飯塚豊のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
間取りに正解はないけれども、参考になる意見はあります。
この本には、なるほど、そうだったのか!と納得できる方程式が書かれてあります。
私が印象に残っているのは、以下の箇所です。
「良い建物」と「良い間取り」をバランスよく両立させる秘訣は、建物の形をシンプルな四角形から始めることです。豆腐のような四角四面であればあるほど、間取りは建物形状の特殊性から解放され、自由度が上がります。(P32)
「玄関と階段は建物の中央付近に配置する」―ありがたい間取りをつくる法則です。(P64)
私がおすすめするのがクローバーの動線。玄関・階段を建物の中央付近に置き、その周りに各部屋を配置していく間取りにす -
Posted by ブクログ
住宅の間取りを考える上での基本的なことを述べた本。第1章から
設計課題で間取りが上手な子から教えてもらった本で面白かった。特に第2章と第3章が参考になるなと思った。第2章はゾーニング的な話で、駐車場、庭木、家屋の位置関係や動線をクローバーのように計画するなど配置を考える上で必要なことが書かれていた。第3章はより具体的な話で間仕切りの必要な所とそうでない所、内と外の間の中間領域、人が少し休めるだけのたまりの作り方など、より生活を充実させるために必要なことが書いてあった。
これを参考にして生活のしやすく魅力ある間取りを考えられるようになりたいな。 -
Posted by ブクログ
自分の中でちょっとした「間取り」ブームなので、
「間取り」系の本を色々と読んでいます。
この本は、建築設計の実務家兼大学で建築学科の学生を教えている著者が
「間取り」の方程式(ノウハウ)を分かりやすく書いた本。
イラストや写真も豊富で、自分のような素人でも9割くらいは理解できます。
この本を読んで、素人なりの新しい発見は、
「間取り」って平面(二次元)で考えるものではなく、
立体(三次元)で考えるもの、ということ。
さらに、色々な基本方程式を教えてもらったものの、
他の本の間取りと比べると、セオリーから外れていることもチラホラ。
結局、唯一の絶対解はなく、考え方や哲学も人それぞれ色々ってこ