ヒラリーマンテルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレわーお。
親の因果が子に報い…じゃないけど。
賢明なるカトリック両王とは言ってもやっぱり人の親。良かれと思って…異国に嫁ぐ娘の幸先を案じただけだったのに。巡りめぐって結局は、娘を不幸に、孫娘を苦境に、そしてイングランドを混迷に…。一見やりたい放題なヘンリー8世だけど、所詮は歴史の歯車でしかなかったのね。
これぞクロニクルの醍醐味…いやこのシリーズ、主人公はクロムウェルだから、ヘンリー8世の治世の全貌ですらないけどな。
長い長い三部作、ここにたどり着くのか。
歴史って、こんなにも懐深く豊かなものか。
久々に鳥肌が立ったわ…ってとこから先が長かったですわ。 -
Posted by ブクログ
あるいはそうだったのかも
6世紀のイングランド王ヘンリー8世。妻である王妃も幾人も替わったけど、側近も替わった。
ヘンリー8世に重用されたトマス・クロムウェル。宗教改革を進め既得権益を持つ教会を潰して財産を取り上げ、とされている。
この小説での「彼」は、前作『ウルフ・ホール』と同様、辞書から受ける印象とは少し異なる。
先に失脚したウルジー枢機卿を敬愛し、目の前の状況を切り抜け冷静沈着に生き抜いてきたら、今があったという感じ。
ただ、誠実に一生懸命やっての今、というところと、狡猾に立ち回っての今、というところをゆらゆらと行き来しているようにも思える。
吉となるか、凶となるかは、計算しつ -
Posted by ブクログ
著者がその時代を生きていたのかと思うほど、当時の人々の生活や心情が丹念に生き生きと描かれている。また節々に見える情景描写はどれ一つとして同じものがなく、短文ながらまざまざと心に浮かび美しい。様々な思いが含まれる会話も巧みで思わず舌を巻く。
ただ起承転結のコントラストがあまりなく単調で、文脈も箇条書きに感じる様な…独特すぎてなかなか世界観に入り込めなかった。それ故に舞台の台本を読み解くかの様に俯瞰してしまい、主人公へ感情移入しどきどきしながら心を寄り添わせて読むことが最後まで出来なかった。後とにかく同じ名前の人物が多くて大混乱。当時の名前の選択肢狭くないか?
好みの作風と真逆なので自分の中に -
Posted by ブクログ
ネタバレあーいたな、そんなやつ……程度の聞きかじり知識しかないので
すごく読みにくかった。無学な自分を嘆きつつ。
外国とのアレコレとか国王の嫁問題とか、とか、とか
クロムウェルさん、つじつま合わせすげーな。
といってもこのひとにそんなに魅力は感じないな。
アン・ブーリンのほうが魅力的だった。
最後やっぱり、アレがああなるけど。
タイトルと表紙からしてメインディッシュだもんね。
誰が一番ムカつくかって、国王。
ヘタレなのにやりたい放題で、ちゃんと天国に行けるかなあ?って何なんだこいつ……。
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今後、続編も読めるみたいで、
なんとなく気になってクレムエル(笑)をwikiで調べてしまった