橋本康弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
生成AIからより精度の高いアウトプットを引き出すためのプロンプトの書き方を、具体的な事例を交えて紹介しているところが良かった。実際に明日から活かせそうなプロンプトパターンが紹介されており、参考になった。
プロンプトエンジニアリングは「1回の対話を上手にする技術」だけれど、プロセス全体を構造化・しくみ化する場合には、APIの活用が不可欠になりそうなこともなんとなく理解できた。
生成AIはあくまで文脈から次に来る単語を予測することを繰り返しているだけで、そこに感情や意志があるわけではない、ということはサラッとしか書いていなかったけれど、ようよう心に留めておく必要があると思った。AIとはうまく付き合っていきたい。 -
Posted by ブクログ
数年前、世界中を驚きの渦に巻き込んだ生成AI。本書は、「いまさら聞けない」生成AIの言語処理の仕組みや学習方法をわかりやすく解説するとともに、タイトルどおり、その可能性を最大限に引き出すためのプロンプトパターンを体系的に紹介しています。
生成AIは「万能の知能」ではなく、あくまで確率的な言語予測エンジンです。その特性を正しく理解することが、活用力を大きく左右します。
本書では、AIの能力を引き出すために必要な視点として、次の5つを挙げています。
文脈を与える
制約を与える
役割を与える
推論させる
検証させる
こうした「問い」と「指示」の設計力こそが、AI時代に求められる本質的なスキルであると説いています。
さらに、具体的なプロンプトの検証例も豊富に掲載。理論だけでなく実践に直結する内容で、読んだその瞬間から生成AIの活用効果を高められる、実用性の高い一冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今や必要不可欠な存在ではあるけれど、知識不足でAIの強みを3割も引き出せていない気がしていて、勉強のために読んだ。実践的なヒントをたくさん得られた訳ではないけれど、こうしてコツコツ積み重ねていくしかないね!!
・ただ質問するだけでは、既製品から服を選んでいるようなもの。オーダーメイドの服を注文するには、それ相応のプロンプトがいる。
・普段はノリの良い人格で動いているので、慎重になってほしいときは「ステップバイステップで考えよう」と指示する。
・ペルソナXとして振る舞ってください。タスクYを実行してください。
・Xについて説明してください。私がペルソナY(Xの知識がない人、豊臣秀吉など)だと仮定してください。
・私が質問したときは、常に改善した質問を提案してください。 -
Posted by ブクログ
本書は、日本語のプロンプトエンジニアリングの草分け的な本で、ChatGPT4の頃のもの。とはいえ、AIのハルシネーションを抑制するために、chain-of-verification (COVE)を入れるなど、今のChatGPTにも使えるテクニックを紹介している。本書で学んだテクニックは、普段の仕事にも役立っている。
それにもかかわらず、僕が評価を★3つにしたのは、全6章のうち、ChatGPTユーザーが普通に使えるテクニックは、3〜4章だけで、他の章は、背景、理論、応用例、今後の展望で、まるでやたらパッケージの豪華な菓子折りをいただいたような気分になること。中身のお菓子(テクニック)は普通に美味しいんだから、パッケージより中身を増やしてほしかった。 -
Posted by ブクログ
ちょうど2年ほど前の2022年11月にChatGPTが登場した。初めて利用した時、とても驚いたのを思い出す。でも、しばらく使うと、必ずしも適切な回答が返るわけではないことに気付く。聞き方を工夫すれば改善することもあるが、具体的にどうすれば良いかは曖昧な感じ。そんなモヤモヤの解消に一役買ってくれるかもしれないと思い、読んでみた。
最近、AIという言葉を聞かない日はない。AI技術を利用した製品・サービスも身近なものになってきている。でも、その仕組みや本質を自分は良く理解できていない。AI技術の開発者ではないので詳細に理解する必要はないが、こういった技術動向はウォッチしていきたい。どんどん進化する新技術に乗り遅れないようにしたい。そして、世の中がどう変わっていくのかを見ていきたい。
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・3〜5章で「⚪︎⚪︎パターン」という名称のプロンプトパターンが多数登場する。見覚えのあるものもちらほらあるが、その意図するところや本質が丁寧に述べられているのが良かった。でも、これだけ多数のテクニックが考案されている中、適切にそれらを駆使できる気はしない。いずれ、AI側が人間に歩み寄ってくれるようになるのか?
・生成AIから良い回答を得るには適切なプロンプトが必要であり、大雑把な質問には抽象的な答えしか返らない。でも、考えてみるとこれは人間相手でも同じだ。人間であれば、相手とのこれまでの関係性や置かれた状況といった暗黙の情報が与えられるが、AIにはそれがないため、より際立ってしまう。誰かに依頼・伝達する時など日常生活を顧みてしまう。
・「6章 AIエージェントと社会」が面白かった。SFのような未来が近くまで来ているのかもしれない。以下、引用。
『私たち人間は、言語生成タスクをこれからますますAIエージェントに委譲するようになっていくだろう。それと同時に、私たちはAIエージェントを実環境やタスクと繋ぐためのインタフェース的な存在になっていく。私たちはAIエージェントの応答に承認を与えることで、AIエージェントが生成不能な「私たちの世界」にまつわる新しい情報を提供する。ここでの「承認」とは、AIエージェントが生成・補完したテキストやプログラムコードにOKを与えるEnterキーの一押しかもしれないし、趣向を凝らしたプロンプトの入力かもしれないし、AIエージェントとの他愛もない日常会話かもしれない。』