新名智のレビュー一覧

  • 虚魚

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    最近ホラーとミステリーが合わさったものがとっても面白く感じいて…

    というわけで
    しばらく積まれていた本のなかから一冊

    思っていた話とは全く違っていたけど
    とっても面白く引きもまれた一冊

    人が亡くなる怪談をひたすらに求め
    本物かどうかを確認していく
    三咲とカナちゃん

    2人の関係性と少しづつ明かされていく
    後悔と罪悪感を背負った二人の過去

    絡まり合った怪談を紐解き始めた先に明かされる事実

    2人が過去の出来事をずっと引きずっていて
    不思議な関係性だったのが
    怪談を調べていく中で
    少しづつ変わっていくのが興味深かった

    怪談というちょいと私には怖さを感じるお話であっても
    なぜか人の気持ちを

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    2025年11月10日
  • 虚魚

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    最近ホラーやミステリーを手にとってないので新鮮で面白かったです。
    あまりホラーは得意じゃないのですが、皆それぞれ隠し事をしながら何かに突き動かされてゆく様と、その関係性を描いた人間ドラマとして受け取りました。
    人々の怪談への向き合い方とその弊害への、新しい視点を与えてくれる作品だと思いました。

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    2025年11月01日
  • 雷龍楼の殺人

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    読んでいると所々で違和感を覚える箇所があり、読み進めるとやっぱりそうだったんだと予想があたり、楽しく読ませてもらいました。

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    2025年10月01日
  • あさとほ

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    お久しぶりです。
    ちょい体調不良で本が読めない状況でした。
    えっ⁈
    世界陸上観てただけだろぅ⁇
    そんなこと……ん……。

    さて、本題。
    不思議な作品に出会いました。
    ホラーかなぁから始まって、色々な要素をまぜながら進んでいきます。
    そして最後の章で◯◯◯!

    ただ、「それをいっちゃあ、おしまいよ」とも捉えられる作品なんだなぁ。

    作者さんが同県人の方なので、オイラの心情としては複雑…。
    星4つにしたので、オイラのキメ台詞は使えないし…。

    まぁとにかく繰り返しになりますが、ふしぎーな作品ですよー!

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    2025年09月21日
  • 霊感インテグレーション

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    ネタバレ

    何気なく手に取った本だったけど、面白かったー!新たな出会いだった。
    オカルト的な謎が、実は人間の手によるものだった、みたいな展開はままあるけど、またそれともちょっと違って。
    人類の叡智がつまったテクノロジーにオカルトなんて入り込む余地がなさそうなのに、結局それを使う人間の感情がなくならない限り、そういうものもなくならないんだなって。
    枯れ尾花はテクノロジーの世界にも。

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    2025年08月26日
  • 霊感インテグレーション

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    ネタバレ

    多々良。カズキ。数希。一生。本家。分家。
    スピスタ。ホーンテッドナビ。神の眼。
    サーバー神社。
    呪い。生かされる。ロジック。IT。呪いはあってもなく生きてていい。

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    2025年08月10日
  • 霊感インテグレーション

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    これはなかなか面白かった。
    ITエンジニア向けのミステリーホラー小説。笑
    システムの環境関連がある程度わかっている人は、さらに楽しめるかも?
    後半クライマックスは脳内映像が大混乱。笑
    でも、落ちるところには落ちたのかなと言う印象。
    これ、微妙に続きそう?と思った。

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    2025年08月03日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫オリジナルアンソロジー。ホラー界では有名な人ばかりで、どれも楽しめました。中に1作ゲームブック形式の話があり、ページに指を挟んで進んだり戻ったりするのが懐かしいというか、めんどくさいというか(笑) 最終的に、全部の部分を読むため最初から番号関係なく読んだりして、普通の小説の方がいいな、と思いました…。個人的には内藤了の函が一番怖かったかな。

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    2025年07月11日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    豪華作家陣によるホラーのアンソロジージー。
    宮部さんの作品は、初期の頃を彷彿とさせるもので、なんだかとても嬉しくなりました。
    そして、もっと嬉しかったのは新名さんの作品。ロールプレイング的な小説はすごく久しぶりに読んだ。子供の頃、すごくワクワクしながら読んだのを思い出した。しかし、普通に読み進めるとたどり着かない章があるのは、何を意図したのだろう。

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    2025年06月22日
  • 虚魚

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    虚ろな魚と書いて『そらざかな』と読む。
    そんな言葉長く生きたつもりの人生に於いて一度も見た事無いぞ、と思い手に取りました。
    ある目的の為に人が死ぬ怪談を集めている怪談師の女性と素性は一切明かさないけど兎に角死にたい女の子、互いの人生に踏み込んだり踏み込まなかったりしているこの2人がある時『釣った人を殺す魚』という怪談と出会うところから始まるホラーサスペンスです(ホラー7割サスペンス3割な印象を受けました)。
    他人と交流していく中で経験する気持ち悪さと居心地の悪さが上手く表現されているので人によっては最後まで読めなくなっちゃうかもと感じましたが、最後まで読んでいくと気持ちの良いくらいの怒涛の伏線

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    2025年05月30日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ホラーの多様性と作家の個性を堪能できる上質なアンソロジー。ただし、期待値次第で評価が分かれるかもしれない。
    宮部や小池の情感、三津田や内藤の伝統、新名や芦花公園の斬新さがバランスよく共存し、1冊で幅広い恐怖体験が味わえた。

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    2025年05月27日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    SNSにうっすら蔓延る嘘をテーマにしたアンソロ。お気に入りは、炎上したVtuberの浅倉秋成「かわうそをかぶる」と、本当にホラーが起こるアプリの新名智「霊感インテグレーション」。石田夏穂「タイムシートを吹かせ」はらしさが凄い。これ絶対将来的読み直したい。

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    2025年05月04日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    有名作家が執筆したホラーアンソロジー。不思議な話、怖くない話もある。
    個人的に好きなのは三津田信三さんと小池真理子さんの話。
    三津田さんの話は想像するだけで怖くゾッとした。似ているかもしれない、って序盤で言われてる「竈の中の顔」を読んでみたいなと思った。
    小池さんのはほんわかする話から一変して困惑したまま終わるのが良かった。

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    2025年05月04日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    内藤了の家ホラーが段違いで恐ろしかった。芦花公園の河童の話もここ最近の世相を反映したホラーという点で面白い。小池真理子の最後の作品は、アンソロジーの最後にふさわしい切なさがあってよかった。

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    2025年04月20日
  • 雷龍楼の殺人

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    ネタバレ

    屋敷の見取り図があるだけで何やらワクワクする。
    確かにこれは完全なる密室だ。すっかり騙されて楽しく読みました。
    しかし霞は元々サイコっ気とストーカー気質があってヤバい少女だなぁ

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    2025年02月25日
  • 虚魚

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    遠田志帆さんのカバーイラストに釣られて購入した作品。
    第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 大賞受賞。
    帯の「綾辻行人氏ら選考委員大絶賛!!」にも惹かれました。

    怪異をテーマにした、ホラーといよりミステリ寄りの作品かなと感じました。
    ホラーが苦手な私でも問題なかったです。

    ラストに向けての、点と点が繋がっていく様は、さすが大賞受賞作だな、と。

    解説が小野不由美さんというのも個人的にはアツかったです。

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    2025年02月06日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    好きな作家さんが何名か著者として表紙に名前があったので読んでみました。
    宮部みゆきさん、小池真理子さんは怖いだけじゃなくて読み終わった後の余韻もある味わいでさすがです。新名智さんの作品はゲームブック風、でも読み進めていくうちに…と驚きの展開でした。芦花公園さんは相変わらずワールド炸裂。一番怖かったのは内藤了さんの「函」でした。ONのシリーズが頭にあったのですが、全然違う味わいで、怖くて読みやめたいのに面白くてやめられないという大変な状況に。

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    2025年01月27日
  • 虚魚

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    ネタバレ

    読みやすく、途中で挿入される怪談も面白い。
    ホラーであり、ミステリーであり、怪談師とか呪いで人が死ぬか実証実験するとか、各人の過去とか設定も惹き込まれる。
    怖くはないけど、怪異はすぐ側にというじわじわくる感じが好き。
    ほんのり百合?

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    2025年01月24日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    「竜狩人に祝福を」
    一番面白かった。
    ファンタジーのタイトルで内容も外国が舞台になってて、ゲームブックの構成だったから懐かしいな〜って思って楽しんでたらとんでもないことに…

    「函」
    久しぶりにめっちゃ怖い!夜中に読んでて途中で読むのやめて次の日に読みました。あんな家一泊もしたくない。

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    2025年01月15日
  • 雷龍楼の殺人

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    ネタバレ

    初めはよくある館ものか…と思って読んでいたが、途中で全部なかったことと知り途端に不穏に。
    また霞が目隠しされていることは読み返すと確かに、と思う。
    話がどう転んでいくか分からない中、面白くてどんどん読み進められたが、ラストが哀しすぎる。

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    2025年01月13日