トッド・ナウクのレビュー一覧
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マーク・グッゲンハイム / ゼブ・ウェルズ / マット・フラクション / ジョン・ロミータJr. / バリー・キットソン / ファブリツィオ・フィオレンティーノ / パトリック・オリフェ / マルコス・マーティン / トッド・ナウク / アンディ・マクドナルド / 光岡三ツ子4.0 (2)
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Posted by ブクログ
スリラー小説を得意とする作家が書いたともあって、犯人が誰かわからないまま殺人事件が進んでいく、というなかなか他のコミックスでは見られない展開でとても新鮮。デッドプールじゃなければ本当にスリラー作品になったかもしれないが、そこはデッドプール。コミカルさを楽しみながら安心して読むことができた。一つの場所にとどまって事件が起きていくわけじゃなかったのが残念だが、そうするとマーベルヒーローらしさの方が出ずに難しかったのかもしれない。できれば、また別の形で読みたい題材だと思えた。
事件に関与するキャラクターは、人気的な意味でノリにノっているキャラクターを集めている雰囲気なので統一感がなく、そこがまた面白 -
マーク・グッゲンハイム / ゼブ・ウェルズ / マット・フラクション / ジョン・ロミータJr. / バリー・キットソン / ファブリツィオ・フィオレンティーノ / パトリック・オリフェ / マルコス・マーティン / トッド・ナウク / アンディ・マクドナルド / 光岡三ツ子4.0 (2)
Posted by ブクログ
「投票日」の名をタイトルに冠し、「ブランニュー・デイ」以来のストーリー展開の世界観になっていたNY市長選挙が終わりを告げるとともに、様々な謎の結末が描かれる完結編。
解明される謎自体はあまり衝撃度が高くなく、わかってしまえば納得しやすい順当さがある。NY市全体を巻き込んでいる割に事態が狭い範囲で進行してしまう上、結末がいやにあっさりしているのが残念。
しかし、本作の優れているところはその狭い範囲で進行する状況を活かした心理描写だと思える。今回の事件にかかわるピーターの周囲の人々のもそうだが、特に今巻はピーター本人のスパイダーマンとしての活動に対する問い直しが様々な巻で面白みがって良い。
選