新名智のレビュー一覧

  • その他の危険(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    8月に刊行されるのにぴったりな、真夏の心霊ドラマスペシャルを観る気分で読める、実力派人気作家アンソロジーでした!

    どの作品も個性があって読みやすいですが所謂ジャンプスケア的な怖さはなく、じわじわと侵食してくるジャパニーズホラーな作品がほとんどです。

    どれも毒のある作風でしたが最終話、梨氏著の「ブルーライト」だけ毛色の違う爽やかさがあり、田舎に帰って肝試しをした後、軒下でアイスを齧るような清涼感と一抹の寂寥感があり、良い余韻を残す好著だと思います!

    やっぱり夏は怖い話だよ!と思う方は是非。

    0
    2026年08月15日
  • その他の危険(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    本作はホラー短編のアンソロジーです。
    決まったテーマは特になさそうでした。
    『小説新潮』に掲載された短編が収録されているようです。
    普段はあまり短編を読まないのですが、作家陣が豪華なので読んでみました。

    アンソロジーなので、どの話が好きだったかを書きたいと思います。
    一番好きだった作品は、…うーん、決められない!二つあります。
    斜線堂有紀『涸渇』
    上條一輝『枯れた街の上でも』
    です!

    『涸渇』は、主人公に襲いかかる怪奇現象というか体調不良というか、それの描写が秀逸すぎました。
    いろんなホラー作品を見てきていますので、呪いによる色々な症状も見てきているのですが、この作品のやつは新しい!こんな

    0
    2026年08月03日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    現実って感じで好きなテーマのアンソロジー

    すき↓
    かわうそをかぶる
    ヤリモク

    どっちも短編としての完成度が高かった
    ・vtuberの人格に乗っ取られて(望んでるから乗っ取られるとは違うか?)、現実の人格が憎らしくなってくるのはバーチャル世界が常になるとそうなるのかな…
    ・ヤリモクは言葉遊びのタイトルに、短い中に伏線を張って、救われない起承転結が見事


    次点で↓
    まぶしさと悪意
    霊感インテグレーション

    snsの功罪って感じのまぶしさと悪意
    インターネットと心霊、都市解で学んだ好きな組み合わせの霊感インテグレーション

    0
    2026年07月13日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    杉井光さんと浅倉秋成さんの作品を読んだ。
    透き通った世界の短編ということで、数十ページに現代的なトリックを仕込ませた新しいミステリーがとても面白かった。すぐに気づく深町さんも良き。
    浅倉さんのvtuberをネタにした作品。孤独な叫び声を上げながら生きている姿は、何となく命に嫌われているの歌を思い出した。自分には苦しさが気持ちがいいという感覚は分からないが、彼女にとってそれは唯一の生を感じている感情なのだろうか。

    0
    2026年06月25日
  • 雷龍楼の殺人

    Posted by ブクログ

    読みやすいし館で次々に起きる殺人事件はドキドキした。
    結末は賛否ありそうだなとは思ったけど自分は好き!

    0
    2026年05月03日
  • 虚魚

    Posted by ブクログ

    横糸である怪談と、縦糸であるミステリが重なり上質な布を仕上げている。

    と本書の選評で道尾秀介氏が語ったと記されていましたが言い得て妙であり、さらにはその布の上で主人公の2人が儚くも支え合い、物語を進む姿の果てに美しさを感じた。

    主人公の怪談師であり、復讐の為に人を呪い殺せる怪談を探す美咲、人を殺せる怪談か祟りで死にたいと願う同居人であるカナちゃん。歪な信頼関係の2人の元に「釣ると死ぬ魚」の噂が舞い込み取材に乗り出すが‥

    怪談には被害者が存在し、その被害者にも家族や大切な人がいたはず。みだりに語ることはその人たちの心を踏みにじることになりかねないと、その恨みは怪異のごとく恐ろしいものを生み

    0
    2026年04月13日
  • 霊感インテグレーション

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オカルトと現実のバランスがちょうどよかった。オカルトで片付けられると冷めそうなところも、現実的な理由付けがあり、どちらとも取れるように断定はされていなかったので、余韻を残しながら楽しむことができた。

    0
    2026年04月05日
  • 雷龍楼の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    SNSで見かけて気になり。
    うん、こりゃレビューもネタバレあり祭りになるわな。それ無しでレビュー書けないもん笑
    誘拐は狂言なんだろうってのは序盤からわかるし、誘拐犯の身元もわかりやすい。始めは連続殺人は本当なのかと思ってた(単純)けど途中からあれ?となり…
    穂継もいいお兄ちゃんかと思いきやアレだし、霞も勘の鋭いかわいそうな生い立ちの子かと思いきや!!!
    逃げるときに殺しちゃうシーン、、、それ、きっと、にぃにやで……となってしまった( •︠-•︡ )
    この後味の悪さはすき。
    ただミステリー…なのか?

    0
    2026年01月17日
  • 雷龍楼の殺人

    Posted by ブクログ

    トリック自体は何か凄いものでは無かったが、結論が結構好み
    読みやすく、見取り図も書いてあるので、イメージがつきやすい

    0
    2025年12月23日
  • 霊感インテグレーション

    Posted by ブクログ

    呪い(のろい)というものはそういうものの概念が人間の中に生まれたと同時に人間が思考とともに進化しても退化する事なく形を姿変え存在を確立させているのはやはり人間のそういったものへの認識の在り方と複雑になり過ぎた人間の思惑などをそれへ刷り寄せる事で、いやそれのせいにした方がある意味得体の知れない不確かな何かをカタチとして認識できる事への安堵としているのかもしれない。非科学的だとしても、いわゆる呪いやオカルトや幽霊や祈りは科学が蔓延していまる現代においてそしてこれからもきっと人の側にあるのではないだろうか。それこそ、離すことの出来ない黒い人影のように。

    0
    2025年12月03日
  • 霊感インテグレーション

    Posted by ブクログ

    呪い・オカルトとITがこんなに親和性高いとはw
    オカルトってアナログっぽい雰囲気を出してるけど、
    ITって人間ぽさがないように見えるけど、
    どっちもやっぱり人間が動かしているものなんだなぁ
    サーバー神社のあたり、あるある~!ってなってた
    ITの話なのに人間くさいし、オカルトの話なのに最後はほっこりする、良い読書体験でした~(*´ω`*)

    0
    2025年11月14日
  • あさとほ

    Posted by ブクログ

    あ、よかったかも
    また主人公が謎にモテてるのが気になったけど(今回は女の子だけど、身に覚えのない僻みみたいなのがあったり)結局、気が弱めとか意思弱めなのがわたしとは違うから、映画と違って文章だとそこが目についちゃうんだろうな。なんか今回で納得した

    物語をどう捉えるか、人生や日々の選択の連なりをどう捉えるか、が軸になってて、その辺かなり共感した

    0
    2025年11月13日
  • 虚魚

    Posted by ブクログ

    最近ホラーとミステリーが合わさったものがとっても面白く感じいて…

    というわけで
    しばらく積まれていた本のなかから一冊

    思っていた話とは全く違っていたけど
    とっても面白く引きもまれた一冊

    人が亡くなる怪談をひたすらに求め
    本物かどうかを確認していく
    三咲とカナちゃん

    2人の関係性と少しづつ明かされていく
    後悔と罪悪感を背負った二人の過去

    絡まり合った怪談を紐解き始めた先に明かされる事実

    2人が過去の出来事をずっと引きずっていて
    不思議な関係性だったのが
    怪談を調べていく中で
    少しづつ変わっていくのが興味深かった

    怪談というちょいと私には怖さを感じるお話であっても
    なぜか人の気持ちを

    0
    2025年11月10日
  • 虚魚

    Posted by ブクログ

    最近ホラーやミステリーを手にとってないので新鮮で面白かったです。
    あまりホラーは得意じゃないのですが、皆それぞれ隠し事をしながら何かに突き動かされてゆく様と、その関係性を描いた人間ドラマとして受け取りました。
    人々の怪談への向き合い方とその弊害への、新しい視点を与えてくれる作品だと思いました。

    0
    2025年11月01日
  • 雷龍楼の殺人

    Posted by ブクログ

    読んでいると所々で違和感を覚える箇所があり、読み進めるとやっぱりそうだったんだと予想があたり、楽しく読ませてもらいました。

    0
    2025年10月01日
  • あさとほ

    Posted by ブクログ

    お久しぶりです。
    ちょい体調不良で本が読めない状況でした。
    えっ⁈
    世界陸上観てただけだろぅ⁇
    そんなこと……ん……。

    さて、本題。
    不思議な作品に出会いました。
    ホラーかなぁから始まって、色々な要素をまぜながら進んでいきます。
    そして最後の章で◯◯◯!

    ただ、「それをいっちゃあ、おしまいよ」とも捉えられる作品なんだなぁ。

    作者さんが同県人の方なので、オイラの心情としては複雑…。
    星4つにしたので、オイラのキメ台詞は使えないし…。

    まぁとにかく繰り返しになりますが、ふしぎーな作品ですよー!

    0
    2025年09月21日
  • 霊感インテグレーション

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何気なく手に取った本だったけど、面白かったー!新たな出会いだった。
    オカルト的な謎が、実は人間の手によるものだった、みたいな展開はままあるけど、またそれともちょっと違って。
    人類の叡智がつまったテクノロジーにオカルトなんて入り込む余地がなさそうなのに、結局それを使う人間の感情がなくならない限り、そういうものもなくならないんだなって。
    枯れ尾花はテクノロジーの世界にも。

    0
    2025年08月26日
  • 霊感インテグレーション

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    多々良。カズキ。数希。一生。本家。分家。
    スピスタ。ホーンテッドナビ。神の眼。
    サーバー神社。
    呪い。生かされる。ロジック。IT。呪いはあってもなく生きてていい。

    0
    2025年08月10日
  • 霊感インテグレーション

    Posted by ブクログ

    これはなかなか面白かった。
    ITエンジニア向けのミステリーホラー小説。笑
    システムの環境関連がある程度わかっている人は、さらに楽しめるかも?
    後半クライマックスは脳内映像が大混乱。笑
    でも、落ちるところには落ちたのかなと言う印象。
    これ、微妙に続きそう?と思った。

    0
    2025年08月03日
  • 霊感インテグレーション

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「自分をギリギリ殺さない程度に苦しめる」呪いにかかった主人公、多々良数季はピーエム・ソリューションズなる会社の社長にスカウトされ、そこで働くことに。そこにくるのはオカルト絡みの依頼がほとんど……というところから始まる連作。
    エンドとしてはまぁハッピーエンドです。呪い、解体!大団円!それにしても主人公が頑強過ぎる気はしますが、まぁ呪いのせいです。多分。
    私は帯の「都市伝説解体センター開発スタッフ推薦!」に惹かれて買いましたが、あのゲームのようなハッキリした謎解きができるかというと、ちょっと微妙なところ。小説なので仕方ないのですが、「主人公は冊子を調べて気が付いた。」みたいに核心のヒントを濁されて

    0
    2025年07月16日