若本規夫のレビュー一覧

  • 若本規夫のすべらない話

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    ネタバレ

    未熟児として生まれた話から、早稲田大に入り少林寺拳法に励んだ話、警察官や日本消費者連盟での仕事を通して自分には合わないと悟った話、で全体の半分。
    そして声優になって順調だったが、47〜8辺りで新規の仕事依頼が来ないことに気づき、50歳の決断。
    そこからは呼吸法など様々なボイストレーニングに繋がる修練に手を出していった話が面白い。
    時には高い受講料を払って習いに行くが、その習い事自体に引きずられるようでは駄目、あくまで声優の鍛錬としての習い事、と割り切ったことも書いてあり、それら含めた姿勢が凄い。

    羽佐間道夫さん、井上喜久子さん、山寺宏一さんのインタビューもあり。
    ティーバッグの話も少しあって

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    2025年07月10日
  • 若本規夫のすべらない話

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    非常に参考になった。声優の仕事だけじゃないけど、その仕事が向きか不向きかは自ずとわかる事を再認識した。そして、自分が足りなかったところが見つかった際、なにか有益なことがわかったら、すぐに動くってところが、今の人にはないことなんじゃ、と思った。
    鍛錬をしていたとされる時期はネットがなく、書籍や新聞で見つけ出したっていうのは、かなりの勤勉家なのかなと。
    最近のお仕事のことも書かれていて、若い人にも読んでもらいたいんかなと少し感じた。

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    2024年12月15日
  • 若本規夫のすべらない話

    Posted by ブクログ

    早稲田大学法学部卒、警察官など複数の職業を経て、20代後半で声優界の門を叩いた異色の経歴の持ち主の自伝です。
    「鍛錬」「呼吸」という言葉が頻繁に出てきたのが印象的。
    かなり手厳しいことも書かれていますが、それだけ真剣に仕事と自分に向き合わなければ、声優業界で生き残るのは難しいということでしょう。

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    2023年06月25日
  • 若本規夫のすべらない話

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    個人的に好きな声優さんのエッセイということで、恐らく最初で最後の出版物になるだろうと踏んで購入した。

    序盤はダルい自分語りが続き、期待は持てなかったが、中盤以降のトレーニングの話題になると、途端に話の密度が上がり、とても常人には理解できない遥か高みの体験の数々にとてもワクワクした。若本さんの言っている意味がわからなくなる。非常に感覚的な話をされている。真似しようとしてもできない。

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    2022年10月16日
  • 若本規夫のすべらない話

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    期待したほど面白くはなかった。
    聞き手(あるいは編集)の問題かも知れないけど。

    スペース1999とか戴宗とか、こちらの印象に残っている仕事の話は出てこないし、若本さんが変調したターニングポイントの特報王国のこともサラッと触れただけなのが物足りなかった。

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    2023年03月06日