新名智のレビュー一覧

  • きみはサイコロを振らない
    呪いは神様のゲーム、という発想は面白かった。
    しかし、呪いの解き方が『呪いの発動条件を満たしていないと主張して、呪いを取り消してもらう』というのでは、設定に矛盾が生じてないか?
    呪いは神様が作ったもので、その 発動条件も神様がプログラムしたもの。そこに誤りがあっては、神様の無謬性が損なわれてしまい、...続きを読む
  • あさとほ
    最後まで、わかるようでわからない本だったな……。とはいえ文章は好みで、「どういうこと?」「何があったの?」と続きが気になってするする読み終えてしまった。もう一冊読んでみたいな。
  • あさとほ
    嫌いじゃない。しかし、作者の言いたいことがいまいち伝わりませんでした。壮大な世界をイメージしてるんだろうけど、少し落とし込みきれてない感じ。
  • あさとほ
    子供3人だけで入った森の中で、夏日の双子の妹・青葉は消えてしまった。親や周りの大人の記憶からも。
    大学生になった夏日は幼馴染の明人と再会し、調査を始めることになる。

    大学教授の失踪に係る平安時代の書物「あさとほ」も絡み、幻想とホラーが融合したような独特の雰囲気。
    怖いという要素はないけど不気味な空...続きを読む
  • あさとほ
    一気に読んだ。面白かったんだが、わかったようなわからないような…
    結局、わたしと青葉が出会ったら、過去も今も自由なわたしの物語になったのよね?
    で、わたしと青葉がわかれてからは、青葉自身の人生になった?
    ハッピーエンドなのかも判然としない…
  • あさとほ

    んー

    途中までは
    どうなる?
    どうなる?

    ドキドキしながら
    読んでたけど

    最も面白くなる
    終盤で
    失速

    ホラーを期待していたから
    思ってた展開と
    違った感が…

    前作の虚魚と繋がりが
    少しあったのは
    お!と思った
  • あさとほ
    初読み作家さん。ホラーなのかミステリなのかファンタジーなのか小説ならではの不思議さが満載な作品だった。しかも禁忌が本じゃなくて布ってとこがまた独特で良い。
  • あさとほ
    真相を知ってからも、「じゃあなぜあの時2人はこうしてたんだ?」等の謎がいっぱいで、誰かに解説して欲しい気分。
    そして、多分何度も読み返して納得しても、「実はまだ裏が」なんてこともありそうな。
    じゃあ面白くなかったのか、と言われれば、面白かった。
    著者の2作目とのことで、デビュー作も読んでみようと思う...続きを読む
  • あさとほ
    「あさとほ」に魅入られた人たち
    あさとほ、とは何なのか?
    魅入られた人たちが次々に行方不明や謎の死を遂げる…と、途中まではわくわく読み進めたのだが…
  • あさとほ
    途中まで多重人格の話で
    周りのみんなは話を合わせてたけど
    青葉がいないのと告げた瞬間に
    チャンスとばかりに青葉の存在を
    周囲が消し去った。。って話なのかなーと
    思ったけど全然違った。
    ずーーっと濃い霧に包まれた森の中を
    進んでいく様な気分になる話だった。
    やっぱり王様のブランチで紹介されると
    気にな...続きを読む
  • あさとほ
    装丁にひかれて手にしました。とても素敵です。

    読後、★4にするか迷いました。
    始まりも古典を題材にしたのも興味深ったのですが、明人のキャラと事故物件云々等(特に浅葉ターン)が私には軽すぎて少し蛇足かなと感じました。
    個人的に先生の奥さんが一番怖かったです。布は怖いというよりSF的な奇妙さを感じまし...続きを読む
  • あさとほ
    読んでいるうちに多元宇宙の話かと思いきや布が織りなす物語の怖いお話。
    現実と妄想、望んだ通りになる上布の見せる世界の不思議さ。最後まで狐に包まれたようなお話でお話的にはハッピーエンド。
  • あさとほ
    すごく読みたくて買ったもの。

    ストーリーの枠組みは理解したと思うのだが、その中身の詳細がイマイチ理解しきれなかった。伏線ばかり回収しようと思うのは、このストーリーには違うような気がしたので、あまり詳しく追いかけないことにした。それも物語、ってことでいいのだと思う。理解しきれない面白さみたいなのは感...続きを読む
  • あさとほ
    前作の「虚魚」を読んで気になったため、本作を読みました。

    立て続けに人が失踪したり、亡くなったりしたことを不審に思った主人公が、その謎を探るというストーリーにはなるのですが、後半のスリルや展開は面白かったと思います。しかし中盤あたりで設定の複雑さから、ダレちゃったこともあって評価は普通です。

    ...続きを読む
  • あさとほ
    幼い頃目の前で消えてしまった青葉。青葉のことは、夏日と明人以外は覚えていない。
    そんな失踪事件がいくつか起き、情報を集めるうちに「あさとほ」に関わっていく。

    物語に引き込まれてすぐに読めてしまった。ただ、最後が自分の理解が追いつかず、結局何だったのとなってしまった。
  • あさとほ
    「あさとほ」という古文書に関わった人間が行方不明や死亡していると気付いた大学生の夏日と、話を聞いて協力する幼馴染の明人。
    2人には解決したい過去の事件があった。
  • あさとほ
    「あさとほ」それは遠い昔に確かに存在し、いつの間にか消えてしまった物語。

    ただの古文書でしかないはずのそれに、夏日と妹の青葉、幼馴染の明人の人生は、大きく歪まされていく…


    ホラーとしての怖さと悍ましさ、そしてサスペンスとしての読み手を引き込む展開、どちらも一級品です。


    ただオチに関しては賛...続きを読む
  • 虚魚
    2021年度大賞。
    ホラーなんだよね。その魚を捕まえると死ぬらしい。怪談士の美咲は、同居するカナちゃんとともに探しに行く。両親と車に乗り、自分だけ生き残ったトラウマ。このパターン最近読んだ本と一緒だw 美咲の元カレとともに探し始める。
    ホラーだけど、こわくはない。
  • あさとほ
    「あさとほ」とは…。人生とは何か考えさせられました。真相に迫っていくところからの物語の加速に興奮して一気に読みました。
  • 虚魚
    「人を殺す怪談」を探す主人公と呪いで死にたい相棒の設定に引き込まれました。
    ホラー小説というよりかはミステリー要素が強く、怪談の謎に迫っていく描写もテンポがよく、非常に読みやすかったです。ただモヤッとしたところもあったので評価は3くらいかなと思いました。