iCiyuanのレビュー一覧
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主人公がなんというか前向きな感じで元は自分のことを待っているのだと思ってたけどどんどんと高みを目指していく感じがたくましいと思った
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異世界でものを口にするとその世界の一部になってしまうということは多くの物語で見られるようだ。それはいったい何を意味するのだろうか。体を組成するもの、魂のあり方・・・いずれにせよ興味深いことである。匿名
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この物語の中では変貌というものが多く出てくる。時には力強い神のような存在へ、時には醜い怪物へ。それは人というのは変わっていく生き物だということを表現しているのかもしれないと感じた。匿名
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身分や力量に不相応なものを望んでしまうと末期哀れだ。残酷ではあるがそれが世の理というものであろう。しかしながら人は高みを目指し、多くを望んでしまうことをやめることはできない。それは滑稽であるだろうが、しかしまた愛おしく美しい。匿名
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下賤な人々のくちさがない声というものはどうしようもないものでありますなあ。無責任で下卑た興味、そして狭量さ。見ていると怒りや不快さと共に哀れさまで感じてしまいます。社会がより良くなれば、このようなものもなくなるのだろうか。匿名
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あまりにも美しい自然の姿を見てしまったのなら人はどうなってしまうのか。感動、あるいは畏怖は人の心を大きく変えうる。そのふり幅は幸福から破滅まで広く、予断を許さない。人知の及ばない美というものに私はおそれを抱くのである。匿名
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嫉妬というのは恐ろしい。一人の人間を破滅の寸前までおいこんでしまうその感情はいくら文明が発展しても、いくら生活が豊かになっても我々は克服することはむつかしいのだろう。ならばせめてうまく付き合っていきたいものである。匿名
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恋の力というのは良くも悪くも大きなものだと思わされる。その力の前では剛毅さも矜持も思慮も全てがうやむやになってしまうかのようだ。ただ、その荒ぶる川の如き力はやはり生命というものの喜びと美しさに満ちているようにも思える。匿名
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他人のために危険を犯して贈り物をするも、それがために彼自身は想像を絶するような責め苦を負わせられ続ける。彼はなぜそうしてまで他者のために行動することが出来たのか。その貴い姿には畏敬の思いを抱くばかりだ。匿名
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若い想い人たちの純粋で熱い振る舞いにこちらの心まで高揚するようでしたのじゃ。しかしながら彼らのもとに訪れる悲劇的な結末・・・・。その哀れで美しい魂がせめて安からに眠るよう祈りを捧げておきたく思いまする。匿名
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勘違いがこのような悲惨な結末を生み出すことになるとは何ともやりきれません。しかもそれを起こした原因には愛の力というものがあったとあっては。愛とは偉大な力ですが、ときに人の知性を曇らせてしまうのですね。匿名