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ドイツとフランスは、19世紀から20世紀にかけての70年間に3度も戦争を繰り広げ、不信と憎悪を募らせた。しかし、その後の両国は徐々に和解への道を歩み始め、EUの基盤を築いていく。なぜ、協調は可能だったのか?本書は、ド・ゴール、アデナウアー、ミッテラン、コール、メルケル、マクロンなどの政治指導者の政策、民間外交の動きなどを一望。因縁深い両国の関係を通し、欧州の歴史をたどり、展望を示す。
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Posted by ブクログ
タイトルが示す通り「ドイツ」なので、1871年以降を論じている。せめて神聖ローマ帝国、できればフランク王国からと思うけれど、それはさておき。 3度の戦争を経ながら、ヨーロッパの平和と安定のためには両国の関係が重要であることは間違いのないところ。 欧州人らしい粘り強いというかしぶとさで交渉は綿々と続け...続きを読むられてきた。なかで2カ国共通の歴史教育プログラムが制定されているのには感心した。日本でも、日中・日韓で共通の歴史教育が展開できないものか。 しかしフランスが理想を唱え、それをドイツの経済力で実現してきたEUも転換期である。メルケル退場後のヨーロッパはどんな舵取りになるんだろう。
匿名
WW2以前は構造的な敵対関係に陥り、普仏戦争、第一次・第二次世界大戦を戦ったドイツとフランスがどのように現在に至る友好関係を築いたのか。やはり冷戦という国際政治の状況は大きかったようだ。現在の国際政治に米中に次ぐ現実的なパワーを持つEUの中核であり、ヨーロッパ統合を促進した両国の関係史を知ることは、...続きを読む現代世界の知る上でも重要だろう。
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独仏関係史 三度の戦争からEUの中核へ
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川嶋周一
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