諸藤達也のレビュー一覧

  • 文系でも3時間でわかる 超有機化学入門 研究者120年の熱狂

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    いいんじゃないですか?難しい話は極力省いて、一つの反応について歴史から語る。こういう場合は、逆に筋はベタな方が、邪魔しないでいい。自分の分野について、学生や一般の方に、どのように説明すると分かってくれるのか、ということを普段から考えていらっしゃるんだろうなあ、と思いました。生命科学系とちょっと違って、ノーベル賞の仕事が結構昔のものであることを知れたのは、個人的には驚き&収穫。

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    2023年06月24日
  • 文系でも3時間でわかる 超有機化学入門 研究者120年の熱狂

    Posted by ブクログ

    ■評価
    ★★★✬☆

    ■感想
    ○有機化学の世界を、ベンゼン環同士をつなぐカップリングを主題にして歴史も交えながら対話形式で解説した本。

    ○有機化学の面白さの一端がわかるし、知識としても高校2年レベルの化学の知識があれば十分楽しめる。(文系はもしかするとわからない部分があるかも知れないが。)

    ○有機化学って、外から見ると錬金術のように見える。再現性があるのと、金が作れないというだけで。錬金術や錬丹術の歴史を学ぶことが、いまの化学がどう発展していったのか、どのような態度で臨んだ人が成果を上げて行きたのかを知る良い手段になると思った。

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    2023年11月19日
  • 文系でも3時間でわかる 超有機化学入門 研究者120年の熱狂

    Posted by ブクログ

    少ない紙面で化学の広い話題をあげられるわけはなく、ビアリール反応にまつわるヒストリー(研究者の歴史)を会話形式でひもとくスタイルでした。

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    2022年05月29日
  • 文系でも3時間でわかる 超有機化学入門 研究者120年の熱狂

    Posted by ブクログ

    新聞広告に釣られて読んでみたもの。”文系でもわかる”とはされているが、元素記号が出てくるので、ちゃんと理解するのは素養がないとまず難しいであろう。ベンゼン環のカップリング手法の発見に関する歴史を俯瞰する目的は達せられているが、そもそも、「有機化学=ベンゼン環のカップリング」という図式が正しいのかどうか。。。

    会話形式のやりとりをざっと読むことでなんとなくわかった気になる、という意味では大成功な本でした。

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    2022年04月15日