アントニオ・R・ダマシオのレビュー一覧

  • 感じる脳―――情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ

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    ダマシオの「一般向け」脳科学書、とばして『自己が心にやってくる』を読んでしまったのだが、『無意識の脳』の次の本はこちらである。前著でやや中途半端に解説が終わっていた「情動・感情」が本作で中心的・徹底的に掘り下げられる。
    原題はなんと「Looking for Spinoza」、「スピノザを探して」である。唐突なスピノザ。
    そして、本書を読み始めると途中から、突然スピノザの伝記のような記述がはじまって面食らう。ダマシオをこれまで読んできた者には何か異様なものが感じられるだろう。そして本書の最後の方にも、スピノザの評伝のようなものが延々と続く箇所がある。
    なぜスピノザか? 著者ダマシオは、あるとき不

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    2015年06月30日
  • 感じる脳―――情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ

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    決して読みやすい本ではないが、情動や感情がなぜ人間を含む生命体にあるのかを、腑に落ちる考え方で論述されていて、納得度が高かった。

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    2020年06月19日
  • 感じる脳―――情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ

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    脳科学者であるアントニオ・ダマシオの著作。以前読んだ『無意識の脳 自己意識の脳』が、神経生理学や脳科学の最新研究を豊富な症例を含めて紹介していて、人間の「意識」についてかなり突っ込んだ議論をしていた刺激のある本だったので、少し高めの期待を持って読んでみました。ただ、少し期待をしたものとは違っていたというのが印象です。そもそも、タイトルの日本語の副題には引っ掛かっていたのですが、そこが違っていたのかもしれません。

    原題は "Looking For Spinoza"なので、スピノザが副題といういよりも主題でそのタイトル通りなのですが、スピノザの業績やら当時の歴史や文化背景など

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    2022年11月23日
  • 感じる脳―――情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ

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    ダマシオ 情動は身体という劇場で、感情は心という劇場でそれぞれ演じられる ダマシオは怖いものをみて特有の身体的変化が生じるからそのあとに怖さを感じると考える 特定のオプションを頭に浮かべると、たとえかすかにではあっても身体が反応し、その結果たとえば不快な感情が生じ、そのためそのオプションを選択するのをやめ、こうしたことがつぎつぎと起きて、多数のオプションがあっという間に2つ三つにまで絞り込まれる。合理的思考が働くのはそのあとのこととダマシオは考えている
    過去にわれわれがオプションXを選択して悪い結果Yがもたらされ、そのため不快な身体状態が引き起こされたとすると、この経験的な結ぶつきは前頭前皮質

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    2009年10月07日
  • 感じる脳―――情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ

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    只今読書中。
    比較的厚めの本なので、そういうのが苦手な人にはお勧めできない。
    ※必要な部分を拾い集めて読むことはできる。そして、結構重要なことを述べている。内容はやや専門的。

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    2009年10月04日
  • 感じる脳―――情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ

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    非常に著名な脳科学者,ダマシオが書いた本.この人も脳だけでなく,身体性の重要性を非常に重要視している.また,身体性からの情動の重要性も強調している.そこそこおもしろかった.(が,脳とか興味ない人には,長ったらしい本だと思う)

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    2009年10月04日