比護遥のレビュー一覧

  • チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史

    Posted by ブクログ

    坂崎かおるさんの作家の読書道で読みたくなった。名著。

    初読の印象だけど、読んでくと、多分これ造語もかなり作れたんじゃないかな、という気分になってくる。ちょっと実際のタイプライターを探して使ってみたいかもしれない。ケンリュウの趣味が古いタイプライターのコレクションらしいけど、彼なら前衛的な造語いっぱいの作品を作れるかもしれない。

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    2025年09月27日
  • チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史

    Posted by ブクログ

    とっても真面目な技術の発展史。
    興味のあるところだけ拾い読みしました。
    それでもじゅうぶん楽しかったけど。

    一文字ずつ印字するタイプライターは
    表意文字である漢字には対応できない。
    それを可能にするべく考えだした
    先駆者たちの発想と技術がすごい!
    やがてパソコンへと応用され
    こうして漢字文化圏の人間も
    気軽に機械で文字を打てるのね(^_^)
    ありがたや。

    実物写真も掲載されていますが
    でっかい円盤みたいなやつ
    (回転させて任意の文字を印字する)
    偏と旁を別々に印字するやつなど。
    うまく言えないけど…
    ドット絵みたいにして打つのもあったわ。

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    2023年04月20日
  • チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史

    Posted by ブクログ

     日本語は、ひらがな+カタカナ+漢字の表音文字と表意文字の組み合わせだ。
     読み慣れていないせいだが、英語の文章のアルファベットが並んでいるのを見ていると、ぱっと見で文全体の意味を把握できない。
     日本語だと、漢字をつまみ取れば、ひと目で何となく文意を探ることができる。
     アルファベットを採用している英語の方が簡単だから、世界共通語足りえるのは当然なのだが。

     さて、本書は表意文字しか持たない中国語のタイプライター開発史である。
     タイプライターはキーボードに記されたアルファベットをクリックすると、そのアルファベットが紙に印字される。
     ところが、中国語の漢字の総数は膨大すぎて、中国語タイプ

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    2021年08月09日