木村泉のレビュー一覧
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# 時代を経ても変わらない、本質的なリーダーシップ論
## 面白かったところ
- よりによって、筆者がリーダーの役割に対してかなりネガティブだったことで親近感が湧いて読みやすかった
- 人間の成長に関する、現代にも通じる成長理論を30年以上も前に提唱していた事実に脱帽した
## 微妙だったと...続きを読むPosted by ブクログ -
問題を定義してから答えを見つけなくてはならない。ただ、問題が完全に定義しきれるわけではない。解いても問題は生まれる。
無意識に除外している事物を考慮しなくてはならない
本当に解きたい問題か?自分に起因した問題ではないか?解いてほしいと考えている人はいるのか?
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■印象に残った言葉
「もし人々の頭の中のライトがついているなら、ちょっと思い出させてやる方がごちゃごちゃいうより有効なのだ。」
有効であるかどうかは頭の中のライトのレベルを見極める精度が必要なので自身の頭に依拠するところがあるなあと思う…
■実体験と照らし合わせ
就職、転職、結婚、最終的になぜ生...続きを読むPosted by ブクログ -
「問題に対しどう向き合っていくべきか」という問題に向き合った本.
問題解決を生業とする研究者やコンサルタントだけでなく,学生や普通のサラリーマンにもおすすめできる.内容は平易だが,学びがあり,かつ,本質的だと思う.
問題は”現状と理想のギャップ”とはよく言ったが,本著では
現状=誰かの認識とすると...続きを読むPosted by ブクログ -
「問題の定義に正解はない」というのが心に残りました。頼まれた問題を解決しても、本当はそれが問題じゃなかったということがしばしばあります。だからその問題の解決を頼まれたときに、その問題の経緯を聞くことが大事だと思う(そして、それも本書に書かれてた)。Posted by ブクログ
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コンサルタントの仕事とは、「人々に、彼らの要請に基づいて影響を及ぼす術」
賢明なコンサルタントなら、依頼主の自尊心を認知するようなやり方で答えるでしょう。ただし、自分自身の自尊心を犠牲にすることはしないでしょう。そうでなければ、本物の、長続きする変化は生まれてきません。
マネージャーの文化の中では、...続きを読むPosted by ブクログ -
ワインバーグ氏による、技術リーダーシップとして知っておくべき知識や考え方が幅広く記載されています。本書(翻訳本)の初版は1991年ですが、今でも決して枯れることのない内容だと思います。
マインドセットから組織での動き方、変わり方に至るまで、リーダーに必要な要素は広く扱っており、この一冊を読むだけでも...続きを読むPosted by ブクログ -
ジェラルド・ワインバーグ(Gerald Marvin Weinberg)は、その洒脱な文体での著作の数々で、一部の人には非常に有名なシステムエンジニアで、心理学者だ。
「一部の人」とは、システムエンジニアのみならず、コンサルティングに関わる人、また、経営層に近い人のことで、個人的にも、IT系の管理...続きを読むPosted by ブクログ -
■感想
ここまでシンプルで、味のある本は読んだことがありません。1回目よりも2回目読んだとき、はっ、と思う瞬間があります。その気づきは快感のようなもので、この問題解決を主題にした本の醍醐味だと思います。私も、まだこの本をモノにする途上なので、なんとも言えませんが、数々の金言を仕事中や思考の過程で想起...続きを読むPosted by ブクログ -
・問題とは、望まれた事柄と認識された事柄の間の相違である
・新しい視点は必ず新しい不適合を作り出す
・これは誰の問題か?という問いに一人称単数で「それは私の問題だ」と自責で考えてみる
・運命とは自然の別名であって、何もやらないことに対する世界一ポピュラーな言い訳である
・相手への人間らしさと有能さへ...続きを読むPosted by ブクログ -
※再読
プロジェクトでなんか上手くいかないと感じるときは、①答えるべき問いがそもそも違う、②(問いに対する)メッセージが研ぎ澄まされていない、③メッセージの伝え方が良くない、の3点だと思います
この「ライト、ついてますか」は①の処方箋として、事あるごとに読み直しています
・正しい問題定義が得られた...続きを読むPosted by ブクログ -
●感想
問題設定の注意点が書かれている。
一方的に書かれているだけでなく、問いかけてきて、考えさせてくれる本。
定期的に見返したいと思わせてくれる。
●なぜ読んだか
・問題設定で気をつけることを学びたい
●学んだこと
・問題は誰にとってどんな問題なのか、設定することが大事
・他の人から問題が降っ...続きを読むPosted by ブクログ -
ワインバーグ氏がコンサルタントとして気をつけなければいけない法則がまとめられたもの。詳細はWikipediaにまとめがあるが、純粋にストーリーとして面白いので本書を読む価値は十分にある。自分が第三者レビュー組織を率いていて顧客に売り込みに行く際、あるいは現在社内コンサルとして仕事をこなしていく中で、...続きを読むPosted by ブクログ
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数多くの金言が散りばめられていて、コンサルタントに関わるあらゆる人におすすめしたい。
後半の内容はやや一般的で他の専門書に譲っている印象も受けますが、9章までの流れは感動的です。Posted by ブクログ -
ここのところ、自分の知識の見直しという気もあって、昔読んだワインバーグの本を読みなおしているのだが、今読んでも感心させられることに感心させられる。特にこの本は、自分の仕事のしかたにとても影響を与えていることに改めて気づいた。
人に何らかのアドバイスを与える仕事(ほとんどどんな仕事でもそうなのではない...続きを読むPosted by ブクログ -
技術者がキャリアアップしようとして陥りがちなジレンマ、誤りの処方箋。特に気に入ったのは、
自分の技術力に頼らない
命令する人、される人の二元論にならない
人から試される、値踏みされることに慣れる
自分の思考の流れを観察する、特に感情の理由になっている自己防衛ルールを知る
巻末の読書案内もなかなかマ...続きを読むPosted by ブクログ -
組織でソフト開発する時には避けて通れない、人間関係についてのお話てんこ盛り。リーダシップ、自分自身の変革、組織作りなど内容は盛りだくさんやけど、一番心に残ったのはコミュニケーションのギャップについて。
これまでの経験や、周りから受けた影響で知らず知らずのうちに自分の中にできあがる"当たり前"。お互...続きを読むPosted by ブクログ -
コンサルタントが相手を変えるためにどのようにすれば効果的か、が面白おかしく書かれている本。当方は大企業の横串機能の部署に所属しているが、社内コンサル的な立ち回りをすることが多く、本書に書かれている内容にとても共感ができた。
非合理の扱い方、なぜ問題が解決できないか、依頼主がどれだけ混乱にしてるか見分...続きを読むPosted by ブクログ -
こちらも約30年前に書かれた本。本当に人間は30年で進化してないと思う。。。(苦笑)
この本でおもしろかったのは2つ。
■リーダーシップのMOIモデル
M-Motivation
O-Organization
I-Idea
この3つは、リーダーシップを発揮する上でのモデルとなる。
■リー...続きを読むPosted by ブクログ -
コンサルに関わるものにとって示唆に富む名書です。再読する度、初読の時とは違った見方をしている自分を発見できます。読み手の成長とともに、いろいろな気づきを与えてくれるでしょう。「過去の栄光は未来の墓場である」今でも箴言と思っています。Posted by ブクログ