藤原裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
急激にデニムへの関心が高まっており、著者が働かれている店にて本書を見かけたため、手に取った一冊。
正直、なぜビンテージに極端に高い価値が付けられているのか疑問ではあったが、本書(マニアの著者の視点)を通じ、一言でいうなれば歴史を感じられるからではないかと解釈した。当時の時代背景を踏まえたデニムジーンズ/ジャケットのディティールの変化(例:大戦モデル)に惹かれるという感覚は、よく理解できる。要すれば、デニムを身に着けることによって、時間の流れ/超越を感じられるということが1つの価値なのではないかなと考えた。
未だ自分自身はビンテージには手を出せないが、本書を通じてより一層Levi'sを -
Posted by ブクログ
デニム好きが「デニムハンター」の映像を見て、歴史が知りたくて読みたくなりました。詳しくて分かりやすい。
映像でのヴィンテージの買い付けをするデニムハンターは、鉱山の跡地に入って埋れるデニムを発堀。貴重なデニムを見つけると、買い付けというより宝物探しのような興奮ぶり。1850年頃からアメリカの金鉱労働者の作業着として誕生したデニム、金をポケットに入れて持ち帰らないために現場で私服に着替える、と知って深く埋もれる程の現場の厳しさが伝わる。「リーバイス」が立ち上げて材質を工夫する、汚れ、蛇除け、防虫対策と長い歴史を経てインディゴ染めに統一された、と知る。写真付きで様々な事を詳しく紹介されていました。