サトウマイのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
YouTube配信をされているサトマイさんが本を出されているということを知り、早速購入した。
恐らく大学などで統計学を勉強したような、統計学中級者以上には、不要の内容かもしれない。
しかし、自分のような統計学初心者にはスタートとしてはとても良い本だったと思う。
ジャンケンの話などは、特に興味深く読ませてもらった。
次の機会に試してみようと思った。
学問とはそういうものなのではないだろうかと思う。
例えば自分のような一般人には、アインシュタインの相対性理論を理解する必要はないが、生きていく上で知っていると役に立つ実用的な知識を、本や動画配信などを通して得ていくことが、豊かな人生を歩む一歩になるの -
Posted by ブクログ
私は何を隠そう大の数学アレルギーなのですが、とにかく本書冒頭〈はじめに〉の一節にめちゃくちゃ痺れました。
曰く「世界共通言語は英語ではなく数字」そして「数字で世界を正しく読み解き、言語化し、コミュニケーションがとれるようになる強力な武器」(いずれもp8)なのが「確率・統計」という学問である、と。
きっと学生時代にこういう説明を聞いていたら、恐らく興味を持てていたであろう、と思わなくもなくもない。
さて内容はと言えば『はじめての』の冠に嘘偽りなく、身近な題材を用いてケーススタディ形式に統計学的思考法を解説しており、とってもわかりやすくて優しいのにすぐに役立つくらい興味深くて面白い。未来をある程 -
Posted by ブクログ
データの活用、分析を通して仕事を一段階レベルアップさせたい。ワタクシを含む多くの人が薄っすら考えている願望だと思うが、どうすればいいのかわからないというのも多くの人が抱える悩むではないかと思う(当然ワタクシも含む)数字に強ければいいのでは?とぼんやり理解していても、今度は「数字に強い」とはどんな状態か?という新たな謎が登場してしまう。
本書は、そんな状態に陥りがちな初心者データマンが手に取るべき最初の一冊としてふさわしいのではないかと思う。統計と聞いて身構えてしまわないように、「じゃんけん必勝法」という知ってるとちょっと嬉しいテーマからスタートしているのもありがたい。ハードル高めな印象のある統 -
Posted by ブクログ
あっという間に人は死ぬから、という本を読んで、佐藤舞さんのことを知り、この本も読んでみました。
「数字」に強いと仕事ができたり、幸せになれてり、お金持ちになれるというエビデンスがあるようです。
なぜそう言えるのかを、本書の中で説明してくれています。
日常生活は統計学に溢れているなと感じました。
だから、統計学を知っていると、企業の戦略(ものを買わせたい)も理解できて、無駄遣いを減らすことができます。また、トライアンドエラーでどんどん実行する人は仕事ができたり、ビジネスでも成功しています。これは仮説検証しているということ。
統計学と専門用語もたくさんあり、難しい印象ですが、確かに、日常生活と -
Posted by ブクログ
タイトルに興味を惹かれて読んでみた。
統計学を専門にしている著者が、日常の事象を統計学で解説している。
タイトルの「レジの行列が早く進むのは、どっち!?」が知りたかったが、考えてみればもうレジに並ぶことよりも、セルフレジで会計していることの方が多い。熟練のレジ打ちの人がいるレジに並んだ方が、トータル時間は早いのかも知れないが、やはり待っている時間や、レジ係とのやり取りをなるべく避けたいと思ってしまう。
金額が大きくなるほど感覚が麻痺する、というのはその通りで、100万円が1万円安くなるより、1万円が半額になるほうが得したような気になる。その参照価格に惑わされずに、客観的な視点を忘れないよう