川嶋周一のレビュー一覧

  • 独仏関係史 三度の戦争からEUの中核へ

    Posted by ブクログ

    タイトルが示す通り「ドイツ」なので、1871年以降を論じている。せめて神聖ローマ帝国、できればフランク王国からと思うけれど、それはさておき。
    3度の戦争を経ながら、ヨーロッパの平和と安定のためには両国の関係が重要であることは間違いのないところ。
    欧州人らしい粘り強いというかしぶとさで交渉は綿々と続けられてきた。なかで2カ国共通の歴史教育プログラムが制定されているのには感心した。日本でも、日中・日韓で共通の歴史教育が展開できないものか。
    しかしフランスが理想を唱え、それをドイツの経済力で実現してきたEUも転換期である。メルケル退場後のヨーロッパはどんな舵取りになるんだろう。

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    2025年01月29日
  • 独仏関係史 三度の戦争からEUの中核へ

    匿名

    購入済み

    WW2以前は構造的な敵対関係に陥り、普仏戦争、第一次・第二次世界大戦を戦ったドイツとフランスがどのように現在に至る友好関係を築いたのか。やはり冷戦という国際政治の状況は大きかったようだ。現在の国際政治に米中に次ぐ現実的なパワーを持つEUの中核であり、ヨーロッパ統合を促進した両国の関係史を知ることは、現代世界の知る上でも重要だろう。

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    2024年09月23日