【感想・ネタバレ】やさしくない国ニッポンの政治経済学 日本人は困っている人を助けないのかのレビュー

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Posted by ブクログ

日本人はおもてなしの国で有名だと思っていたけれど、案外優しい人は少ない事実があるそうだ。
他人への親切は、いわば義務としてやっていた感があり、自分だけやらなければハブられるという、江戸時代の五人組の延長のような感覚の人が多いらしい。
そう思って周りの人たちの優しさを観察してみると、表面上の優しさが多く、真に相手のためを思ってアドバイスしたり声をかけている人にはなかなか出会わない。
他人に不干渉な相対主義の人が多いと感じていたとおり、種々のアンケート結果からも日本では自助が強く、共助や公助の意識が少ない。
別の本で読んだけれど、公務員数も先進諸国の約半分ほどという事実とも合致するのだろう。

本書の最後の方で出てきたモラルハザードという言葉を初めて知ったが、この考えに基づくと人を甘やかすと努力しなくなるという、いわゆる性悪説的な考えに至るのだろう。

私個人としては、もっと人を信じてもいいんじゃないかなと思っている。

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2021年12月27日

Posted by ブクログ

「世界人助け指数」が126カ国中107位、「世界価値観調査」で「他国の人は信頼できる」と答えた人が、オランダ15.4%、アメリカ8.1%に対して、日本はわずか0.2%...と衝撃的なデータに驚きました。
超高齢化社会、サービス過剰社会、ガラパゴス社会である日本は、本当に困っている人を助けない国なのだろうか...?
115ページと少ないページ数で、読みやすかったのですが、著者の訴えたかったことは何だったのか、よくわかりませんでした。

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2021年10月20日

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