認知症未来共創ハブほかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
NHKでこの本に基づいた番組が時々放送されている。
認知症の世界を、旅人がめぐっていくというストーリー仕立てになっているものだ。
いい番組だと思ったので、まとめて内容を知りたいと思い、本のほうも読んでみることにした。
「認知症の課題解決はデザイナーの仕事」、認知症の人たちが暮らしやすいよう、生活をデザインするといいのだ、という考え方に、共感する。
それから、認知症への理解も深まった。
認知症というと、徘徊とか、家族の顔がわからなくなる、といったイメージがある。
ところが、認知症の現れ方は人それぞれだし、同じ「徘徊」という現象でも、その人ごとになぜそうなってしまうのかの原因は異なる。
しかし -
Posted by ブクログ
実際にわたしの母が徐々に認知機能が低下していることもあり、認知症世界はどんな感じか知りたかったのでこの本を選びました。
認知症の方の日常目線で描かれているので、読者からすると別な世界にいるような感覚になるように構成されていました。
目から入ってきた二次元情報を三次元情報に変換できないサッカク砂漠が面白かったです。
電車とホームのわずかな隙間が深い谷のように見え怖い。しかし「ぴょ〜んっ!」と心の中で叫ぶとホームに降りられたというエピソードがとても可愛いですね。
お風呂に入りたくないと嫌がる、七変化温泉では、人によって感覚の違いもあり認知症とは言っても、入りたくない理由もさまざまあることが分