蛇影の館

蛇影の館

2,200円 (税込)

11pt

3.4

人間の身体と記憶を乗っ取る人工生命体〈蛇〉は、“衣裳替え”を繰り返し悠久の時を生きてきた。あるとき、最年少の〈蛇〉で女子高生に寄生する伍ノは、一族の長から満月の集いのための新しい衣装候補の調達を頼まれる。同級生を騙し廃墟の中の伝説の館に卒業旅行に行く伍ノ。そこで起こる惨劇。誰が人間で、誰が〈蛇〉なのか? 〈蛇〉独特のルールを利用した驚愕トリックと圧巻ロジックは「特殊設定ミステリ」の新たな極北に!

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蛇影の館 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     人間の身体と記憶を乗っ取る人工生命体『蛇』が存在する世界観で起こる特殊設定×館×クローズドサークルかつガチガチのロジックで固められた本格ミステリーで、『蛇』が存在する世界観かつ様々な制約が存在する上で成立するトリックや動機、そして登場人物の思惑が物語を引き立てる重要な要素になっていて面白かった。

    0
    2024年08月25日

    Posted by ブクログ

    個人的にこの作品今年1、2を争う本格ミステリ。
    特殊設定もわかりやすく解決も余剰なくスマート。
    定期的に見てるブログのレビューでは微妙な評価だった為、良い意味で驚けた。
    次作をたのしみにする作家さんがまた増えた。
    本格ミステリ好きにはおすすめ。

    0
    2024年09月02日

    Posted by ブクログ

    特殊設定ミステリの楽しさってここだよね、というポイントでちゃんと楽しませてくれる作品。たくさんのルール、そう設定された登場人物たちの悲哀、ルールの中に見える謎解きへの光。物語としても最後はしっとりとした気分になり読後感もよし。
    彼らの定めた"願い"は破られることなく永遠に続いてい

    0
    2024年07月26日

    Posted by ブクログ

    なかなか独特の設定だったけれどラストの感じとか嫌いではなかった。
    乗っ取られるというと怖いけれど記憶が継承されていくならばそれはそれで素敵な気もする。

    0
    2025年07月03日

    Posted by ブクログ

    描写がとても気持ち悪い
    人を乗っ取って生きている蛇が
    行方不明の仲間を探すために
    乗っ取っている女の子の
    仲間の写真部のメンバーを
    蛇のあじとみたいな館に誘って
    彼らの体をもらおうとする
    けれど、写真部の1人に疑われ、
    蛇対人間の知恵比べみたいになった感じ。

    登場人物や蛇の名前もややこしいし
    ラテ

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    綾辻行人さんの館のイメージだったが、こちらは特殊設定ミステリだった。
    蛇が人に取り憑き乗っ取る。しかも色々と条件がありややこしい。最後も納得感が薄い。

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特殊設定ミステリって要は「オレの考えた最強のルール」の中で謎解きが行われるわけなので、ネタ切れ気味のトリック界隈に新風を吹き込ませるのが魅力です。その一方で、①設定に上手く馴染めなかったり、②設定そのものが壮大すぎたり、③制約がなさすぎたりすると、「もう勝手にやっとけ」「殺人なんてこの際どうでもよく

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人間の体と記憶を乗っ取って生きる「蛇」。というまあいわゆる特殊設定なミステリ。読み始めてすぐに「不愛想な美少女とつきまとうイケメン」というあまりにも手垢のついた登場人物に辟易してげんなりしましたが、ストーリー進行は案外そういうベタベタな感じはなく、なかなかに意外性に富んだものだったように思いました。

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人に入り込むことができるヘビという特殊設定は面白かったが、設定がやや複雑で分かりづらかった。事件の真相と真犯人は設定を上手く活かしたものだと思うが、そのせいで驚いたものの、めちゃくちゃびっくりしたとはならなかった。

    0
    2025年03月09日

蛇影の館 の詳細情報

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