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整形で身体に手を入れてもよいのだろうか。能力や性格は薬によって変えてよいものか。変化によってあなたと社会はどうなるのか? 倫理学の観点から読者とともに考える。
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Posted by ブクログ
面白かった。
エンハンスメントという言葉(ジャンル)があるのも知らなかったし、各トピックにそれぞれ問いを立てて是非を検討していく作業は新鮮だった。
美容整形、ドーピング、遺伝子操作など、近未来・ディストピアフィクション作る上でも参考になりそうなテーマがずらり。
どのトピックにおいても私はそこまで深く考えたことがなく「やりたいならやれば」「禁止されてるんだからやめとけば」程度の思考しか持っていなかったけど、個々人の選択が周囲・社会にまで影響を及ぼしうるということまで考えが至らなかった(周り全員整形したら私もしなあかんのかな的強迫観念など)
性適合をめぐる社会のあり方についてはトランス女性への風当たりが強いこと、それはとりもなおさず強固なホモソーシャルの副産物であるということがはっきり書かれてあってよかった。
個々人の選択でもありながら社会の問題でもある。思考を止めない意志を持ちたい。
Posted by ブクログ
●科学技術で心や身体を作り変えることの是非を問うだけでなく、社会や他者との関係性から倫理を見つめ直す一冊。
●科学技術で心や身体を作り変えるようなことは、倫理的に許容されるのかを考える。→「個人の勝手でしょ」という態度でなくて、「本当にそうなのか」と疑う態度が大事だと思った。
●美容整形やドーピング、身体の機械化、さらには認知能力の向上や感情のコントロールに至るまで、科学技術によって人間の「心とからだ」を作り変えることは果たして許されるのか。本書は、現代の私たちが直面するさまざまなエンハンスト(能力増強)の課題について、感情論に走ることなく、歴史的な文脈や多角的な視点から冷静に精査していく。特に心に響いたのは、「個人の勝手でしょ」という態度で思考を停止させるのではなく、「本当にそうなのか」と疑う態度の重要性。例えば、美容整形は一見すると「自分の心地よさや自己満足」のためだと思われがちだが、その背景には「他者からの評価」や社会的な規範が深く結びついている。また、能力や見た目の向上が行き着いた先に、「しない自由」や多様な可能性が剥奪される社会になってしまっては本末転倒である。当事者、周囲、社会という三つの視点から、自分自身の欲望や常識を問い直す、と言えば少し難しく感じるかもしれないが、そこは「ちくまプリマー新書」。読みやすい文章で倫理的な判断について、自分で考えるための道しるべを示してくれる。
Posted by ブクログ
構成が絶妙でした。考えてもいいかな、と取組みやすいお題から始まり、順々に え、考えんとだめ?しんどそうなんだけど(涙目) まで跳び箱の段が一段ずつ乗せられていくような読書でした。
1 容姿を人為的に整えること(美容整形)
2 運動能力を増強すること(ドーピング)
3 身体を機械化すること(義肢から始まってサイボーグ化)
4 認知能力を人為的に向上させること(スマートドラッグ)
5 気分・感情・性格を変化させる(薬による感情制御)
6 性を一致させる
7 遺伝子を操作する
8 善人をつくりだす
自分、不器用なんで
4以降から考えたくなくなってました。トライはしたんです。しかし、どれもこれも重たいんだよー!ガルルルル!
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ビジネス・実用
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