マイケル・ボンドのレビュー一覧
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言わずと知れた名作。「暗黒の地」ペルーから密航者としてやってきたクマ。パディントン駅と同じ名前を得たクマは、如何にもこうにもトラブルメーカーで、面倒を見てくれるブラウンさん一家もハラハラしっぱなし。でも、憎めない。それどころかブラウンさんたちは愛情いっぱいに彼と接しているのだ。
菓子パン、はじめてのお風呂、百貨店で服を買う、芝居を見る。おそらく子どもであれば大抵の子がワクワクするであろう出来事が、次から次へと語られる。自分と重ねるように読んでいくと童心に還り、心からああ、楽しかったとすら思う。
パディントンと一緒の家族になった気になって、楽しく過ごした時間だった。強烈に残る『追体験』は、確かに -
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松岡享子さんの翻訳がとても上品でいい。ブラウンさん家族の言葉づかいもパディントンの話し方も古き良き日本語という感じ。今の時代の子どもたちに手渡したい本。ロンドンの上流階級の暮らしやイギリス式のお茶の時間など、海外の生活や文化に触れることもできる。パディントンを家族として迎えるブラウン一家のおおらかさと明るさと愛情があふれている。何しろ、くまのぬいぐるみではなく、本当のクマを家族にしているんだから。クマが人間の言葉を話すのに、誰もびっくりしない物語の世界が好きだ。シリーズ全部読んでみたい。パディントンが話す「暗黒の地ペルー」から救命ボートに乗ってロンドンにやってくるという身の上話は何とも憂いを帯
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2022年6月、
英国はプラチナ・ジュビリーのお祝い真っ盛り!
記念コンサートがバッキンガム宮殿で開催され、
オープニングセレモニーの素敵な素敵なエリザベス女王とパディントンのクリームティーの映像が、全世界で話題になっていました。
そんなタイムリーな時に読みました。
まずは、衝撃でした。
パディントン、クマだった。
つまり、ぬいぐるみじゃなかった!!
ちょうどオルセンの「クマのピエール」を読んだあとでしたし、
クマと言えば、プーもテディ・ロビンソンもコールテンくんも、やっぱりぬいぐるみじゃないですか!
そしたらまさかの"暗黒の地ペルー"からやってきたクマだったので、驚き -
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ネタバレ昨年末、私と子供の間でパディントンブームが起こりました。
きっかけは映画のパディントンで、続けて絵本を読み、アニメも全部観ました。
物語はまだ早いかと思いましたが、そんなことはなく子供も楽しく読んでいました。
全ての作品に通じているのは、パディントンの素直さ愛らしさ、ブラウン一家の優しさです。
グルーバーさんは私の癒しキャラで、子供はカリーさんが気になる存在のようです。
何年も前、旅行中にパディントン駅に行ったことがあります。その時はパディントンは名前しか知らない存在でした。今になって「あの駅にパディントンがいたのかも…」と想像すると、とても不思議な気持ちになります。 -
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「くまのパディントン」シリーズの第1作目。
ロンドン、パディントン駅のホーム。ブラウンさんと奥さんは、スーツケースの上に座り込んでいた小さいクマを見つける。
ブラウンさんはペルーからの密航者だというそのクマにパディントンと名前をつけ、家に連れて帰る。
ブラウンさん夫妻、娘のジュディ、息子のジョナサン、お手伝いのバードさんに迎えられ、ブラウン家での暮らしが始まる。
礼儀正しいけれど、パディントンが興味を持ったことを始めると必ず何かのトラブルが起こってしまう……。だけど、なぜか憎めない性格で。
子供たちはパディントンのなかに自分を見いだすのだろうなと思います。大真面目なのだけど、あ -
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