ
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ストーリーや起こるできごと、ひりひりするような若さは超普遍的でありつつも、登場人物の設定や関係性、ディテールの描写は超現代的で、とてもおもしろかった。また、文章が読みやすく、ぐいぐい読んでしまった。
知的ユーモアあふれるフランシスの視点が本作の大きな魅力だと思うのだけれど、若さゆえか主観的な評価と...続きを読むPosted by ブクログ -
21才頃のアイルランドの知的な女子大生とさらに知的で美しいレズビアンの友達、そこに入り込む気弱なイケメン俳優と作家の妻の夫婦の間の人間関係をメインにゆっくりと少しづつ人間関係が動いて戻ってまた動いてしていく。ゆったりとした、だけど感情の起伏は激しい物語の流れの中で人と人の間の微妙なつながりやずれが詩...続きを読むPosted by ブクログ
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「年上の既婚男性と不倫」という枠にはめたくなるけど、二人や取り巻く人たちにそれぞれの事情があって、全く一筋縄ではいかないというのがリアルだった。ニックとの関係に悩むフランシスの本音とか、完全無欠の勝者のようなメリッサが見せる弱さとか、共感するところも多く、登場人物たちに感情移入して読めた。Posted by ブクログ
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シンプルな文章が良かった。
フランシスは知的に振る舞うけど
時々痛々しさを全面に出してて(多分無意識)
そこが読んでて自分にも同じシーンではなくても
似たような振る舞いをしてたなあと思い出した。Posted by ブクログ -
特異ではない関係性が、当事者の言葉によって複雑な関係性を持っているということがわかる。
村田さんの帯の言葉に納得。
ずしんとくる読後感。浮かび上がる問題や疑惑に自分も一呼吸おいて考えないと読み進められなかった。凄まじい、、
最後のシーンは特に大切にしまっておきたい。惹かれ合う間柄において、こんな...続きを読むPosted by ブクログ -
海外ドラマ「Girls/ガールズ」の立役者レナ・ダナムの自叙伝エッセイは訳本の読みづらさが散見するも各エピソードは面白く堪能できる。身を削る彼女の表現力に喝采。Posted by ブクログ
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ただ単にオサレなモノだけじゃなくて、カルチャーも入ってるところが良いわ。ブルックスブラザーズのブレザー見に行きたくなった。Posted by ブクログ
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疲れきって、自分らしく過ごすことをすっかり見失ってしまったので選んだ本。
山崎まどかさんは好きなものの感覚が似ているので、読むというよりはビジュアルブック的にいつも手にします。彼女に教えてもらった音楽や小説は数知れず。いつも、素敵なものを教えてくれる憧れの先輩とのランチタイムのような本です。Posted by ブクログ -
内容に反して透明感のある小説。そのためか、主人公の人生に優しく寄り添うことができた。改めて、自分自身に孤独に向き合う誠実さを持ち続けたいと思わされる、読後感の良い本だった。若いって羨ましいけど…実は色々と大変なのだ!
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