上白石萌音のレビュー一覧

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    飾らない真っ直ぐで芯のある、素直な彼女の人柄がよくあらわれていてとてもよかった。特に「生きる」が好きだ。
    "こんなにしっかり生きているけれど、いつその時がくるかわからない。いつも隣り合わせなのだと。
    「どの会話がその人の最後になるかわからない。だからどんなに最低な日でも、別れ際は気持ちよく手を振りたい」
    後味の悪い別れが今生の別れになってしまったら、悔やんでも悔やみ切れないだろう。"

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    2025年10月16日
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    萌音ちゃんの文章はとてもしなやかで、
    日常に寄り添ったエピソードたちにもふわりと柔らかな光が宿っているようで、
    心がふんわりとほどけるエッセイだった。

    彼女の考え方の随所から人柄の良さが窺えて、何度も素敵だ〜と感嘆してしまった。

    身近な人たちが萌音ちゃんを色で表したらという企画では、青・緑・黄色・黒と全く印象の違う色で表現されていて、
    本人が自在にしなやかに、周りの影響をぐんぐんと吸収しながら光を放ってるからなんだろうなあと思った。とても魅力的な人だ。

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    2025年09月14日
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    読み始めようと手にして驚いた。
    なんと凝った装丁を施した本なのだろう。普段、文庫本ばかり購入している僕には、とても興味深い“本”の造作。モノとしての本の魅力、物欲の対象としての本の、新たな魅力に目の覚める思いがした。
    巻末にある“『いろいろ』ができるまで”の頁が興味深い。
    筆者の、こだわりが詰まった本なんだな。
    こだわりが詰まって収まりきらずに、迸る。
    そりゃそうだ。
    本を好きな人が“作った”本なのだから。
    本好きな人に、こだわりがないなんて、きっとないから。

    彼女が紡いだ文章は言うなれば、そう、たとえば昨日買ってきた米粉のように粒子が微細で、ぎっしりと充実した密度の高さと、その割に拍子抜け

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    2025年05月07日
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    ネタバレ

    上白石萌音さんの初のエッセイ。

    『脳味噌で生きてるんだなと思った。天に昇るもそこに落ちるのも、結局はこころがけ次第なのかもしれない。ちょっとしたことで、下向きの矢印は上を向く。その逆も然りなので要注意。自分の機嫌は自分でとって、上手いこと生きていかないと。』p31

    『好きなことを好きというにはとても勇気が必要だった。(中略)なんだかとんでもなく苦しかったなあ。あの時の自分の背中をさすってあげたい。』p45

    『一冊の本とは、人と時間の結晶なのだ。』
    『書くことは、伝えるということは、見つめることからはじまるのだと思った。そして一人では何もできなくて、誰かの力を借りたら何でもできるのだと思っ

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    2025年02月11日
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    上白石萌音ちゃんのエッセイ。以前Xで勧めて頂いたので。
    テレビで見る萌音ちゃんのイメージそのままの文章。素敵な人だなぁ。

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    2025年02月01日
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    俳優、上白石萌音さん初のエッセイ
    普段の上白石さんの生活はもちろん、本への愛、俳優という仕事への愛も凄く知る事が出来ました。

    色々な所で目にする上白石さんの子役さんとのほっこりやりとりも、上白石さんのこの純粋なところからくるんだろうなーと。
    虫籠を持っていくけど、いつも捕まえてはそのまま離すエピソードは可愛すぎ^ - ^

    本作では上白石さんが短編小説も書かれているので、ファンの方は勿論、本好きも楽しめるエッセイです

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    2025年01月25日
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    小学校や中学校、学校生活は羞恥心の塊の空間。音読が好きなのに、本当はすらすら読めるのに、わざと下手に読まなくてはいけないあの空気、私もそうだったので共感しかありません。佇まいは柔らかいけど、良い意味で頑固でとてもしっかりした方、そしてアクティブ。素敵なエッセイでした。

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    2024年12月15日
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    上白石萌音さんが好きだ。正確に言うと上白石姉妹が好きだ。特に二人の奏でるハーモニーが。彼女達のハモリのCDが出たら真っ先に買いたい。
    萌音さんは、「舞妓はレディ」から注目し、ラジオ番組もよく聴いた。
    彼女はあまり色のない役者だ。真面目で透明で上品だけど。でも、このエッセイで謎が解けた。
    彼女のエッセイに寄せてのこの言葉で。
    「これまでの仕事の根底において大事にしてきたのは、自我を消して『求められる色に染まること』であった、と。そして、ありとあらゆる色と出逢う、貴重な経験をさせていただいてきたのだ、と。」
    彼女が、私の大好きな作家原田マハさんを敬愛しているのも嬉しい。一緒に美術館で絵を鑑賞したと

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    2024年12月11日
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    上白石萌音ちゃん 素敵な方だなぁ♡

    何気なくて あたたかな記憶の数々を
    あざやかな 叙述として編み上げているエッセイ_



    何気ない日常の断片も
    萌音ちゃんのたおやかで
    まっすぐな言葉で綴られると

    色彩豊かな世界に感じられて…
    心がほっこりしました♡

    これからも萌音ちゃんの活躍を
    応援しています!!

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    2025年04月11日
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    audible18冊目。

    上白石萌音ちゃん本人が朗読している、贅沢なエッセイでした。
    「歌う」とか「歩く」というように、日常生活の行動を切り取ってテーマにして文章化していました。

    お腹空いたな〜、餃子食べたい!と思った時に、冷凍餃子ではなくちゃんとタネから作り、皮で包んで…と、イチから手作りするとは…
    しかも自分ひとりのために。

    自然体で笑顔が可愛いらしく、ほんわかした雰囲気が素敵な方だなあと思っていましたが、書くことも得意なのだなあと、新たな魅力に気づかされました。

    タイトルをもうちょっと工夫できたんじゃないかなあなんて思いつつ。

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    2024年12月28日
  • いろいろ

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    初エッセイ。

    オーディブルで読む。
    萌音さんは何となく文学少女というイメージがあって「なんでだっけな?」と思ってたら、文中に原田マハさんの名前が出てきて、「常設展示室」の文庫本で、萌音さんが素晴らしい解説を書いていたことを思い出した。

    本人朗読で、聴いているとお人柄が感じられてほんわかします。
    暖かい陽だまりの中にいる気分になります。

    ♫AXIA 〜かなしいことり〜/上白石萌音(2021)

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    2024年12月22日