信吉のレビュー一覧

  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    世の中にはいろんなしがらみや思惑、物欲などが混在しているが、どれも結局『自分自身がどう思うか』これに尽きるのではないか。

    どんなに立派な家や財宝を持っていても、心や身体が健康でなければ、何の意味もない。

    すべてにおいて自分という資本がもっとも大切だなと改めて思う。

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    2022年01月28日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    平安時代に遷都や天災などを見てきた鴨長明の有名な随筆をマンガにしてかなり読みやすくした一冊。もともとが短い作品なので、先に別の本で現代語訳を読んでおいてもいいかも。現代のミニマリストっぽい生き方をした方なので、現代人にも刺さります。

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    2025年10月30日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    『方丈記』は誰もが知っている古典文学である。しかし「その内容は?」と聞かれたら、せいぜい「行く川の流れは絶えずして」という冒頭文と、「無常観」というキーワードを答えるくらいが関の山。あなたも私も何となく、世捨て人となった作者がみずからの達観した境地を綴ったものと、勝手に想像していないだろうか。だが、この無常観にはちゃんと理由があった。それが「災害」である。
    作者はその生涯で天災・人災を含め、五つの災害を経験している。その中には東日本大震災にも匹敵する大地震があった。昨日まで当たり前のように存在していたものがあっけなく消えてしまう。人も街も永遠ではない。『方丈記』が活写した年代は、六年に渡る源平

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    2025年03月01日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    三代随筆の一つである「方丈記」は、日本最古の「災害文学」とのこと。そうだったっけかー、学校で習ったんだろうけどすっかり忘れてました。
    62年の人生の中で5つの災害を経験している長明。「遷都」も災害扱いなのね。
    でもま、日本は自然災害がとりわけ多いから、被害の大小関わらず5つくらいは被災するのかもな。戦争も災害とするならそれはまだ経験がないけど、下手したらこの先あるかもしれないし。
    いくら立派な家を建てても、いくら財産を蓄えても、災害に遭ったら全てなくなってしまうのに。身軽が一番。わかっているけど喉元を過ぎたら暑さを忘れる。これもまた人間。

    ものがあっても無くても自分が満足してればいいのである

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    2024年04月29日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    夫が持っていたコミック
    以前、方丈記はNHKの「100分de名著」である程度知っているつもりであったが、振り返られるのはいい機会でした。

    方丈記の内容を素直にコミックにしてくれています。

    内容としてはそれでいいと思いますが、
    鴨長明の出生や歩んだ人生をもう少し踏まえていただいた方が、自分好みでした。

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    2023年03月06日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    養老孟司さんの解説に共感するところが多かった。

    鴨長明の自足する生活を見習うべきだと思った。
    少ない食料しかないからこそどんなものでも美味しく感じられる。このような気分を感じることは全くない。物が溢れている現代は本当に幸せなのだろうかと考えさせられた。
    (メモ 自足:自分の置かれた状況に満足すること)

    漫画は綺麗で読みやすかった。方丈記が短いからなのかとてもあっさりしていた印象を受けた。

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    2022年05月16日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    方丈記が分かりやすくよめた。長明はよく生き残ったものだ。都に行くと自分の姿に恥じることもあるとある、そんな感覚を持っているから色々考えたんだろうな〜と思った。もとの水にあらず。

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    2022年04月19日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    漫画なら読めるかな。と思い読みましたが、読んでよかったです。小学生位の子どもの本棚にそっと入れておきたい一冊としてメモしておきます。

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    2022年01月29日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    原文も読めば読めないこともないけれど、漫画読んでからでもよいでしょう。やっぱり漫画から入ると全体がわかりますよね。

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    2021年11月10日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    『方丈記』の概要は、水木しげる版のマンガで掴んだ。養老孟司の解説を読みたかった。その一点で本書を購入した。
    結論から言えば、その解説から新たに学ぶことはなかった。養老孟司が『方丈記』を高く評価していることは知っていた。諸行無常を描いていることが、その理由であることも知っていた。
    ただし、養老孟司の解説を読んで思うところがあったので、私個人の推理に過ぎないが、記しておく。
    鴨長明は鎌倉時代を生きた人であるが、鎌倉時代というのは人々の生活に変化が起きた時代ではないのか。具体的には「都市化」が起きはじめた時代ではないかと思う。「都市化」と言っても現代のような都市ではないだろう。
    しかし、都を中心にそ

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    2021年10月04日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    方丈記の内容がサッとわかる。
    ただ、方丈記は思いつくままかかれたような内容なので、とりとめのない読後感。

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    2025年09月16日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    さらーっと読んだ。確かに物に執着するのはダメかも知れない。でも今の私はこんな家に住みたいとか、あれが欲しいとか、欲がある。でも反論できないのが、もどかしい。

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    2024年02月25日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    なかなか一回読み終わっただけでは分からない。
    でも日本という国が昔から災害に悩まされてきた国なんだな、方丈記から学ぶ事はその度にあるんじゃないかと思いました。

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    2023年07月05日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    原文を読むには自身の学力では及ばない私にとって、こうして読めるようにしてくれている本はとてもありがたい。

    「方丈記」 一度は聞いたことがあっても、一体全体何について書かれたものなのか分からない、けど興味があるという人にとっては、触れやすいので是非、一読してみても良いのではないだろうか。

    個人的には、鴨長明のような心境に至れることに憧れる。

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    2022年11月13日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    方丈記の内容をザックリ知ることができて良かった。
    変化の早い時代だからこそ、より沁みる内容です。自分とは何かを考えさせられます。

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    2022年09月13日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    漫画方丈記 鴨長明 

    当たらず障らずで
    わかりやすいけれど
    普通すぎて
    漫画で表現する意味がない
    もう少し突っ込んだ
    独断の解説がほしかった
    文を構成したのは誰なのか?
    漫画を書いたのは誰なのか?

    養老孟司の後書も
    押して知るべしで
    当たり前のことが書いてあるだけ

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    2022年05月10日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    ネタバレ

     お見事!
     方丈記をして、”日本最古の災害文学”とした時点で、本書は手に取って読んで(見て)みる価値がある。

     たぶん、ちゃんと(?)読んだのも中学生の国語の授業以来か。しかも、後段になればなるほど、覚えていない。

     けれども、あれから40余年が経ち、著者の最晩年に近い年代になってくると、鴨長明の述懐がなんともジワジワと心に沁みてくる。作者の年齢に近くなってこそ、分かるものの道理というものは、ある。

     福原遷都の頃を思い返し、こう記す著者;

    「人の心みな改まりて、たゞ馬鞍をのみ重くす。牛車を用する人なし。」

     上記は、これまで貴族の乗り物だった牛車ではなく、当時台頭しはじめていた武

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    2021年10月16日