おおぎやなぎちかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東京を離れ、父の実家のある田舎
岩手県朱瑠町に引っ越すことになった
小6の解人 朱瑠では身の回りで
おかしなことがおきると 「しゅるしゅるぱん」と
口に出すおまじないのようなものがあった
ある日自分をしゅるしゅるぱんと
名乗る不思議な少年が現れるのだが
その少年の姿は解人にしか見えてないようだ、、、
という話
児童書コーナーにあったのと
少し前話題になっていたのとで
気軽に読み始めたけど
これがなかなか読み応えアリ
懐かしさや人を想う苦しさや
新鮮な風の気持ちよさを感じた
おひこさんの目にしっかりと
しゅるしゅるぱんがうつって
何十年も、もしかしたら百年近くも
その視線と手を求めていた -
Posted by ブクログ
おばあちゃんとひいおばあちゃんが暮らす岩手県朱瑠町に引っ越した解人は、「しゅるしゅるぱん」というおまじないの言葉を耳にする。ものがなくなったり、ちょっとしたことをごまかすときに、山神さまのいたずらのせいにする便利なおまじないだ。初めて登校した日、教室にいた子は、「おら、しゅるしゅるぱんだ。おめ、きらだべ」と話しかけてきたが、みんなが戻ってくるといつの間にか消えていた。その不思議な子が、4世代に渡る解人の家族と深くかかわっているとは、その時はまだわからなかった…。
時間が行きつ戻りつするので、はじめは混乱するものの、「しゅるしゅるぱん」を中心に物語が動き始めると、夢中になって読んでしまう。切ない