西野雅子のレビュー一覧

  • 純情ババァになりました。

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    女優のエッセイを読むのが好きなんですが、中でもこちらは別格。すごくカッコいい。加賀まりこというひとりの女の生きざまが爽快で、芯の通った性格が小悪魔とよばれた若き頃からブレないのがすごい。楽しく一気読みしました。

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    2019年12月03日
  • 純情ババァになりました。

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    「純情ババァになりました」っていうタイトルはちょっと自虐的かも。だって加賀さんはオイラ的にはババァではない。人は年齢を重ねたからといって性格が丸くなったり人格者になったりしないと思う。そうあるべき、そうなりたいと思う人だけがそうなるだけだ。19歳の加賀さんは『私は、自分のしたいことをしてるだけ。ほんとうに生きるってことは、自分以外にアルジを持たないことじゃない?』と言う。加賀さんはこのスピリットのまま、大人になったんだろう。カッコいいに決まってる。世間体で大人になったのではない、自分としてのあるべき姿に磨きをかけていまに至ったんだと思う。自分で人生を選んでいる!誰のせいにもしない生き方だ。よき

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    2016年07月24日
  • 純情ババァになりました。

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    こどもの頃より今の方がずっと、加賀まりこをいいな、好きだなと思う。その理由が解明されるようなエッセイ。
    女優の顔こそ、履歴書なのだと思う。

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    2015年01月23日
  • 純情ババァになりました。

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    彼女自身による今までの恋愛遍歴。あまりに純情で情熱的で胸が焦げそうな語りに引き込まれた。何歳になっても何回も恋愛を経てもつらいものはつらい。

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    2011年05月08日
  • 純情ババァになりました。

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    この生き方でいきたい!純情ババァになりたいと強く思った。
    加賀まりこさん20代の頃の映画作品なども改めて観ようと思った。

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    2011年01月04日
  • 純情ババァになりました。

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    加賀まりこのエッセイ集。加賀まりこて!って思うかもしれないけど、すごくおもしろかった。色んなことに対して僕より2歩くらい踏み込んでいるんだなった思った。人生楽しそうなんだもん。でも、その分の“はねっかえり”もちゃんと受け止めているのがすごくて。行き詰ったらまた読む。

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    2009年10月04日
  • 純情ババァになりました。

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    昨日会った自動車修理工場の女性は、社長なのか社長の奥様なのか、それとも単なる事務員さんなのか、ついに聞き損なってしまったけれど、見た目は顔も首筋も手も足も(ごめんなさい、結局ジロジロ見たっていうことです)しわくちゃだらけで、普通には醜いという形容でしか表す以外に方法がないかもしれないのですが、いいえ、とんでもない、その輝くような笑顔、屈託のない明るい表情、作ったようなわざとらしくでない天真爛漫な身振り手振りとか仕草が、かわいらしい、と言っては失礼かな、とても上品でウットリさせられて、一見して老婆が天使のように見えたものです。そんなふうに幻視させる強烈な魅力が溢れていました。

    そう、ちょっと今

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    2011年12月13日
  • 純情ババァになりました。

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    その昔、「安井かずみ」にハマった時期があって、その時点でご本人は亡くなられていたので、「加賀まりこ」は安井かずみワールドの親友ポジの登場人物のようで、実際にTVで眼にする女優賞加賀まりことは別物のように感じてたんだけど、長年の歳月を経て繋がった!と感じた。
    若い頃の小悪魔的なかわいさもいいけど、お年を召した今の美しさもとてもいいと思う。

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    2023年11月23日
  • 純情ババァになりました。

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     加賀まりこって美人で毒舌で頭の回転が良い人だが、どういう人なのかは良く知らない……というわけで読んでみたのだけれども、すごいな。
     一応時系列なのだが、割とあっちに行ったりこっちに行ったりのエピソードが多く、慣れるまでちょっと読みつらい。
     高度成長期の、勢いのある人生がまぶしい。

     加賀まりこさんは魅力的だなぁ。

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    2019年10月12日
  • 純情ババァになりました。

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    加賀まりこさんも格好良く好きな女優さん。
    生粋の江戸っ子なのですね。
    神楽坂生まれの彼女は江戸っ子である意識が強く、粋で「とんがって」いることを大切にしている。
    「とんがる」という表現が、今はあまり使われないと思うけれどものすごく頻繁に使っていて印象的でした。
    類は友を呼ぶというとおり、個性豊かな友人のお話も面白かった。
    寺山修二、立木義浩、川端康成、吉行淳之助など羨ましすぎる。

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    2016年07月27日
  • 純情ババァになりました。

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    少し、勇気をもらえる。
    生まれながらに恵まれている部分もすごくあって、自分とはちがうよな〜とか思いつつ、でもやっぱり加賀まりこ自身が切り開いて来たところも大きくて、憧れる。

    オンナの潔さを学べて、頑張ろ、と思える本だった。

    いろいろあっても、純情ババァになれれば結果オーライだな。

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    2014年07月16日
  • 純情ババァになりました。

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    純情!一途に女優人生を生きてきた、ちょっと恰好いいお姉さんの自伝・自信のほどを嫌味なく語っている本。嫌いな人もいるでしょうが、私は好きです。

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    2014年06月12日
  • 純情ババァになりました。

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    ネタバレ

    「キャンティ物語」を読んで興味をもちました。今の生意気な若手女優(少し古いが沢尻エリカとか?)とは桁違いの非現実的な小悪魔美少女だったんだなあ、加賀さんは。川端康成がぎりぎり寸止めのセクハラ要求をするあたりも、加賀さんは「川端先生から清潔なエロチシズム、というものを学んだ。」とまとめているが、実際にはかなりヒヒジジイだなあと思う。面白かったです。

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    2013年05月13日
  • 純情ババァになりました。

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    加賀まりこの自伝。気の強いお嬢様不良の西洋野菜カガ。相当、肝が据わっている。職場のK課長に勧めたところ、「未婚の母になったときの相手の名前はわかるの?やっぱり布施明?」と聞かれた。そうか、当時はやはりインパクトがあったのだな。
    映画「月曜日のユカ」と写真集「私生活」が見たくなった。写真集は復刊ドットコムで既に交渉していたが、断られてしまったようだ。

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    2012年07月11日
  • 純情ババァになりました。

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    うじうじしたり、くよくよしていてるとき、
    この本を手にとれば、まりこ様にパーンッと
    気持ちよく、ぶたれたような爽快さがあるかも。
    そんな読後感。
    何かに向かっていくとき、何か納得できないことを
    発言するとき、臆せず飛びこんでいく、発言する!
    それは、自分の中で、こうだっ! という哲学が
    確固たるものだからだろう。
    恋するときも、相手のことを深く考えながらも
    決めたら、ドーンと突き進んでいく。
    格好いい女性だなぁ・・・と、憧れる。
    決してこうはなれないけれど、なれないから、
    その考え方は、とても刺激になった。

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    2012年03月23日
  • 純情ババァになりました。

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    ネタバレ

    加賀まりこさんといえば、美しくてシャキシャキしていて
    頭が良くって、格好いい女優さんという認識
    宮本輝原作映画『泥の川』での美しさは衝撃的だったし
    この頃、年を重ねて「おばあさん」といわれる役でも
    やっぱりきれいで素敵だなぁと思っていました
    そして、このエッセイを読んで、ますます好きになりました
    ご自分のこと、嘘偽りなく語られていますが、
    印象深いのは女友達のこと
    完璧な人間なんていないんだから、欠点も認めあって
    自分の欠点も自覚して、許して、許してもらって、
    居心地のいい関係を築いている様子が、ホント羨ましいくらい
    たくさんの忘れたくない言葉が溢れていて
    手元の文庫本は付箋だらけになりました

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    2012年02月26日
  • 純情ババァになりました。

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    一目置かれる人って、こういう人じゃないか、と。
    『可愛いくてほんのり甘口』よりは『可愛いいのにほんのり辛口』の方が私は好みです。

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    2011年01月30日
  • 純情ババァになりました。

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    日本の元祖小悪魔ガール、といえば・・・ではないでしょうか。

    モノクロの写真なのに、ビビッド、カラーって本人から発するものなんだなぁと感じさせてくれる。

    好きな人と一緒にいたい、好きなことをしていたい、自分が嫌なこと・間違ってることはしたくない、ずっとそういう姿勢でいたからこそ、純情でいられたし、それを美学と出来るんだろうなと思える一冊でした。

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    2013年09月05日
  • 純情ババァになりました。

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    期待せずに読んだのだけど、加賀さんのまっすぐな生き方がおもしろかった。普通、大人になるといろいろ頭打ちになって、だんだん丸くなるもんだけど、ずーっと子供の頃のまっすぐさを失くさないできたんだなあ。そういうのって世間知らずといわれたり、生意気と言われたりしがちだけれど、嫌いじゃない。まあ、加賀さんの場合、かわいかったから、周囲に甘やかしてもらったりもしたんだろうとも思うけど。自分の美学や価値観をきっちり持っていて、そういうところは見習いたい。周囲にいたら、大変かもしれないけどね。意外と素直な気もするな。今までは、ただのうるさいおばさんという目で見てたけど、これからは違う目で見ることができそう。

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    2011年09月12日
  • 純情ババァになりました。

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    大好きな加賀まりこさんのエッセイ。胸がズキズキ、ちくちく、きゅんきゅんします。本気で大ファンです。天衣無縫という言葉がぴったりなめちゃくちゃ魅力的な人です。

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    2010年02月27日