ヒラリーマンテルのレビュー一覧

  • 鏡と光 下

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    端々に散りばめられた何気ない描写のひとつひとつがラストへの伏線だったり、史実として残っているエピソードに繋がるキーワードだったり…読めば読むほど、歴史を知れば知るほど面白さが増す作品だった。主人公のクロムウェルはもちろんのこと、彼を取り巻く様々なキャラクター、特にヘンリー8世の解像度が凄い。野望、喜び、葛藤と苦悩、慈悲、無慈悲…文書の中で彼らの生きる呼吸が聞こえるようだった。

    もっとマンテルの作品を読んでみたいが現在翻訳されているのはクロムウェルの三部作のみ。他作品の翻訳もぜひ刊行して欲しい。

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    2025年07月30日
  • 罪人を召し出せ

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    スリルってこのことだと思った。全サラリーマンは読むべき。心技体が揃った鉄人のスマートなのに武闘派の生き方…カッコ良すぎる。読みながらずっとその後起きる史実があることもまた楽しませてくれます。

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    2024年03月30日
  • ウルフ・ホール 下

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    なんだろう。多分知識不足で理解しきれていないことも多々あると思うのですが、目まぐるしく変わる場面転換に振り回されるのが最初は辛かったのに、どんどん楽しくなっていく!サラリーマンであり、役人であり、父親であり、男である。張り詰めっぱなしの彼の人生をずっと並走しながら見届ける。言葉、言葉、言葉ばかり。

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    2023年09月08日
  • ウルフ・ホール 上

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    読み応えすごい。個人と社会と政治と宗教が超複雑にかつドロドロと混じり合って、その中で実力一つでの仕上がるトマス・クロムウェル。そんな彼も一人の人間で…
    役人時代を思い出す 笑

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    2023年07月13日
  • 鏡と光 上

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    ネタバレ

    わーお。
    親の因果が子に報い…じゃないけど。
    賢明なるカトリック両王とは言ってもやっぱり人の親。良かれと思って…異国に嫁ぐ娘の幸先を案じただけだったのに。巡りめぐって結局は、娘を不幸に、孫娘を苦境に、そしてイングランドを混迷に…。一見やりたい放題なヘンリー8世だけど、所詮は歴史の歯車でしかなかったのね。
    これぞクロニクルの醍醐味…いやこのシリーズ、主人公はクロムウェルだから、ヘンリー8世の治世の全貌ですらないけどな。
    長い長い三部作、ここにたどり着くのか。
    歴史って、こんなにも懐深く豊かなものか。
    久々に鳥肌が立ったわ…ってとこから先が長かったですわ。

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    2021年11月01日
  • 罪人を召し出せ

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    あるいはそうだったのかも
    6世紀のイングランド王ヘンリー8世。妻である王妃も幾人も替わったけど、側近も替わった。

    ヘンリー8世に重用されたトマス・クロムウェル。宗教改革を進め既得権益を持つ教会を潰して財産を取り上げ、とされている。

    この小説での「彼」は、前作『ウルフ・ホール』と同様、辞書から受ける印象とは少し異なる。

    先に失脚したウルジー枢機卿を敬愛し、目の前の状況を切り抜け冷静沈着に生き抜いてきたら、今があったという感じ。

    ただ、誠実に一生懸命やっての今、というところと、狡猾に立ち回っての今、というところをゆらゆらと行き来しているようにも思える。

    吉となるか、凶となるかは、計算しつ

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    2015年04月04日
  • 罪人を召し出せ

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    ネタバレ

    さりげなく書かれた言葉の裏にウルジーの仇討ちが込められていてハッとし、アンブーリン処刑の描写はまるで目の前で起きているかの様に頭に浮かんだ。ウルフホール同様、文章が巧みで舌を巻く。

    着実に地位を築く一方、風向きが変われば一瞬で崩壊しそうな綱渡りにこの先どうなるのだろうとわくわくしつつあとがきを読んだら最大のネタバレを喰らってしまった……え、周知の事実なの!?あらためて自身の無知を痛感。今度からあとがきは全シリーズを読破するまで決して読むまい。

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    2025年06月04日
  • ウルフ・ホール 下

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    著者がその時代を生きていたのかと思うほど、当時の人々の生活や心情が丹念に生き生きと描かれている。また節々に見える情景描写はどれ一つとして同じものがなく、短文ながらまざまざと心に浮かび美しい。様々な思いが含まれる会話も巧みで思わず舌を巻く。

    ただ起承転結のコントラストがあまりなく単調で、文脈も箇条書きに感じる様な…独特すぎてなかなか世界観に入り込めなかった。それ故に舞台の台本を読み解くかの様に俯瞰してしまい、主人公へ感情移入しどきどきしながら心を寄り添わせて読むことが最後まで出来なかった。後とにかく同じ名前の人物が多くて大混乱。当時の名前の選択肢狭くないか?

    好みの作風と真逆なので自分の中に

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    2025年05月08日
  • ウルフ・ホール 下

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    ネタバレ

    教会から王へ権力が変わる流れ、王様や貴族の暮らし、当時の人々の暮らしぶりがわかる。

    クロムウェルが法のもとに教会の権力から王も人民も裁く政治を整えていく、これが民主主義の基盤を作っていったのかも。

    タイトルにまだピンと来ていないので、まだ十分に理解できていないのだと思う。

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    2024年09月05日
  • ウルフ・ホール 上

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    淡々と話が進む。歴史をおさえないと何を成した人かわからない。イギリス国教教会がカトリックから独立した流れが王の離婚スタートというのが面白い

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    2024年01月01日
  • ウルフ・ホール 下

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    上巻に続き、登場人物の争いが激しさを増す。結婚、信仰、裏切り、謀略、暗殺、処刑、忠義などが絡み合う。勝利者となった者も、最終的には君主の気まぐれに翻弄される。イギリス版徒然草的な要素。

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    2017年03月26日
  • ウルフ・ホール 上

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    発売当時、欧米で大きな賞を総なめにしたという話題の書。これも長らく積ん読だったもの。16世紀のイギリスを舞台に、王妃との離婚を望む国王ヘンリー8世、議会、教会・教皇、貴族たちの思惑や陰謀を、トマス・クロムウェルの視点から描いたもの。登場人物が多すぎて最初はとっつきにくいが、書評にあるようにどんどん引き込まれる。500年も前の歴史小説であれが、人間臭さは現代と変わらず、そこが面白いのかも。

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    2017年03月12日
  • ウルフ・ホール 下

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    16 世紀イングランドを少し勉強してから読むと良いな。
    中世の宮廷、宗教、政治って結構怖い。
    だから物語の素材として魅力的なんだろうが。

    2009 年 ブッカー賞受賞作品。
    2009 年 全米批評家協会賞受賞作品。

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    2011年08月23日
  • ウルフ・ホール 上

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    16 世紀イングランドを少し勉強してから読むと良いな。
    中世の宮廷、宗教、政治って結構怖い。
    だから物語の素材として魅力的なんだろうが。

    2009 年 ブッカー賞受賞作品。
    2009 年 全米批評家協会賞受賞作品。

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    2011年08月23日
  • 罪人を召し出せ

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    ネタバレ

    あーいたな、そんなやつ……程度の聞きかじり知識しかないので
    すごく読みにくかった。無学な自分を嘆きつつ。

    外国とのアレコレとか国王の嫁問題とか、とか、とか
    クロムウェルさん、つじつま合わせすげーな。
    といってもこのひとにそんなに魅力は感じないな。

    アン・ブーリンのほうが魅力的だった。
    最後やっぱり、アレがああなるけど。
    タイトルと表紙からしてメインディッシュだもんね。

    誰が一番ムカつくかって、国王。
    ヘタレなのにやりたい放題で、ちゃんと天国に行けるかなあ?って何なんだこいつ……。

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    今後、続編も読めるみたいで、
    なんとなく気になってクレムエル(笑)をwikiで調べてしまった

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    2013年12月05日