オリヴィエシボニーのレビュー一覧

  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    ネタバレ

    # 意思決定の精度に関する秘孔を突いた一冊

    ## 面白かったところ

    - 「狙った的が外れる」という事実は見る切り口を変えたらカテゴライズでき、「バイアス」と「ノイズ」で表現されていて膝を打った

    - 「一晩寝かせるといいアイデアが浮かぶ」というアレの正体の根源が「群衆の叡智」であると力説していて面白い

    ## 微妙だったところ

    - 正規分布や公式など、統計学を始めとした、大きな主語で言う「数学」の知見が多く散りばめられていて難しい

    ## 感想

    組織が正しく前に進むための決断について興味があったため読み始めたが、かなり面白い。

    人間という1単位で見た場合と、組織で見た場合では決断の際にバイアスがかかる。初めに発言した人間の意見が通りやすいのは、それ以外の人のシステム1が起動してしまうからと言う理屈も興味深い。

    人はコンピュータのように様々なカテゴリの数値を分析することは難しいが、階層的にハンドリングしやすい数値で比較することは割りと得意という論も納得がいった。20種類のピザのランキングを付ける際も、闇雲に20種類レビューするんじゃなくて、「魚介系」「肉系」のようにカテゴライズして評価点をつけるほうがやりやすいのは自分でもわかった。

    絶対評価ではなく相対評価のほうがマシ。ということである。これはストーリーポイントの概念にも通ずることがあるな。

    書いてある内容や引用してある概念は簡単ではないが論じられている内容はかなり面白いため、下巻も楽しみである。

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    2023年10月25日
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    普段の生活に存在するノイズを具体例を用いて説明してくれているのですごく分かりやすかった。
    ノイズを防ぐためにどうすればいいのか、また、ノイズをなくしていくことでどういったことが起きるのかをよく理解できた。
    きっちりとした成果を出していくためには、ノイズが生じにくい環境作りが大切。しかし、ノイズが皆無であれば、システムが崩壊する可能性もあると思った。
    いいバランスでノイズを削減していくことが重要である。

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    2023年06月20日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    面白かった。
    ファースト&スローも良かったが、人間の判断の曖昧さ、将来の予測、ノイズやバイアスなどは、自分が判断する時に気をつけなければならない。
    最初の発言者に、意見が引っ張られると言うことは、経験的にある。
    尺度ノイズについてはもっと勉強しないといけない。

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    2023年05月29日
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    ノイズが思った以上に多く、これを少なくすることは簡単ではない。
    人間に首尾一貫した判断が苦手であり、やはりガイドラインのようなものでかなり判断の振れ幅を抑えてやる事が必要だとよくわかる。
    このガチガチのガイドラインは、日本人にはかなり好まれる傾向にあるとは思うが、融通の効かない社会は息苦しい。
    筆者の対策を、うまく使って行きたい。

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    2022年10月18日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    本書は、ノーベル経済学賞を受賞したダニエルカーネマンの著書で、人間の意思決定のばらつきを取り扱っています。

    人間の意思決定は、ノイズ(ばらつき)とバイアスに影響されています。
    バイアスについては、前著のファスト&スローで解説されており、本書では、ノイズについて解説されています。

    私達の身の回りには、様々な判断のばらつきが転がっています。
    人事評価、医師の判断、裁判の量刑‥同じような事案の裁判でも、裁判官により刑期が異なったり、同じ裁判官でも時間や天気により刑期が異なったりするそうです。

    上巻では、どんな時にばらつきがあるのか、下巻ではばらつきの原因とその対策を解説してくれています。

    判断のばらつきを抑えるには、

    複数の独立した判断を統合する。
    統計的に考える。
    判断を構造化する。
    評価基準を設ける。

    等があるそうです☺

    大事な判断には、バイアスもノイズも除いた正しい判断をしたいと思う一方、そこがまた人間味があるところなのかも、と思ったりも…

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    2022年10月09日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    ネタバレ

    ノイズを探せ
    1)犯罪と刑罰
    2)システムノイズ
    3)1回限りの判断
    好ましいノイズ:イノベーション、競争環境(多様性が大切)・・・市場の価値
    好ましくないノイズ:組織などで起こるもの。認識されにくい。
     ex)プロフェッショナルの判断、自分と他人など
    1回限りの判断が必要な場合は『反実仮想の思考実験を行い、仮定を立ててみよう』


    ノイズを測るものさしは?
    4)判断を要する問題
    5)エラーの計測
    6)ノイズの分析
    7)機会ノイズ
    8)集団によるノイズの増幅
    『判断』という言葉が使われるのは、『意見が一致すべきだ』と多くの人が考える課題・問題があるとき。
    →不一致が一定の許容範囲内に収まることが期待されている。

    判断の検証は多くはできない、が、『判断と実際の結果』『判断のプロセス』は検証できる。

    バイアスとノイズは独立している。バイアスもノイズも同じくらい問題。

    良い判断をしたい場合、『factと価値観』をわけるべきである。
    情報→解析し、予測的判断→評価的判断
    予測的判断にはノイズが入り得るが、これをできるだけ除去しよう。
    予測→評価では価値観が入るが、その際、バイアスがかかる

    ★機会ノイズ:プロフェッショナルでも同じ事実に対して同じ判断はできない★

    群衆の知恵を利用して、自分の中の群衆を作る(2回以上考える。時間を空ける。自分で反証する。強力な論拠の有無を調べる。弁証法的自助努力)
    ★多くの場合、『自分の中のあいまいな確率分布から、適当に抜き出した』ものにすぎない★

    群衆の知恵←→集団のダイナミクス(情報カスケード、社会的圧力)


    阻塞的判断のノイズ
    9)人間の判断とモデル
    10)ルールとノイズ
    11)客観的無知
    12)正常の谷

    妥当性の錯覚
    ★『まれ』な事象を判断して、満足、得意になるのは、ノイズを増やす行為である★
    ノイズを減らすには、情報を単純化、評価にルールを作る

    『まれ』なことについては、決定的な情報があるなら、ルールから外れてもよいが、多くはルール通りがよい。

    ・人は、1回でもアルゴリズムが失敗すると、アルゴリズムを信じなくなり、『自分の判断』を優先してしまうものだ(しかし、ルール、アルゴリズムのほうが、人の判断よりは優れている)。

    統計的思考と因果論的思考法
     因果論的思考法:結果をみて、過去をふりかえり、もっともらしく考える。
     因果関係と相関性


    ノイズはなぜ起きるのか
    13)ヒューリスティクス、バイアス、ノイズ
    14)レベル合わせ
    15)尺度

    ヒューリスティクス、診断バイアス、利用可能性ヒューリスティック、結論バイアス(予断)、確証バイアス、感情ヒューリスティック、過剰な一過性

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    2022年09月09日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    とても面白いです。
    人間の判断の雑さについて気にしていた時期なので、人間の弱さがよくよく理解できました。
    自分もシステム2や外部の視点をしっかり意識して使っていきたい。
    下巻も読みます。

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    2022年09月03日
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    ノイズの事例や著者の例えが分かりやすく終始読みやすかった。バイアスとノイズの関係性やノイズの分析はプロフェッショナルのみならず活かせるものがあると思う。
    あと、「人間の不合理」という話題は尽きない。自分の気持ち良さを優先してしまう愛すべき人間だなぁと。

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    2022年08月15日
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    ・どんな意思決定にも予測的判断がかかわってくる。予測的判断においては、正確性が唯一の目標であるべきだ。だからあなた個人の価値観は事実から切り離しておくように
    ・人間はご機嫌だとでたらめを受け入れやすくなり、また全般的に騙されやすくなる。つまり、つじつまの合わないところを探し出したり、嘘を見抜いたりする気がなくなってしまう
    ・カスケード効果:情報カスケードとは大勢の人が順番に前の人の選択情報を参照しながら判断する場合に、自分自身の持つに基づかず、多数派の選択肢を選ぶ傾向を指す
    ・機械学習アルゴリズムは、ほかのモデルが見落としてしまうような変数の組み合わせの中に重要なシグナルを見つける。データに隠れているある種の極めて稀なパターンがハイリスクと強く創刊しており、アルゴリズムはそれを発見できる
    ・結論バイアス:初めから特定の結論を目指して判断プロセスを開始すること
    ・過剰な一貫性:予断を持っているとき、それを裏付ける証拠ばかり探し矛盾する証拠は無視する各省バイアスも、後から出てきた重要な証拠を過小評価する点で似ている

    ・ノイズとは、各人に備わった「判断者としての性格あるいは個性」の副産物なのである
    ・優れた判断者は、自分の最初の考えに反するような情報も積極的に探し、そうした情報を冷静に分析し、自分自身の見方と客観的に比較考量して、当初の判断を変えることをいとわない人、いやむしろ、すすんで変えようとする人である。リーダーが決断力を発揮するのはプロセスの最後であって、最初ではないのだ
    ・人間の判断は、たとえば、怒りや怖れといった感情的要因にも左右される(機会ノイズ)。だから、可能であれば数日、数週間後にもう一度判断するのは良い習慣である。
    ・超予測者は、自分の当初の仮説に反するような情報や反対意見を積極的に探し、反対意見が正しく、自分の判断が間違いである可能性をいつでも認める用意があり、「自分と同じ意見の人より違う意見の人に耳を傾けるほうが有益だ、と考える。自分の予測を絶えずアップデートし、自己改善することこそが、超予測者の必須条件である
    ・判断を分解する、評価を独立に行う、総合判断は最後に行う
    ・初めから非構造化面接のようなものを行っていると、最後に下すべき結論のことが頭から離れず、すべての情報を常に最終目標に照らしてみてしまう。議論の最初から落としどころを探っていて、結局遅かれ早かれそこに到達する。集合知を生かせない
    ・分析チームのミッションは「最終決定においてこの項目がどのような重みづけがされるかはべつとして、この項目の評価に関する限り買収はイエスかノーか」というシンプルな問いに対する答えになる
    ・基準率と比較した相対的な統計的評価を入れる
    ・とりわけ重要な判断の場合には、大方の人が何らかのスキームや計算式に縛られることを嫌がるし、それを使って判断することに頑強に抵抗する。計算式を使わなければならないことが決まると、システム自体を都合よく捻じ曲げ、望みの結論に達するよう採点を変えてしまったりする。そのため、プロセスの最後までは独立して評価を行う必要がある
    ・創造性豊かな人間には、それを発揮する場を与えてやらなければならない。人間はロボットではないのだ。どんな職業でも、人間には判断の余地を与える価値がある。君を規則でがんじがらめにしたら、君はノイズを出さないだろう。だが、全然楽しくないから、独創的なアイデアも出てこなくなる
    ・不正行為を防ぎたいなら、ある程度のノイズは容認しなければならない、学生たちが、論文の盗用をしたらどんな罰を受けるかわからない状態にしておくほうがいいのだ。そうすれば盗用を慎むだろう、ノイズの形でいくらか不確実性を残しておくことが抑止効果を高める
    ・実効性のあるルールの策定に必要な情報を持ち合わせていないケースのほうが重大な問題
    ・プロジェクトマネジャーに適任なのは、会社の管理部門の幹部クラスである。社内の手続き上の面倒を避けられるメリットがあり、会社がノイズ検査に本気で取り組んでいるというメッセージを発信できる
    ・最近起きたとか、劇的であるとか、個人的に重要な意味があるといった理由から、あまり関係のない出来事や情報を過剰に重視していないか

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    2022年07月31日
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    判断あるところにノイズあり。
    私たちは一日に何回もさまざまな判断をしているが、そこには大なり小なりノイズが含まれている。

    プライベートなことに関する判断は、ノイズがあろうとなかろうと自分自身で納得すれば済む話かも知れないが、仕事上の判断にひそむノイズは分かりにくいだけで、どこかしらに損害を生んでいる可能性があるようだ。

    バイアスに関しては一般的に浸透していると思うが、これからはノイズに関してもっと注意する必要があると感じた。

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    2022年03月13日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    アイザック・アシモフさんが書いた銀河帝国興亡史ハリ・セルダンの説く心理歴史学は、この本を読む限り、究極の行動経済学なんだなあとつくづく思います。

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    2022年02月23日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    普段、仕事をしていて、同じ部署の人間なのに人によって判断が違うことが少なからずある。
    そのため、自分自身の判断を疑う事もあったが、本書を読み、判断が違う事はそもそもそもよくある事だとの思いに至る。

    ノイズという概念を意識する事で、人と判断が違ってもそれはある意味当たり前の事であり、必要以上に自分自身を疑う必要はないように感じた。

    ただ、組織運営上、ノイズの減少はコスト減少やパフォーマンス向上などにつながるため、下巻でその方法を理解したいと思う。

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    2022年02月09日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    人の判断には「バイアス」や「ノイズ」がつきまとうものであり、それらが判断のエラーを引き起こす。
    『ファスト&スロー─あなたの意思はどのように決まるか?』ではバイアス(系統的な偏り)に重きが置かれていた。一方で、今作では「ノイズ」(ランダムなばらつき)についてリソースが割かれている。
    双方を読み両者の違いが理解できた人は、判断エラーの予防にはバイアスを減らすのみでは不十分だとわかるだろう。

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    2022年02月03日
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    簡単にノイズを知りたいなら、この下巻のまとめと結論の章を読めばわかります。
    ただし、事例があった方がわかりやすいので、上下巻をを読むことをおすすめします。

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    2022年01月27日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    バイアスとならんで判断に影響を与えるノイズ。
    双方とも同じくらいレベルのようです。
    それらをうまく使えば、判断に変えることができそうです。

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    2022年01月12日
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    上巻では「判断のばらつき」という怪物の正体に震えました。この下巻は、その怪物と戦うための「武器」と「防具」を手に入れるための物語です。自分の人生を自分で選びたい人にとって、これほど頼もしいガイドはありません!

    本書が提案するのは、「判断ハイジーン(判断の衛生管理)」という考え方です。感染症を防ぐために手を洗うように、判断にもミスを減らすための手順を取り入れる。特に印象に残ったのは、「まず結論を出す」のではなく、判断材料を細かく分けて個別に評価し、最後に統合するというシンプルな方法でした。採用、人事評価、会議はもちろん、私たちの日常の選択にも応用できる考え方です。

    さらに興味深かったのは、人間は「物語」で世界を理解するように進化してきたため、統計よりも直感や納得感を優先してしまうという指摘でした。だから判断がぶれるのは、能力が低いからではなく、人間という生き物の自然な特徴でもあります。本書は、その弱さを否定するのではなく、「仕組み」で補えばいいと教えてくれます。

    読み終えて感じたのは、「より良い判断は、優秀な人が生み出すものではなく、優れた仕組みから生まれる」ということでした。上巻で世界の複雑さを知り、下巻でその向き合い方を学ぶ。この二冊は、自分の判断だけでなく、組織や社会を見る視点まで変えてくれると思います。仕事で意思決定に関わる人はもちろん、「人はなぜ判断を誤るのか」という素朴な疑問を持ったことのある人にも、ぜひ読んでほしい一冊です。

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    2026年07月19日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    「同じ症状なのに、病院が違うと診断が変わる」「面接官によって評価がまるで違う」。そんな経験や話を聞いて、「結局、運なのかな」と感じていました。

    本書が扱うのは、私たちが普段あまり意識していない「ノイズ(判断のばらつき)」という問題です。『ファスト&スロー』で有名なダニエル・カーネマンらは、判断ミスの原因は「バイアス(偏見)」だけではなく、人や状況によって判断が大きく揺れることにもあると指摘します。

    特に衝撃だったのは裁判の例です。同じような事件でも、担当する裁判官によって刑罰が大きく変わることがある。医療の診断、保険の査定、採用面接、人事評価まで、専門家の判断でさえ想像以上に「運」に左右されているという事実には驚かされました。

    読みながら何度も思ったのは、私たちは「人によって意見が違うのは個性だから仕方ない」と受け入れすぎていたのではないか、ということです。本書は、そのばらつきは改善できる「問題」であると教えてくれます。

    仕事で意思決定に関わる人はもちろん、日常で「なぜ人によって言うことが違うのだろう」と感じたことがある人にもおすすめしたい一冊です。上巻では「ノイズ」という見えない存在に気づかされ、自分の判断さえも疑ってみる大切さを学びました。下巻で、そのノイズとどう向き合うのかを読むのが今から楽しみです。

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    2026年07月18日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    ノーベル経済学賞受賞 ダニエル・カーネマンの著書。
    同じ著者の『ファスト&スロー』は、人間の意思決定に関する行動経済学であったが、今回は組織の「判断」に関する内容だった。
    感想は下巻に記載します。

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    2026年01月04日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    【感想】
    本書は行動経済学の世界的ベストセラーである「ファスト&スロー」の著者、ダニエル・カーネマンによって書かれた意思決定論である。「ヒューリスティクス」や「システム1」など、ファスト&スローに出てきた概念も登場するため、事実上の続編といってもよいかもしれない。

    本書のテーマは「ノイズ」という概念だ。ノイズとは何かを判断する際、誤謬や一貫性の欠けにより、不規則に目標からズレてしまうことを指す。いわゆる「ばらつき」である。これに対して、一定の規則性をもって目標からズレていることを「バイアス」と呼ぶ。従来の組織論の中で言及されていたのはもっぱら「バイアス」であり、例えば人種や性別といった無関係な要素を不当に連関して評価しがちであることが問題視されていた。これに比べて、「ノイズ」は「バイアス」と同程度に重要なファクターであるが、あまり取り上げられていない。

    読者の中には、「専門家が何百回も下す判断の中にそんなに間違いが含まれているのか?」や、「裁量の余地があまり残されてない分野(法に基づく裁判など)について、あらためて問題提起するほどノイズは発生しているのか?」という疑問を持つ人がいるかもしれない。だが、これは間違いなく存在するし、しかも相当に深刻だ。

    例えば、民間の保険会社にノイズ検査を実施したケース。何人かの保険の引受担当者と査定担当者に、同一のケースの保険申込みの査定をしてもらった。
    結果、引受担当者間の見積額の格差の中央値は55%だった。一人が保険料9,500ドルと見積もったとすると、もう一人は1万6,700ドルと見積もったことになる。査定担当者のほうは、査定額の格差の中央値は43%だった。この道何十年のベテラン同士が比較した結果が「保険料1.5倍」なのだから、もはやヒューマンエラーでは済まされないレベルだ。

    また、ノイズにも複数の種類があり、レベルノイズ(判断者ごとの判断の平均的なレベルのばらつき)とパターンノイズ(特定のケースにおける判断者の反応のばらつき)が存在する。レベルノイズの二乗とパターンノイズの二乗を合計するとシステムノイズの二乗に等しくなる。これらももちろん、保険や法律といった分野にたくさん存在している。
    例えば保釈審査。最も寛大な裁判官(保釈承認率の高いほうから上位20%)は被告の83%の保釈を認めたが、最も厳格な裁判官(同下位20%)は61%にとどまった。同じ被告に対しても、裁判官の間で判断のばらつきが大きく、ある判事がリスクは低いとみなした被告を、おおむね寛大な別の判事がハイリスクだと考えたりする。これはあきらかにパターンノイズが存在する証拠だ。
    よりくわしい分析を行ったところ、判事間の判断のちがいの67%は事案に由来し、33%はシステムノイズだった。システムノイズにはレベルノイズ(裁判官固有の寛大さ加減)も含まれるものの、79%はパターンノイズであることが判明している。
    こうした「裁判官自身の価値基準」+「事案ごとのブレ」に加えて、「機会ノイズ」という要因も、エラーを生じさせる。機会ノイズとは単に「何となくブレる」ということだ。信じられないかもしれないが、裁判官は贔屓の地元チームが勝った次の日のほうが、負けた次の日よりも寛大な判決を下しやすいという。一見どうでもいいような要因(晴れの日、空腹時、誕生日)も、人間の判断を歪める原因になる。

    こう見ていくと、もはや人間に判断させないほうがマシなんじゃないかと思うかもしれないが、実はその通りなのだ。機械を使い、多少いい加減なモデルを組み立てて自動実行したほうが、人間が熟慮して下した判断よりもよい成績を残すのだ。
    機械的手法のうち、倹約モデルと呼ばれる超シンプルな予測モデル(予測変数を2個しか使わないモデル)であっても、機械学習を使った高度な予測モデルであっても、人間の専門家の判断より正確だったことが、実験で分かっている。予測変数にあなた独自の解釈をプラスしても、予測精度が高くなるどころか悪化するという。残酷なことに、「人間らしい判断」が実際の選好に与えるのは悪影響だけであり、たまにいい結果をもたらしても――例えばとある外れ値を見つけることができたとしても――それは誤差の範囲に吸収されてしまうのだ。
    ―――――――――――――――――――――――
    以上がおおまかな本書のまとめである。
    読む前は、テーマがテーマだけに複雑な本だと思っていたが、実際には非常にシンプルで、具体例も多く、内容がスッと頭に入ってきた。行動経済学の本だが数式やグラフは全くないため、初学者でも理解しやすいのが嬉しい。
    上巻と下巻に分かれているが、上巻は「あらゆる判断のもとにはノイズが発生する」ことの説明に終始し、下巻で「ノイズを考慮してよりよく判断するためにはどうしたらいいか」という解決策を提示しているようだ。上巻だけでも非常に面白かったので、引き続き下巻も読み進めてみたい。

    ―――――――――――――――――――――――
    【まとめ】
    0 まえがき
    バイアス…一定の規則性をもって目標(基準点)からズレていること。
    ノイズ…不規則に目標(基準点)からズレていること。いわゆる「ばらつき」。

    判断のエラーを理解するには、バイアスとノイズの両方を理解することが必要になるし、ときにはノイズのほうが重大な問題であることもめずらしくない。ところがヒューマンエラーを研究者が論じるときも、公的機関や企業が問題にするときも、ノイズはほとんど意識されない。いつも主役はバイアスである。


    1 判断あるところにノイズあり
    ともに前科のない二人の男性が偽造小切手の現金化で有罪になった。金額は、一人は58.40ドル、もう一人は35.20ドルである。下された量刑は、前者は懲役15年、後者は30日だった。法律というルールに基づいて判断を下す職業であっても、明らかに乖離している。
    1974年に連邦裁判所判事のフランケルが中心になって行ったノイズの実態調査では、架空の事案を数種類用意し、さまざまな地方の裁判官50人に各事案の被告人の量刑を決定するよう求めた。その結果わかったのは「判断が一致することのほうがめずらしい」ということであり、量刑のばらつきは「度肝を抜かれるほどだった」。たとえばヘロインの売人の量刑は懲役1年から10年の間でばらつきがあった。銀行強盗は5年から18年である。恐喝では、最も軽くて懲役3年罰金なし、最も重いと懲役20年プラス6万5,000ドルの罰金だった。とりわけ驚愕させられるのは、20件中16件では、そもそも刑務所に送るべきかどうかで意見が一致しなかったことである。

    民間の保険会社にも同様のノイズ検査を実施した。何人かの保険の引受担当者と査定担当者に、同一のケースの保険申込みの査定をしてもらったのだ。
    結果、引受担当者間の見積額の格差の中央値は55%だった。一人が保険料9,500ドルと見積もったとすると、もう一人は1万6,700ドルと見積もったことになる。査定担当者のほうは、査定額の格差の中央値は43%だった。しかもこれらの数字はあくまで中央値だった。つまり半分のケースでは、格差はもっと大きかったのだ。

    理想的にはつねに同一であるべき判断に、不可避的に入り込む好ましくないばらつきを「システムノイズ」という。システムノイズはシステムに一貫性や統一性が欠けているために生じ、不正義の蔓延、金銭的コストの増大をはじめ、さまざまなエラーを引き起こす。
    システムノイズの決定的な特徴は、望ましくないことである。好みやアイデアといった要素にはばらつきや多様性は歓迎すべきものだ。一方で、システムノイズはシステムの問題であり組織の問題であって、市場の問題ではない。同等の資格や知識を持つ専門家集団の判断にばらつきがあるのは、大問題である。そのようなノイズの存在は、システム自体の信頼性を著しく傷つける。


    2 ノイズを測るものさし
    本書では判断を評価するにあたり、実際の結果と照合する方法と、判断に至るまでのプロセスの質を評価する方法の二つに焦点を合わせる。検証可能な判断の場合、同じケースであっても、評価方法次第で結論がちがってくる可能性がある点に注意されたい。有能で注意深いエコノミストが精度の高いツールとテクニックを使って予測しても、ある四半期についてインフレ予想をまちがうことは大いにありうる。逆に一つの四半期だけなら、チンパンジーのダーツ投げで偶然に当たることだってありうるのだ。
    じつに間の悪いこの問題を解決するために、意思決定の研究者は、一回限りのケースでは結果ではなくプロセスに注目せよとアドバイスする。だが現実にはプロセスが重視されることはあまりない。プロフェッショナルが下す判断の場合、自分の下した判断が検証可能な結果にどれだけ近かったかが重視される。
    要するに検証可能な判断の場合、大方の人が予測を結果にぴたりと的中させたいと思っている。そして実際にやっているのは、検証可能かどうかにかかわらず、自分の判断が証拠や事実とそこそこ一致したときに内から発信される「もうよし!」のシグナルを聞くことなのである。しかしほんとうにやらなければならないのは、そんなことではない。規範的に言うなら、類似のケース全体について精度の高い判断が下せるような判断プロセスを確立することである。


    3 誤差方程式
    バイアスとノイズが誤差に果たす役割は、誤差方程式と呼ばれる二つの方程式で表すことができる。第一の式は、単独の計測値で表された誤差をバイアス(平均誤差)とノイズによる誤差に分解する。
    ●誤差(単独の計測値)=バイアス+ノイズ

    第二の方程式は、平均二乗誤差(MSE)――個々の測定誤差の二乗を平均した値――を構成要素に分解したものである。
    ●平均二乗誤差(MSE)=バイアスの二乗+ノイズの二乗

    この式は、「バイアスとノイズのどちらを優先して減らすべきか?」という疑問に答えを与えてくれる。互いは独立した要素であり、どちらを減らしても全誤差に対する寄与度は(互いの重みが等しいとすれば)同じである。ただし、バイアスがノイズより大きくても、全誤差への寄与度はノイズと同程度に収まる。通常、基準値を大幅に外れるバイアスはそうそうないと考えれば、ノイズのほうがバイアスより大きい状況があっても不思議ではない。

    誤差方程式と、そこから導き出した結論は、全誤差の計測値としてMSEを使うことが前提になっている。このルールは、純粋な予測的判断には適切に当てはまる。純粋な予測的判断とは、予想や見積もりなど、できるだけ正確(バイアスを最小化)且つばらつきなく(ノイズを最小化)真の値に近づけることを目的とするものをいう。
    ただし誤差方程式は、評価的判断には当てはまらない。なぜなら、真の値に左右される誤差というものが、評価的判断にはなじまないからだ。そのうえ、仮に誤差を特定できたとしても、そのコストはまずもって対称ではないし、二乗に正確に比例するということもない。


    4 ノイズの種類
    ・レベルノイズ…判断者ごとの判断の平均的なレベルのばらつき(たとえば厳しめの裁判官と甘めの裁判官)。
    ・パターンノイズ…特定のケースにおける判断者の反応のばらつき(再犯者に厳しい、共犯者に甘い、など)。
    ・機会ノイズ…一過性の原因による判断のばらつき(今日はたまたま天気がよかった、判断者の虫の居所が悪かった、など)。

    ●システムノイズの二乗=レベルノイズの二乗+パターンノイズの二乗

    量刑調査では、レベルノイズとパターンノイズはおおむね等しいことがわかった。だがパターンノイズには一過性の原因による機会ノイズが含まれている可能性が高く、機会ノイズは偶発的なランダムエラーとして扱う必要がある。


    5 人間の判断は正確か?
    臨床的判断…患者の訴える症状や、医師が自分の感覚などに基づいて判断すること。要は人間的判断のこと。

    臨床的予測と機械的予測の両方が可能な場合、果たして人間による判断は単純な数式にまさるのか?
    1954年にミネソタ大学の心理学教授ポール・ミールがある研究結果を発表した。ミールは、学業成績や精神科の診断などに関する臨床的予測と統計的予測を対比した20の調査報告を分析・評価し、一般に単純な機械的ルールのほうが人間の判断よりすぐれていると結論を下したのである。

    予測的判断には妥当性の錯覚がついて回る。というのも予測は二段階に分けて行われるのに、人間はその二つをごちゃまぜにしているからだ。第一段階では与えられた情報に基づいて現時点の評価を行い、第二段階で将来の結果を予測する。人間が自信たっぷりにやっているのは、たいていの場合、二人の候補のうちAのほうが現在よさそうに見えるという評価である。にもかかわらず、Aのほうが将来もよいと言ってしまう。だが、それとこれとは別物だ。
    一方、機械的予測(線形回帰モデル)では、同一のルールが全てのケースに適用され、予め決められた最適の重みがつけられる。

    では、何故人間の判断のほうが機械に劣ってしまうのか。

    人間の決定的な弱点の一つは、ノイズが多いことである。
    大学院の成果を予測するという研究がある。まず98人の実験参加者は、大学院生90人の10項目の評価に基づき、将来の成績平均点(GPA)を予測した。次にこの予測に基づいて、実験主催者が各参加者の判断の線形回帰モデルを構築する。その後、このモデルで予測を行い、本人の予測と照合する。つまり、「あなたの予測をもとに粗雑なモデルをつくり、あなたの予測の代わりをさせた」のだ。
    すると、98人の実験参加者全員について、モデルのほうが予測精度が高かったという結果が出た。数十年後に50年分の研究報告の評価が行われたが、このときもまた判断者モデルの予測精度は、そのもとになった本人を上回ることが確認された。

    なぜこんなことが起こるかというと、人間の判断にはパターンノイズや恣意的なエラーが常に介入しており、それを排したモデルのほうが正確だったからである。もっと言えば、もし判断において複雑で微妙で「人間的」なルールを用いていたとしても、それはノイズの悪しき影響を埋めるには至らないということだ。複雑で微妙なルールに利点があるとしても、それはあっという間に誤差に飲み込まれてしまう。

    また、膨大な量のデータが存在すると、高度なAIは予測に有効なパターンをすぐさま見つけ出し、単純なモデルを上回る予測精度を示す。このようなAIモデルは、単にノイズがないだけでなく、多くの情報を活用する能力(明らかな外れ値を検出するなど)の点でも人間より優位に立つ。


    6 ヒューリスティクス
    ヒューリスティクス…人間は困難な質問に直面したとき、簡単な質問に便宜的に置き換えて答えを出すこと。

    ヒューリスティクスを起動させるのは、だいたいにおいて速い直感的思考の「システム1」である。システム1はとても役に立つし、まあまあ適切な答えをひねり出すことができる。だがときに、次のようなバイアスを生じさせることもある。
    ・置き換え…難しい判断を簡単な判断に置き換えてしまい、本来判断すべき情報に正しい重み付けをしない。
    ・結論バイアス…はじめから結論ありきで物事を決め、あとから選択的に証拠を集めて都合よく解釈してしまう。
    ・過剰な一貫性…第一印象に引きずられ、後から異なる情報が出てきても、一貫性を保持し続けてしまう。

    心理的バイアスは、多くの人に同じバイアスがかかっている場合には統計的バイアスを生む。だがそれぞれにちがう方向にバイアスがかかっていれば、システムノイズを生むことになる。

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    2022年09月25日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

    Posted by ブクログ

    ・どんな意思決定にも予測的判断がかかわってくる。予測的判断においては、正確性が唯一の目標であるべきだ。だからあなた個人の価値観は事実から切り離しておくように
    ・人間はご機嫌だとでたらめを受け入れやすくなり、また全般的に騙されやすくなる。つまり、つじつまの合わないところを探し出したり、嘘を見抜いたりする気がなくなってしまう
    ・カスケード効果:情報カスケードとは大勢の人が順番に前の人の選択情報を参照しながら判断する場合に、自分自身の持つに基づかず、多数派の選択肢を選ぶ傾向を指す
    ・機械学習アルゴリズムは、ほかのモデルが見落としてしまうような変数の組み合わせの中に重要なシグナルを見つける。データに隠れているある種の極めて稀なパターンがハイリスクと強く創刊しており、アルゴリズムはそれを発見できる
    ・結論バイアス:初めから特定の結論を目指して判断プロセスを開始すること
    ・過剰な一貫性:予断を持っているとき、それを裏付ける証拠ばかり探し矛盾する証拠は無視する各省バイアスも、後から出てきた重要な証拠を過小評価する点で似ている

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    2022年07月31日