マイケル・ロボサムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近読んだ『天使と嘘』が面白かったので、この著者の他の本も読んでみようと思った。最近、本は内容で選ぶことが多いので、この作家だから読みたいと手に取るのはすごくうれしい。
しかしこの本の分厚さはすごい。通勤のバッグに入れることは無理。家にいるときだけ読むから、きっと読み終えるのに時間がかかるだろうと思ったが、訳が良いのも手伝ってあっという間に読み終わってしまった。
スーパーマーケットで働くアガサと、スポーツキャスターの夫と二人の子どもがいるメガン。知り合いではないのに、アガサはメガンのことにやたら詳しい。これはストーカーなのか、それともメガンに憧れるあまり、彼女の人生を横取りしたいのか。ただ友 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「天使と嘘」と同じ作者だったので。
「誠実な嘘」というタイトルはぴんとこない。
原題の「The Secrets She Keeps」の方がしっくりくる。
主人公(多分)アガサが嘘つきなのはその通りだが、
secretsという方が内容にはふさわしい。
それは、罪を犯したアガサが悪人に描かれていないせいだろう。
また、途中までアガサの妊娠に疑問を抱かせない、
ストーリー展開のうまさもある。
もう一人の秘密を抱えた妊婦メグの方も、
夫との夫婦関係、
とくに子供がさらわれてからの心理、
関係の修復への気持ちの変化は目が離せない。
全体的には面白かったが、
心理学者サイラスが登場するものの「探偵」 -
Posted by ブクログ
スーパーマーケットで働くアガサは本当の父親を知らず、15歳のときに既婚者に騙されて妊娠し、生まれた子供とは引き離された。
一度結婚したものの死産したことで夫婦仲は悪化し、離婚してしまう。
今は恋人との子を妊娠中だが、妊娠を知った恋人は離れていった。
一方のメグはキャリア、高収入の夫、二人の子供に恵まれ、三人目を妊娠中だ。
偶然知り合ったアガサとメグは出産時期が近いことから仲よくなるが、この出会いがそれぞれの人生を変えていき……二人の女性の数奇な運命を描く戦慄のスリラー!
登場人物にあまり共感できなかった。
天使と嘘の主人公、臨床心理士のサイラスが、重要な役どころで登場。