侯景の乱始末記──南朝貴族社会の命運

侯景の乱始末記──南朝貴族社会の命運

1,980円 (税込)

9pt

4.0

激動の中国南北朝時代を独創的に描出した名著、ここに再誕
南朝梁の武帝のながきにわたる治世の末に起こり、江南貴族社会を極度の荒廃に陥れることとなった侯景の乱を活写した「南風競わず」。
東魏に使いしたまま長年江南に帰還するを得ず、陳朝の勃興に至る南朝の黄昏に立ち会う生涯を送った一貴族を描く「徐陵」。
そして、西魏・北周・隋の三代にわたり、北朝の傀儡政権として存続した後梁王朝を論じる「後梁春秋」。
これら原本収録の三篇に加え、侯景の乱を遡ること一世紀余、劉宋の治世下で惹起した『後漢書』編者・范曄の「解すべからざる」謀反の背景に迫った「史家范曄の謀反」をあらたに採録。

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侯景の乱始末記──南朝貴族社会の命運 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    中国史の南北朝時代は分裂の時代で、王朝が短い期間に次々と交代したくらいの知識しかなかった。
    本書は、「侯景の乱」という6世紀に江南の地を大混乱に陥らせた騒乱の、歴史的背景から、戦闘の経過と帰結、その後の歴史に与えた影響等について、史実を丹念に追いながら、シャープな筆致で明晰に解き明かしてくれる。

    0
    2020年05月17日

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