松城明のレビュー一覧

  • 蛇影の館

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    綾辻行人さんの館のイメージだったが、こちらは特殊設定ミステリだった。
    蛇が人に取り憑き乗っ取る。しかも色々と条件がありややこしい。最後も納得感が薄い。

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    2024年10月19日
  • 観測者の殺人

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    ネタバレ

    帯には「すべてを覆す大どんでん返し!」と書いてあるが自分に読解力が無いせいなのか、どんでん返しなんて有ったっけ?となった
    もしかして本物一真が実は偽物だったって言う叙述トリックの事なのかな?と思ったけど真相は不明

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    2024年05月28日
  • 観測者の殺人

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    鬼界システムという世界観はなかなか興味深い。
    どうやら前作があるようなので、いずれそちらも読んでみたい。

    自分こそが、と思っている人ほど、
    実は人に操られやすいのかもしれない。

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    2024年05月22日
  • 可制御の殺人

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    最初の短編が大賞候補らしく、確かに良くできている。

    それ以降の短編は、それぞれが1作目の短編の世界を、新たなキャラを登場させながら補完するような出来となっている。

    一応、短編として起承転結もあり、工学や建築学、心理学の定理などをとりこみ緻密なロジックを展開するあたりは最近の若い作者の特徴でよく出来ている。

    一方で話が小さくて面白みに欠けるのが残念。
    受賞作に絡めるために作られた短編で制限が多かったであろうから、今後の長編には期待できるが、ラプラス理論(決定論)一辺倒で話を進めるのは少しきついのでは?

    作者は九大出身だが、最近九大出身の本格(系の)作家が増えたような気がする。嬉しい事だ。

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    2024年05月04日
  • 観測者の殺人

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    前作があったとは知らず、表紙買いです。
    かわいいけど残酷な表紙に心惹かれました。

    現代ニーズの高いSNSを題材にした作品だからこそ、登場人物の心情に共感できる部分がありました。
    SNSやインターネットを介して、無数の情報を得られる今。私たちは情報リテラシーを正しくもって生活していかなければならないなぁと思いました。

    前作を知らなくても、読める内容ではありましたが、馴染みのないカタカナ言葉が多く、私自身理解しきれていない気がします…。悔しい…。
    「観測者」「変革者」「傍観者」「追跡者」と視点が分かれており、最初はなんだろう…?となっていましたが、後半になるにつれて、理解が追いつきました。

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    2024年02月28日
  • 可制御の殺人

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    女子大学院生が自宅の浴室で死亡しているのが発見された。
    自殺と判断されたその事件の裏には、人間も機械と同様、適切な入力(情報)を与えれば、思い通りの出力(行動)をすると主張する謎の男・鬼界の存在があった。
    他人を思い通りに操る事が出来る鬼界の目的はいったい何なのか?


    人間を一つのシステムとし、適切な入力をすれば人を思うままに操れると考える男を黒幕とした連作短編集です。

    実際、話術などで他人の行動をある程度コントロールすることは可能かと思うのですが、ここまで緻密に他人をコントロールできるというのは創作物ならではという気がして、知恵比べ・あるいは化かし合いのようなやり取りが楽しいです。
    大勢

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    2024年02月26日