新井すみこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
CDショップで働いているミステリアスな「おにーさん」が気になってしょうがない女子高生・あや。しかし「おにーさん」の正体は、話したこともない、クラスメイトの目立たない女子・みつきだった――。
Twitterで最高に注目を集める女同士の「愛情」を巡る物語、待望の書籍化。
みつきの過去をめぐる、描き下ろしストーリーを収録。
派手なメイクでいわゆる陽キャのグループに入っているあやとクラスでは目立たないけどCDショップで働いてる時にはクールでミステリアスなみつき。
対照的な2人は、ニルヴァーナやレディオヘッドなどのロックが好きという共通点で心通わせ合う。
同調圧力が激しい学校のクラスでは、自分の好きを貫くのが難しい。
学校では、地味な隠キャで洋楽ロック好きという渋い趣味のみつきと仲良くすることで、陽キャグループから弾かれるあや、そんなあやに責任を感じ1人で音楽を聴く日々に戻ろうとするみつき。
ただ自分が好きな音楽やファッションを、好きでいたいだけなのに、多数派の普通を押し付けて放っておいてくれない柔らかな閉塞感と後ろめたさが、リアル感あって読んでいて切なくなるけど、無自覚に発動するみつきのイケメンモードにドキドキして憧れと友情を募らせるあやとそんなあやにミステリアスな王子様モードで接するみつきの友情以上のロマンシスにドキドキしながら応援しながらも、自分の「推し」を大事にしたくなり、レディオヘッドやニルヴァーナなどのロックを聴きたくなる青春漫画第1巻。
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Posted by ブクログ
さすがいろいろな経験を経ているだけあって?面白い。私も守りに入らずもっといろいろ経験したらもっと深い人になれたかな。傷つくのはいやだけど。
雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載されていたものなので、必ず本や映画やドラマなどが取り上げられていて、読んだ本があると嬉しいし(綿矢りさ『パッキパキ北京』)、読んでいない本だと読んでみたくなる(角田光代の「夏のマリー」(『これからはあるくのだ』所収とか)。
疑問に思っていたことを問題にしてわかりやすく解析してくれたり、なるほどなぁ~と勉強になったり。
「結婚とは、自分の罪を許し、幸福になる資格を自らに付与する儀式」(p118)なのだったらいいな。
それにしても友人たちとの女子トークが楽しそうでうらやましい。
p19
「自分で簡単に太刀打ちできる事態を神に頼ったとき、なくなるのは苦痛ではなく努力らしい。太らないシュークリームには毒がある。」
p33
「過去の恋や傷が人の深みを作るのであれば」
p35
「恋愛過ぎ去りし後の人生が変わる」
p44
「自分の幸福のために一緒にいるから。彼女が好きなのは「表面だけ舐める楽しみ」、「楽しいの数珠つなぎ」」
p48
「一生男の話をしていられるのは、彼らが滑稽で面白く、いつまでたっても手がかかるし、アホくさいことをしまくるからなのだろう」
「母について語る女性作者は多い(中略)娘の眼差す母親はやはり複雑で滑稽、語るに値するものなのか」
p56
「明日何をしようということが極めて純度の高い好奇心や興味、そして根拠なき地元への愛」
p59
「一人の中に矛盾なく同居する親しみやすさと聡明さ、愛らしさと信頼度、明るさと真面目さみたいなもの」
p69
「嫌われたくないという我々常識的な大人が、ギャーギャー騒ぐ女子たちに恋愛で勝つことはないんじゃなかろうか」
p75
「明るく振る舞っているけれども実は悩んだり辛かったりすることがある、と言っておいた方が多少の知性を醸し出せる」
p89
「人を信じる強さ」
p116
「島本理生の小説『天使は見えないから、描かない』に、結婚についての至言がいくつも書き込まれていた」
「堆積した時間とそこに落としてきた自分の人生が重た過ぎるため」
p122
「追い詰められたときほど実はフィクションに救われる」 -
購入済み
みつきとあやの2人が大好きだし、この漫画も大好きなんだけど…ほんと値段が高い…!!(T_T) 値段で買うのを躊躇してしまう…(T_T)
作品自体はおもろい…、音楽業界の厳しさをひしひしと感じる不穏な展開…早く幸せな姿が見たい! -
Posted by ブクログ
新井すみこさんのイラストが好きで手に取った本だが、読んでみたら内容も私は面白くてでも的を得ていて好きだった。
1番笑えたのは、男は推しと同化しないのに女は同化するって話。V系女子?を経験した身からすると確かにと思うところが多い。確かに推しは自分そっくりの人に見惚れるとは限らない(むしろ可能性は低くなると私は思う)ので、努力して積み上げたものが壊れるような思いをすることがある。まぁネイルと同じで、自己満足の世界なんで別にいいですけどねっ!
この本に限らず、女を題材としたエッセイ本は笑えると同時に切なくなることが多い。男のエッセイも同じなのだろうか?と思った今日。 -
Posted by ブクログ
偶然出会ったショップのかっこいいお兄さんが好きになってしまうお話なのだが、タイトル通り、そのお兄さんは実は女性で、しかもクラスメイトだった。片方が気づかない状態でストーリーが展開する。
いわゆる百合ものとしてもなかなかよく、ぐいぐいこられてどきどきする体験と、女子とは思えないくらいイケメンに接近される体験が楽しめる。
音楽が好き、しかも音楽の趣味の方向性も一緒という奇跡。多種多様な音楽の中、趣味が一致することってほとんどない。
同じものが好きであることは、言い換えれば同じ感動を共有できるってことなのだ。
まだ一巻なので、恋愛方向に行くのか、それとも親友方向に行くのかも気になる。