藤本峰雄のレビュー一覧

  • いちばんやさしい脱炭素社会の教本 人気講師が教えるカーボンニュートラルの最前線

    Posted by ブクログ

    広く全体像を抑えられで良い。

    脱炭素の背景
     パリ協定 
      気温上昇を2度でなく1.5度に抑えるべき
     TCFD
      task force on climate-related financial disclosure
      気候変動の影響をシナリオ分析して
      財務への影響を整理すべし
     GHGプロトコル
      CO2排出に関する算出、報告のための
      標準ガイドライン
      scope1-3

    取り組み範囲
     需要側
      省エネ
      電化
      エネルギーの供給者になる
       VPP
       DR
      カーボンオフセット
       森林吸収
       クレジット
     供給
      エネルギーを変える 
     

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    2023年11月19日
  • いちばんやさしい脱炭素社会の教本 人気講師が教えるカーボンニュートラルの最前線

    Posted by ブクログ

    脱炭素、カーボンニュートラルの必要性や取組の現状と展望がよくわかった。
    水素、アンモニア、バイオマスなどがカーボンニュートラルとして期待されるほか、エネルギー使用を減らす取組(ゼッチ、VPP)、CO2を回収する取組(CCS、DAC、CCU)など、技術の力を社会全体でうまく活用することが必須であると感じた。

    太古に大気中から固定化されたCO2が現代に排出される化石燃料は現在の温室効果ガスを増やすが、植物による大気からの回収と燃焼による排出がいずれも現代において行われるバイオマスであればカーボンニュートラルであるということがよくわかったし、CO2を固定化したままの状態の植物に由来する食物やこれを

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    2022年06月11日
  • いちばんやさしい脱炭素社会の教本 人気講師が教えるカーボンニュートラルの最前線

    Posted by ブクログ

    データが充実しているのと、各国の動きやそれぞれのエネルギーの最新動向が整理されているのが本書の良い点。例えば、石炭の用途の5割が電気、3割が鉄鋼。石油の用途の4割が車、3割が化学用原料。天然ガスの用途の6割が電力、3割が都市ガス。中国は2060年までにカーボンニュートラル実現を宣言。アメリカは2050年。インドは2070年など。

    日本は2030年度に原子力の比率を2割程度まで高める目標を掲げているが、これは原発の増設なしでは難しいと考えられる。これは本書の記載だが、まさにその通りだ。昨年末のCOP28では、原子力3倍化宣言が採択され、日本を含む22ケ国が賛同した。2050年までに原発利用が進

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    2024年01月27日