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日本社会に根強く残る男女間の賃金格差。
その背後にあったのは、「男性らしさ/女性らしさ」という呪縛だったーー。
● 妊娠・出産による「母親ペナルティ」だけでは説明できない格差
● 労働市場と恋愛市場の「ダブル・スタンダード」に苦しめられる女性たち
●「女性は数学ができない」という偏見が生む悪循環
● ミシュランの星つきレストランに女性シェフが少ない理由
● 〇〇専用車両は「差別的」な施策か? 優遇策の予期せぬ「副作用」
● 韓国、アメリカ、北欧まで……世界中で急増する「女性を憎む」男性
● 差別につながる「カテゴリー化」の罠
「今とは異なる境遇に、自分が生まれていたなら……。」
「あり得たかもしれない自分への想像力」に始まり、「今を生きる他者への想像力」に終わる、
性別をめぐる社会の理不尽に問いかける一冊。
世界的に起こっているマイノリティや女性の優遇策に対する「バックラッシュ」現象を考えるヒントにも。
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Posted by ブクログ
日本は「性別ガチャ」の影響が強く、男女格差が大きくて女性が生きにくいという意見もあれば、「性別ガチャ」の影響をなくそうとする女性優遇策に反発の声が上がり、男性こそ生きづらいという意見もある中、実際に男女間にどれだけの格差があり、格差があるとすればそれはなぜなのかを明らかにするとともに、「性別ガチャ」による影響を少なくしようとする政策として、女性優遇策や差別撲滅運動を取り上げ、それらが反発を招いたり、失敗しがちな要因を分析し、男女の差別や格差の是正に向けた新たなアプローチを提案している。
恋愛ペナルティという考え方や「差別」の独自の分類、既存の格差是正策が男女の対立構図を生み出していることの指摘、「男/女」というカテゴリー化のレベルを変えるという新たな格差是正策の提案など、斬新なアプローチで男女格差の実態やその解決策について考察しており、我が国におけるジェンダーギャップや男女差別、そしてそれらの解消について考えるに当たって、有益な内容だった。「セルフ型差別」は差別といえるのか、カテゴリー化のレベルを変えるというのは「寝た子を起こすな論」に近く本質的な解決に結びつかないのではないのかなど、全てに納得感があったわけではないが、一理あるなと思わされる部分が多かった。
Posted by ブクログ
高市人気が非常に高い。彼女の強さと柔らかさが、特に若い世代に強く刺さったのではないか。
この本の主題を考えると、この現象が一つのキーになるのではないか。
長い歴史の中で、女性はこうあるべきという評価に、男性は凝り固まり、そこからはみ出した個性を、男性のみならず、女性側からもバッシングされる。この差別に対する特効薬はない。女性枠やキャンペーンは逆に対立軸を明確にして、より深刻な状況を生み出す。どうすれば良い?
赤ちゃんは差別をしない。固まった価値観を持っていないから。カテゴライズが始まらない早いうちから、個人を意識した教育が、全世界で必要だと私は感じた。
Posted by ブクログ
男女平等、差別を無くそうと動いている世の中。
だけど、私の中ではその動きに対する周りの対応がどこかずっともやもやしていた。
男女平等なんだから、「男性だから」「女性だから」でひとまとめにするのはおかしいし、
「女性ならではの意見」も、表向きは男女平等のために見えるけれど、実際は「女性」にまとめている。
それを解決するための方法として筆者が挙げていたのは、男性・女性等のカテゴリーで見るのではなく、「個人」として向き合うこと。
社会では男女の扱いにまだまだ違和感を感じることが多いけれど、まずは私の振る舞いを気をつけることから始めようと思った。
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