佐藤岳詩のレビュー一覧

  • 「倫理の問題」とは何か~メタ倫理学から考える~

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    倫理学が何を問題としているか,メタ倫理学の視点から解説した入門書。倫理学初学者は本書で考え方に慣らすのも良いだろう。

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    2024年11月05日
  • こども倫理学 善悪について自分で考えられるようになる本

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    カンゼンのこどもシリーズ、なかなか頑張ってます。
    臓器提供、安楽死、無知の自覚、情報倫理などなど、かなり難しいテーマを分かりやすく、興味を持って考えられるようできています。
    それぞれの、是非では決めきれない多面性に向き合える本だと思います。
    小学生高学年から使えそうです。

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    2023年08月16日
  • 「倫理の問題」とは何か~メタ倫理学から考える~

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    ずっと積ん読だったけど、読み始めたらあっという間に読んでしまいました。面白かったです。「倫理とは何か?」「倫理の問題とは何か?」「良いとは何か?」など、個々の命題の前提そのものについての様々な考え方を代表的な学説と絡めて、やさしく丁寧に解説しています。補章の文献リストも充実しています。

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    2022年01月28日
  • 心とからだの倫理学 ──エンハンスメントから考える

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    美容整形のところをゼミで読んでみたけど、非常に練られていて応用倫理入門にとてもよい。おすすめ。

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    私のようなものにいただきましたー。めくった感じとてもよいので、後期の2回生ゼミはこれ読むことに即決。

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    2021年10月23日
  • 「倫理の問題」とは何か~メタ倫理学から考える~

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    同著者の「メタ倫理学入門」よりも分かりやすいと感じた。
    解説と兼ねて著者の意見がおり交ぜられているので、自分はどう考えるだろうか?と自省できる。
    何より補章の文献リストが大変ありがたい。複雑な議論が展開されている分野だが、入門書が乏しく何から読めば良いのかよく分からない状況だったので、大いに参考にしたい。

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    2021年05月03日
  • 「倫理の問題」とは何か~メタ倫理学から考える~

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    いまどきの主流の倫理学者たちが話題にしているネタをきっちりひろっていってオリジナルで優秀な「現代倫理学入門」という形になっている。ただ、規範的な話や具体的な話を直接に論じたりはしないという消極的なかたちで「メタ倫理学」になってるということだろう。

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    2021年04月05日
  • こども倫理学 善悪について自分で考えられるようになる本

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    倫理観がおかしい身近な人に、どう対応すればいいかのヒントとして読んだ。「無知のヴェール」、「機会の平等」など見落としていた考えもあり、参考になった。

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    2025年08月14日
  • こども倫理学 善悪について自分で考えられるようになる本

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    大人でも知らないような、倫理学の古典的なところから現代社会でよく話題にされる倫理学関連の話題まで幅広く抑えてあり非常に面白く読むことが出来た。特に現代社会でよく話題になる、環境倫理や職業倫理、機会平等と結果平等の話なんかは多方面から考えられるような作りになっていて良いと感じました。

    一つ気になったのは「自分がされて嫌なことは人にしない様にしよう」というところですかね。子供向けを考えると仕方ないですが、他と粒度を合わせるのであれば、ここはもうちょっと深堀しても良かったような気がします。人はそれぞれなので自分がそうして欲しいと思っていることを他人も本当に望んでいるかはわからないですからね。

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    2024年02月12日
  • 「倫理の問題」とは何か~メタ倫理学から考える~

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    「倫理とは世界とのかかわりあいのこと。それは世界の見方にもとづきあ、私たちの日常を支えている。そして倫理の問題とはそのかかわりあいの揺らぎや危機に際して、日常を回復するためには、あるいは新たなより良い日常を生み出すにはどうしたらいいかを問うもの。」

    これはちょっと感動した。
    どう行動したかではなくどう世界を見るかが倫理だと。トロッコ問題で2択のうちどちらかを選ぶことが倫理ではなく、それを必死で考えることがすでに倫理なのだ。

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    2023年08月13日
  • 心とからだの倫理学 ──エンハンスメントから考える

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    ゼミなどの文献として採用するにはもってこいの一冊である。美容整形、ドーピング、サイボーグ化、認知能力の向上、感情抑制、性別移行、遺伝子操作、の7つのテーマについて、応用倫理学の視点から肯定派、否定派それぞれから為される意見が列挙されている。また、これらの問題を当事者の視点、周囲の視点、社会の視点、の3つの視点からダイナミックに検討する必要性についても言及されており、それぞれのテーマについてどう考えるかを議論し合うことで、理解がより深まるだろう。

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    2022年02月06日
  • 「倫理の問題」とは何か~メタ倫理学から考える~

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    倫理の問題を扱っていたが、根本的には哲学的な話に通づるものなのかなと思った。
    倫理学には倫理学の専門用語があり、その学問内での共通言語や認識があるけれど哲学者の考えも多数引用されており、リンクしていて、結局はどの学問も切り離すことは基本的にはできない。そう思うと、すべての学問に通づる哲学を学ぶことはとても重要なこと。
    本書で出てきた内容で印象に残ったのが、倫理的な疑問に対して、識者同士の見解がぶつかり合っている原因に、相手の考えをはなから否定的に聞いてしまう態度を証言的不正義という言葉を用いて指摘されていた。
    これは、私の日常の周りでも多いと感じており、実を言うと私自身もやってしまっているなと

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    2021年10月27日
  • 心とからだの倫理学 ──エンハンスメントから考える

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    面白かった。
    エンハンスメントという言葉(ジャンル)があるのも知らなかったし、各トピックにそれぞれ問いを立てて是非を検討していく作業は新鮮だった。
    美容整形、ドーピング、遺伝子操作など、近未来・ディストピアフィクション作る上でも参考になりそうなテーマがずらり。

    どのトピックにおいても私はそこまで深く考えたことがなく「やりたいならやれば」「禁止されてるんだからやめとけば」程度の思考しか持っていなかったけど、個々人の選択が周囲・社会にまで影響を及ぼしうるということまで考えが至らなかった(周り全員整形したら私もしなあかんのかな的強迫観念など)

    性適合をめぐる社会のあり方についてはトランス女性への

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    2021年09月17日
  • こども倫理学 善悪について自分で考えられるようになる本

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    大人でも考えてしまう内容ばかりだった。
    子供には難しいかなw
    考えると言う意味では、とてもためになるけれど答えがないから途中で考えることをやめてしまう。
    答えがないから意味があるって言われればそこまでなんだけど、考えてることの方向性が合ってるかだけでもアドバイスが欲しい。

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    2023年10月22日