蒼井碧のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「このミス大賞」だし、一応ミステリにカテゴライズしてみたが... 一応殺人事件が起きたりはするが、どちらかというと「作者が独自に考えた歴史のトンデモ説を披露したい」がメインのテーマで(^ ^; 「ついでに」殺人事件をトッピングしてみました...みたいな感じの一冊(^ ^;
会話も妙に説明くさく、キャラ設定にもかなり無理があるような(^ ^; 同じような芸風(?)の、鯨統一郎氏の「邪馬台国はどこですか」ほどエンタメとして昇華されていない印象。その分★一つマイナスしてみた。
何せ内容がミステリと「歴史の新設」なので、何を書いてもネタバレになるし(^ ^; この辺にしておこう(^ ^; -
Posted by ブクログ
世界七不思議という言葉が懐かしい!
ピラミッド、空中庭園、ロードス島の巨像・・・
私にとって、少年だった頃の夢であり行ってみたい所であり研究したいミステリーです。
奇しくも私のツボをついてくる様な本作品は作者の前作との縁もあり手を取る事になりました。
読んでいて、なるほど!ありえる!なんて思う所が多々あります。さらに日本の建築文化にも触れている面があり、建築を学問として修めた人へはおススメしたい作品です。
主人公の不結論馬が旅先で出逢った鍾乳洞での首無し殺人事件!?
彼の運命はこの事件により決定づけられる!
東西の歴史を研究する兄と、兄の研究を引き継ぐ由布院!?
世界七不思議 -
Posted by ブクログ
ネタバレ放火事件はさておき、殺人事件の方はかなり凄惨な事件であるにも関わらず、それを瞬殺で解いてしまう不結兄弟の洞察力よ。
由布院さんもか。
折角の巧妙な殺人事件も、彼らの前では形無しである。
しかも、彼らの本来の目的は殺人事件の解決ではないから。
その片手間に出会ってしまった事件を即行解決しているに過ぎない。
その目的は世界七不思議。
事件のネタそっちのけで、寧ろ現実味があるようなないような説を展開していく様には呆然としてしまった。
日本にもその世界七不思議が入り込んでいるという話自体は面白かったけれども。
そして、意気投合していたかに見えた不結兄弟と由布院さんが最後の最後で解釈違いで決裂するのも -
Posted by ブクログ
ネタバレ一話目は悪くなかった。
そこまで驚くというわけではないが、密室トリックは合格点という感じ。虎太郎の失言だったり、高杉がチョークの粉を拭き取るか否か、といった犯人特定の論理も悪くない。
だが、犯人が合鍵を持っていたという結末の二作目、犯人は箱のような物に隠れて出入りしていたという三作目、この二つの出来が酷すぎる。
二作目に関しては、「妻が偽物を仕込んだ」なんてのは所詮深夜の推測にすぎない。
そして四作目はどうかというと、これは可もなく不可もなくといったところ。派手なトリックではあるが、それ以上でもそれ以下でもない。
と、ここまで来て終わりかと思いきやなんと最後の最後にあまりにも不要な物が登