田中世紀のレビュー一覧

  • なぜ男女格差はなくならないのか

    Posted by ブクログ

    単純に男女格差と言っても、差別してる自覚なくてもしてしまっていたり、個人主義の昨今では女性だけ特別扱いは違和感を感じる人たちもいるのだろう。そして男性も働いて稼がねば、の圧があるということなんだと思う。子供を持つと男女の格差を日本では痛感するなと普段の生活で思うから、共働きや女性の管理職が進出しても、働きやすい文化が作られていくといいなと思った。

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    2025年12月05日
  • やさしくない国ニッポンの政治経済学 日本人は困っている人を助けないのか

    Posted by ブクログ

    日本人はおもてなしの国で有名だと思っていたけれど、案外優しい人は少ない事実があるそうだ。
    他人への親切は、いわば義務としてやっていた感があり、自分だけやらなければハブられるという、江戸時代の五人組の延長のような感覚の人が多いらしい。
    そう思って周りの人たちの優しさを観察してみると、表面上の優しさが多く、真に相手のためを思ってアドバイスしたり声をかけている人にはなかなか出会わない。
    他人に不干渉な相対主義の人が多いと感じていたとおり、種々のアンケート結果からも日本では自助が強く、共助や公助の意識が少ない。
    別の本で読んだけれど、公務員数も先進諸国の約半分ほどという事実とも合致するのだろう。

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    2021年12月27日
  • やさしくない国ニッポンの政治経済学 日本人は困っている人を助けないのか

    Posted by ブクログ

    「世界人助け指数」が126カ国中107位、「世界価値観調査」で「他国の人は信頼できる」と答えた人が、オランダ15.4%、アメリカ8.1%に対して、日本はわずか0.2%...と衝撃的なデータに驚きました。
    超高齢化社会、サービス過剰社会、ガラパゴス社会である日本は、本当に困っている人を助けない国なのだろうか...?
    115ページと少ないページ数で、読みやすかったのですが、著者の訴えたかったことは何だったのか、よくわかりませんでした。

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    2021年10月20日
  • なぜ男女格差はなくならないのか

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    男女の賃金格差は、職種、ポジション、年齢、パフォーマンス以外の説明できない要因「容疑者X」によって生まれていると考察される。その容疑者Xを探すという趣旨で展開される。

    男女格差の原因は複数あり、複雑に絡まり合っている。だいたい自分が想像する範疇内の意見であり(、また本がというより素人の小娘が想像できるような理由がいまだに解決できていないという点でも)少し残念に感じてしまった。
    終盤で提示される解決策も、現実性に欠けるように感じてしまった。
    だが、無意識の刷り込みの力の大きさを改めて考えるきっかけとなり、その点ではよかった。

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    2025年11月29日
  • なぜ男女格差はなくならないのか

    Posted by ブクログ

    最初の方に某有名企業の男女別給与が示される。
    女性の方が少ない。
    最初の方はその差を因数分解していく感じ。
    ただ、それでも説明ができない差があり、それが何なのかを少し深堀りしていく内容、といった印象。

    一方、女性を「優遇」(しているように見える)する事象もあり、それについては男性側に不満があり、その理由は長期的不況にもあるという。

    タイトルから想像されるほどシリアスな内容ではなく、客観事実を淡々と語っている。

    就職活動前の女子が読んだら、示唆が多いかなぁ。

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    2025年11月03日
  • なぜ男女格差はなくならないのか

    Posted by ブクログ

    読めば読むほど男女格差はなくならないんだと確信に近い感覚を得てしまって残念だ。男女格差は永遠言われ続けているため、もはや今後多少の解決はあれど、その頃にはまた違った観点での男女格差問題が問われるだろう。
    著者が言うには世界的に見ても日本は男女格差があるという認識を持たれているようで、その点に関しては不人気だそうだ。戦後から摩擦や目をつぶってきた事実もありながら、成長を続けてきた日本。成長が止まり、現代は男女格差含めて山積みとなった問題にどう向き合っていくのか、難題を突きつけられている。

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    2025年10月29日