大村次郷のレビュー一覧
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小学生のいじめみたいな事が国家的に行われてるって怖すぎるし、差別、偏見、いじめって本能なんだよね。こういう事は人間の本能のどこかにあるんだよ。いじめる方が悪いみたいな綺麗事では済まないよ。人間の理想とか綺麗事しか言わない左翼が大嫌い。
辛島/昇
1933年東京に生まれる。南アジア史を専攻し、東京大学・マドラス大学大学院に学ぶ。現在、東京大学・大正大学名誉教授。著書History and Society in South India(Oxford University Press)により日本学士院賞受賞。文化功労者
大村/次郷
1941年旧満州に生まれる。多摩芸術学園写真科・青山学院大学卒業 -
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古本で購入。
著者がアジア各国で撮影した遺跡の写真と文章が収録されている。
個人的な趣味・興味のありどころによるのか、インドを中心にした南~西アジアが多い。
「アジア」と銘打ちながらアウシュビッツが収録されているのは奇異な感じがするが、アジアの遺跡では悠久の時によって浄化された「人間の声、痛み」が生々しく残る場所として取り上げられている。
アジアの遺跡が「問題をかかえてあえいでいる姿に目を向けようと」する著者にとっての、言わば原点なのだ。
写し出される絶滅収容所は、まさに最たる蛮行の痕。「負の遺産」という言葉すら軽いその光景に対する、著者の怒りが滲み出ている。
ところで著者がアウシュビッ -
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この本は、まったく難しい本ではない。
著者の体験と、各地方の“カレー”の特色、そして簡単なレシピが掲載されている。
各地方の“カレー”は、同じ名前で括っていいのかと思うほど多様。材料も違えば、見た目も違う。
そこに著者は、それぞれの特色がどうして生まれたのかを歴史的・地理的な背景を含めて説明している。ここがこの本の最大の魅力だと思う。
例えば、ヴィンダールーというワインビネガーをふんだんにつかった料理は、もとはポルトガル料理だとのこと。
その背景には、この料理が生まれたゴアという都市が長らく(1961年まで)ポルトガルの植民地だったことが大きく関係している。
その歴史が無ければ生まれ得なか -
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専門家が、自分の学問とかその周辺のことについて、素人にわかりやすく語る、という私の好きなパターンの本。著者の専門は南アジア史だそうで、インドのカレーについて紹介しつつ、インド文化についてもわかりやすく語られている。平易な語り口だけど、深い専門性がにじんでいて読みごたえがあった。
本書には「東アジアを飛び立った飛行機が、ミャンマーとインドとをへだてるアラカン山脈を越えれば、そこにはちがう世界が出現する」というくだりがある。著者は若い頃研究者として、奥さんと幼い子どもとともに数年間インドに滞在し、二人目の子どもはインド生まれだそうだ。異国の地、しかもインドという「ちがう世界」で、さぞいろいろな苦 -
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アジアと言ってもW杯の地域割と同じように中東の方まで入っているので、文化圏としてはかなり広い範囲の遺跡を紹介している。アジアじゃないアウシュビッツも入っている。
NHKの特番とか放送すれば、だいたい見ているし、ある程度はこの辺りの遺跡のこともわかっているとは思っていたけど、内容はあまり理解できなかった。ひとつひとつの遺跡の紹介が短すぎるし、その都度、著者がどういう状況下にいるのか、まず理解してから読み始めない話が飲み込めないので、とっつきにくい。ああ、そういうことかとわかった頃にはもう終わっているくらいに短い。もっと紹介する遺跡を厳選して文章を長くしてくれたほうが良い本になったと思う。
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