斎藤淳子のレビュー一覧

  • シン・中国人 ──激変する社会と悩める若者たち

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    非常に面白かった。
    ここまで中国人の個な着目した本はなかなか珍しいのでは。駐在する前に中国の若者がどんな価値観でいるのか、その背景は何なのか知ることができ満足。

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    2023年11月24日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    夫婦同性を強要する国は、今や日本だけとなってしまったが、世界各国は家族観や氏制度がどのように捉えらているのか?主要国ごとにまとめられている。

    別姓にも、(絶対に)別姓だったり、創作姓だったり、色んなタイプがあるのだなあと思った。また子どもの名字も考えなければならない点など、制度を変えるとなると考慮する必要があるポイントもたくさんある。

    伝統を継承するといったように曖昧な結論で終わらせるのではなく、時代が進んだ今、多様化する家族観に対して名字はどのように適応していくべきなのか考えていかなければならない。

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    2021年11月23日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    夫婦別姓について、英国、フランス、ドイツ、ベルギー、米国、中国、韓国の状況をその土地で暮らす女性が作成した記事をまとめた本。
    こうなってくると、スペイン・ポルトガルや中南米の国々、インドやアフリカ、ロシアも知りたくなる。
    第II部で夫婦別姓を賛成する司法・国会・経済界のメンバーの座談会があるが、別姓寄りにバイアスがかかった議論に思った。

    とは言え、本書の通りプラグマティック(実務的)に考えるなら、一人に1つの姓が良く、旧姓の通称使用は無駄。結婚による改姓手続きも無駄。
    DX(デジタルトランスフォーメーション)だ、日本人の労働生産性向上だと言うなら、誕生時の姓を使い続ける社会的な効率化を前提に

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    2025年07月13日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    これは各国(イギリス、フランス、ドイツ、ベルギー、アメリカ、中国、韓国)の事情や理想や現実をわりと細かく説明していて良書だと思う。

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    2024年04月11日
  • シン・中国人 ──激変する社会と悩める若者たち

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    急成長の中で、中国に何が起こっているのか。
    一人っ子政策の功罪、離婚率の急増、画一化された競争人生。正にシン・中国人が生まれつつある。

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    2023年10月06日
  • シン・中国人 ──激変する社会と悩める若者たち

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    鎖国状態から78年の改革開放。そしてここ20年余りの急成長。
    「圧縮された経済成長」の歪みが出始めている。

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    2023年08月30日
  • シン・中国人 ──激変する社会と悩める若者たち

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    現代中国の若者の、結婚や不動産取得、美容整形などの実情をレポートした本。結婚や不動産の取得が大変困難で、親掛かりになっている状況がよくわかった。また、受験戦争がすごいということは知っていたが、都市住人に有利になっていて、田舎から都市に出てきた人は、子供を田舎に帰して受験させるというようなことが行われている。
    中国の若者に特化して、ここまで詳しく書かれた本は無いのではないか。タイトルは軽いが、中身の詰まった本である。

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    2023年04月03日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    私は夫婦別姓賛成派だけど、日本は家族の絆が失われるという抽象的理由でなかなか別姓が進まない。
    海外で別姓を導入している国々の実情をこの本で学ぶ事で、夫婦別姓の問題点や必要性を理解する事ができ、大変勉強になった。
    まずやはり別姓を導入しても家族の絆は失われる事はないと実感。
    ただ問題点としては子供の姓をどうするか。
    父にするか母にするか。連結姓という制度を導入するのもありだとは思うけど、代が経る毎にどんどん連結していけば姓が長くなってしまう問題が生じてくる。
    また子供と姓が違う場合に、親子だと証明するのが難しい事があるので、そういう場合の対応をどうするかというところが問題かな。
    後は制度が導入さ

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    2022年01月08日
  • シン・中国人 ──激変する社会と悩める若者たち

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     国内純正培養で育った親世代との
    ギャップ。
     結婚は合併会社の設立。夫のスマホのパスワードは知らせてもらって当然と考えるキャリア女性。

     一人の孫の世話に4人の祖父母が通い詰める。

     有名校に入る為の塾代20万。
    少数のエリートを生み出すための選別作業のような教育。
    ♪花屋の店先に並んだ〜から始まるスマップの歌とは大きく異なるようだ。

     凄まじさ そう凄まじさをどういうものかを教えてもらった気がする。

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    2024年08月11日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    2010年代に、夫婦別姓が選択できない国は日本だけになった。
    2015年最高裁で合憲判断が下された。
    その後もさまざまな論点で訴訟が提起されるが、家裁申し立ては棄却、地裁提訴も棄却となり、司法による解決はなされていない。

    与党自民党の中でも、緩やかな別姓を認容する意見が出ている。
    各新聞社等の調査によっても、やりたい人はやればいい、という意見があるにも関わらず、司法、立法の場では救われていないのが現状である。
    一部強権派が家族の繋がりだとか日本の伝統ということを前面に出し、反対している。

    本書はイギリス、フランス、ドイツ、ベルギー、アメリカ、中国、韓国の7カ国に居住しているジャーナリストた

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    2022年07月10日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    “日本では若い女性、また「物申さない」 控えめな女性が好まれていると、里帰りするたびに実感する。科学番組でもドイツなら女性の科学者や司会者がばりばり発言しており、日本のように若い女性が年配男性の解説に「えー、そうなんですか」と相槌を打つだけという光景はほとんど見ない。そのような光景があちこちで繰り返されることで、それが当然という刷り込み が社会全体に広まる。”(p.121)


    “たしかに、「なんでも二択」のような設定は、今の社会には合わないだろう。「姓」にも「性」にも、もっと自由があっていい。現実が牽引する自由に、法制度が追いつけていない。”(p.264)

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    2022年02月12日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    2021年の衆議院選挙のときに争点のひとつとなった「選択的夫婦別姓」。結果としては、すぐに夫婦別姓を推進するほどの票差ではなく、まだまだ道のりは遠いなと感じました。

    私が20代のころは「あんたが結婚するころには夫婦別姓が選べるようになってる」と言われたのですが、結婚もしなかったけど、夫婦別姓も実現してないですね。

    当時の同級生たちは次々と結婚して名前が変わり、すでに結婚後の苗字のほうが長くなっている人も。彼女たちに葛藤があったのかなかったのかは知りませんが、年賀状とかくるたびに旧姓も書いてくれないと誰が誰だかすぐにはわかんないなと思っておりました。

    そんななかで一人、イギリス人と結

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    2022年01月30日