吉川忠夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本美術の展覧会とか寺社巡りとか、そのあたりのどこかで何度か耳目にしていたが、いまいちピンときていない画題という認識でいたところ、これに関する薄い文庫本を見つけて購入。文字通り「竹林の七賢」として括られる中国の文人七人(山濤、嵆康、阮籍、向秀、阮咸、劉伶、王戎)プラス一人(営啓期)のエピソードいろいろ。
ただ、向秀、阮咸の二人は各章の見出しには出てこず、本文中の他の七賢メンバーとの関わりが採り上げられる程度。酒、漢詩、音楽、神仙への憧れ、俗物(≒けちんぼ)…。『世説新語』(これ自体が、当時の中国著名人のエピソード集成)の中に登場する彼らが「竹林の七賢」というグループとして扱われるようになる明確